#642 走ってみたらば、あの頃のことをあれこれと思い出した、って話。

 今日は秦野の知人宅を訪れたんですが、高尾からですと直線距離は約30kmとそれほどないものの大山を迂回しなければならないために20kmほど多めに走らねばなりません。往路はそんな大回りをして行ったのですが、帰りはもちろん、迂回することなく山道を走ってきました。といっても、地図上では直線に見えても、実際に走ったら、大回りしたルートとほとんど同じ距離だったし、時間も変わらず。でも、何をやっているんだなんてことは思いませんでした。
 というのも、このルート、昔、よく走った道で、ほとんどのコーナーを覚えているほどに馴染みあるところ。道幅はところによってはすれ違いが不可能というか、1台分の幅しかないところもあり、もちろん、夜ですから、真っ暗。でも、愉しい。振り返ってみれば、冬、平地で雨が降ると、山ではたいがい雪が積もるものですから、それを狙って走りに行ったりもしていましたっけね。
 しかし、今宵走ってみれば、少しではありますが、あれこれと変わっていました。あの頃に入れた林道の入り口には通行止めゲートがかけられ、ぼけっとしていられるスポットもなくなり。あと、当時とは違うところといえば、クルマの性能も。アジリティに優れた乗り味と、安定性にあふれるリアサスペンション。あとは、扱いやすいターボエンジンも。って、今回はポロのコンフォートライン。ここを良く走っていた頃に乗っていたのはファミリアターボで、あの頃とコーナリングスピードは変わっていない気がします。それほどに、今のクルマは良くなっているってことですな。なんて考えつつ、さらに振り返ってみると、ランエボやインプレッサの頃には、足が遠のいていたような気がします。いや、その後、ランクル70やエスクード幌でも来た覚えがある。ひとつひとつのコーナー抜けるごとに、そうした情景を思い出していきました。
 そうそう、鹿との遭遇は、今回は2度ほど。これも、いつものことなんです。驚くことではありませぬ。

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