#747 捨てられるフロッピーディスクに感じた、過去45年間とこれから。

 先日、実家で、これ捨てていいかい? と訊かれました。5インチのフロッピーディスクですな。しかも、2Dとなもし。そこに記憶されたデータの多くは、そのまま引っ張り出せるのかもしれませんが、残念ながらそれができるマシンが動きません。というか、動作するか以前の前に、マシンはあるんですが、ディスプレイがありません。そして、動いたところで一体どうするんだって感じだったりもします。
 こうして時代は過ぎ去っていくんですな。なんてことをふっと思ったのは、今日、原稿を書いていて、45歳の筆者はそう感じた”なんてフレーズを用いたからでした。いや、分かっていましたが、まじまじと45歳という年齢を文字にすると、いやー、おっさんだなって思います。ほんとおっさん。ただのおっさん。それと同時に、何をしてきたんだろうと振り返ったりしながら、あれもできたかもしれない、それもできたかもしれない、でも、できなかったよね、きっと、なんて結論にたどり着きます。いや、いつものことなんですが。
 そういえば、先日、知り合ってからは10年ほどか、50歳を前にした八ヶ岳在住な方と話をしていて、あまりのアクティブさに感心しました。その方、最近ですね、何も分からないのに突然におばさんだらけのヨガクラスに参加し、30歳代ばかりのフットサルのチームに入り、果ては、小学生がいるようなレスリング教室へと飛び込んで、今ではアマチュアの大会に参加している、んだそうで。そのバイタリティたるやスゴイと思うのですが、曰く、チャンレジすることで、次へつながるもんだと言うのです。まぁ、そのとおりなんですが、あまりの無鉄砲ぶりに、さすがに、そこまではできないと思ってしまうわけで。って、ここで差が生まれてしまっているんですな。ですから、そうできることが憧れだったりもしますし、だからこそ、尊敬してしまったわけですが。
 って、フロッピーディスクの話から飛びましたな。えっとですね、フロッピーは捨てても、チャンレジするスタンスだけは捨てちゃならんね、と思った次第で。いや、レスリングは始めませんけどね。

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