#746 走らせたくなる、一緒にいたくなる、ビートル・カブリオレ。

 ビートルのカブリオレなんですが、ノーマルモデルがあれだけ良かったし、何より、リアサスがマルチリンク化(今は全グレードにて)されているがゆえに、悪いわけないだろうと思っていたら、想像以上によかった。ひとことで言えば、もう、うっとりといった感じでした。トルク感とはなんぞやを熟したエンジンフィーリングは絶品の域に達しており、1.2L+過給器の中ではベストと思えるほどで、パワーにパンチがないと思いきやそんなことなく。で、しなやかさを増したシャシーは路面を捉えて放さないフィーリングにあふれ、カブリオレ化によって増えた重量分を上手くしなやかさへと転化して、うっとりと走らせます。そう、うっとり。
 もちろん、プラットフォームが異なることから、最新世代となるゴルフ7には届いていない、でも、先代よりも確実にイマドキになった、そんなフィーリングですな。そこにはビートル流の緩さがありますが、もはや、それを作り上げるために、確信的に古いハードウェアを用いたかのよう。って、たぶん、分かってやっていますな、あれ。というわけで、自分の場合は、ゴルフ7を買うならば、最新型のTheビートル、許されるのならば、カブリオレを選びます。
 ということで、今朝は牛乳を買いに行っただけなのに、気が付いたら10分後には、右のような風景の中にいました。走りたくなる、走らせたくなる、走って行きたくなる、そんなクルマとしての基本的な魅力を備えたモデルです。ちなみに、朝からオープンで走ったので、帰宅してから風呂へもう一度入ったのはいうまでもありません。牛乳を買いに行っただけなのに……。
 そうそう、グレードは、限定車の50's。17インチホイールのデザイン、かなり好みです。ってか、このスタイリング、天晴れですな。あ、60'sと70'sは完売だそうです。ま、50台ずつだから、当たり前といえば、当たり前ですけども。

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