#785 日本専用サス、一部のATにターボ、ミニ・クロスオーバーの意外な事実。

 で、輸入車試乗会の話へ戻りましょうかね。今回、最初に乗ったのはミニの、クロスオーバーの、クーパーの、ALL4でした。あれです、後からクーパーにも追加された4WDモデルです。そう、クーパーSではなくて、クーパーの4WDってモデルですな。
 そもそも、ミニ・クロスオーバーについては、#258でも書きましたが、……、って昔の記事を検索してびっくりしましたが、>借り出して乗ったのは2年以上前だったのですな……、って話はさておき、えっと、あの時は、あと少しがありつつも、ミニらしさがあっていいなぁと感じました。で、今回の試乗したところ、バランスがとてもよくなっておりさらに好印象となりまいsた。まぁ、新型モデルってのはまとまるまでにはやはり年月は必要だなやと思いつつ、クルマから下りてタイヤサイズを確認してみれば18インチ、そして、採用パーツ一覧を見てみればスポーツサスとの文字が……。な、なんと。え、は、そうですか、ここまでまとめてきましたかと、驚きました。それは熟成というサイクルを超えた、飛び道具的なモノを見せつけられたかのよう。といってもですね、このクルマ、あのミニ独特のサスストローク感をベースにしながら衝撃を1発で押さえ込み何事もなかったかのように走り去っていく、ってなフィーリングにあふれていたので、てっきり、タイヤもノーマルで、サスもノーマルかと思っていました。突き上げやドタバタ感がなかったし。これなら18インチを選んでもいいと思いました。ただし、スポーツサスとの組み合わせが前提となりますが。
 で、もうひとつ、驚きはエンジン。パンチはないなと思いつつ、そこに不足がないという不思議なバランスに、まぁ、クーパー(NA)だからなとは思っていたんですが、なんとターボでした。知らなかったんですが(多くの人は知らないと思う)、クロスオーバーとペースマンの、クーパーの、ALL4の、ATのみ、ターボだそうです。つまり、クーパーであってもMTだとNA、FFだとNAになると。たしかに諸元表を見てみれば、最高出力は90kWとATとMTで変わっていないものの、最大トルクは160→190Nmとなり、発生回転数は1350-4600rpmとフラットになってました。もちろん、4WD化による重量増分をターボでフォローするという意味合いがそこにあるのは分かりますが、分かりますけどね、それにしてもね、変えてきましたか、といった感があります。ちなみに、ATとMTの価格差はほかと同じく13万円のままで。これもまたイマドキの流れからなのでしょうか。ほら、エンジンやらスペックやら細かいことはあまり気にされることがない→ブランドとしても表には出さないという昨今のスタンスの表れなのか。でもね、BMWがそれはないでしょ、と思うのですが。ま、いずれにしても、ターボが付いているってことで、バーゲンセールになっています、ミニの、クロスオーバーの、クーパーの、ALL4の、ATは。
 そうそう、これも後で聞いて知ったのですが、日本仕様は全高を1550mmに抑えるために専用サスペンションを採用しているそうで。スポーツサスじゃない、専用ローダウン仕様。そんなところにも、メルセデスベンツとのスタンスの差があります。
 で、なに? え?、BMWのFFモデルがジュネーブにてデビュー? しかも、早々に日本上陸を果たすようで……。最近のBMWってウィークポイントがありませぬ。いやはや、いやはや。

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