#737 最高傑作といわんばかりの、馬のイラストの年賀状の話。

 大阪より傑作な年賀状が届きました。右の写真がそれですが、あまりの傑作ぶりにフォトフレームに入れて飾ってしまったほど。馬です、馬。これを見て、牛だと言った知人もいましたが、馬です、あきらかに、馬。実に上手い。ほんとに上手い。ひたすらに上手い。いやはやいやはや。
 何がいい、なんてのを言葉で説明するのが、おこがましいほどに、素晴らしいのですが、ちょっと文字を使って、その良さを表現してみましょうかね。まさに、ヘタウマならぬ、下手馬なのですが、いや、下手を上手に描くという意味のヘタウマ。適度な太さのラインが、適度な加減に緩く引かれ、適度な崩しをもって、馬を書き上げています。個人的にいちばん気に入っているポイントは、たてがみ。耳の間に三つの山を描いているだけなのに、そこから後ろにたなびいているたてがみが見えてくるから不思議です。そう、顔だけってのも、とってもいい。あとは、鼻の穴でしょうな。特に向かって右側がとってもいい。完全な円にすることなく、書き始めは丸にしようとしながら、最後の最後でさっと直線になる、このいい加減(良い加減ね)がとってもいいのです。始点と終点が一致していない、微妙なズレも、これまた最高。このセンス、とってもいいと思います。いやはやいやはや。
 そう、センスに尽きます。センスがいい。って、この人、そもそもセンスにあふれているんですが、こうして眺めているとつくづくセンスある人だなと思います。若草色というこの紙の選択もとってもいいと思います。名前やらは、画像をいじって消しましたが、名前の置き方やら、レイアウトのセンスまで含めて、とっても好感触。美的センスのない者にとっては、こうしたセンスってのは、ほんと、うらやましい限りなのです。ひたすらに。
 あ、本人より訂正。印刷ミスで、かのえうまとなっていますが、正しくは、きのえうま、とのことです。

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