#761 20年前の自作曲に聴き入るのは将来への不安があるかららしい、って話。

 音楽ネタです。SY99に浸っていた頃の話、DTMが流行ってい頃の話。どこかでも書きましたが、当時は、皆であれこれ作って、皆で持ち寄って、カセットやらCDやらと、カタチにしていました。で、最近、実家からそんなカセットテープ版が出てきまして、聴き直してみたんですが、まぁ、これがなんとも、こっぱずかしい。カセットテープにまとめた当時はまだDTMの初期であり、音源のチープさも手伝って、いや、なんだべ、これといった感じ。でも、ないなりに工夫していました、皆。そういった観点から聴きますとね、おもしろい。実におもしろい。いや、若いなって意味合いも含めて、おもしろい。で、この音源を当時をよく知っている親友に送ったところ、涙が出そうと言ってましたから、ま、それなりの想いがあったんでしょうな、それぞれに。
 そんな自作曲はもはやデータとしては残っておらず、また、残っていたとしてもSY99以外の音源は手元にありませんから再生はできません。ただ、一部が音源として手元に残っており、たまに、そんな過去に聴き入っていることがあるんですが、まぁ、単純にあの頃は良かったね、愉しかったね的なことに浸っているかのかなと思うこともあります。20年前の作品ね、20年前。もちろん、誰かのために作ったとか、想いを込めたとか、そんなこっぱずかしい曲作りはしたことはなく、それぞれに思いつきと遊び感覚で作ってた記憶があります。だから、愉しかったやねが湧き出すんだと思います。
 ただ、心理学的にですね、この過去に固執するというか執着するというか、振り返って良かったなに浸るのは、将来に不安に対しての逃げやら、今への不満からでもあるようで。そう言われると、そうなのかなと思うところもあります。そうなんでしょうかね、やっぱり。

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