#622 ラフであることが愉しさにつながっている、とあるクルマの話。

 あのですね、とあるクルマを借りてきたんですが、これがとてもいい。というか、とても愉しい。試乗会の時にすでにそれを強く感じていましたが、ちょっと乗ってみたらば、かなり愉しい。クルマとしての仕上がりはどうなのさ、と思えるところはたくさんあるのですが、クルマってのは、こうあるべきだよな、とか、こうだったよな、だらけでして、都心を少々走っただけで感服といった感があります。
 たとえば……。エンジンは、2気筒であることをアピールするがごとくそのバイブレーションを途絶えさせることなく、パワーフィールではターボであることを主張したいかのように山を作り、いと、もう、味だらけ。そう、味。これをどう評価するかは、まさに観点次第ですが、愉しさに通じていることだけは確かです。一方では、トランスミッションのオートモードが劇的に進化していましたし、乗り味の質感もあるなど、味とは違った、美点も数多く。
 さて、なんでしょうかね、このクルマ。って、ヒントだらけなんですが……。ま、旅から帰ってきたら、明かしましょう。また、旅立つのか? って。そうなんです。目的地は……、これまた伏せておきましょうかね。とか、書いていたら、泊まりたかった、でも空きがなかった宿に、空きが出たりして。奇遇なのか、偶然なのか、何かあるのか。さてはて。

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