#535 クラブレガシィに書いたあれこれは、やっぱり愛があるからって話。

 引っ越しでバタバタしており、そればかりに気を取られておりましたが、ふっと思い起こせば、引っ越し直前は仕事でバタバタしておりました。特にクラブレガシィとジムニーカスタムブックは、締め切りがほぼ同時で、少なくない文字量ゆえに、まさにバタバタでした。といいつつ、振り返ってみると、想定していたよりは企画数やら文字数は少なかったかな、と。もっとドタバタになると構えていたもので。とか言えるのも、終わってしまったからであって、云々。
 さて、クラブレガシィは、年次改良を受けたE型のあれこれがメインでした。本文でも書いていますが、個人的には2.0GT DITのバランスぶりがとても印象に残るものでしたが、2.5i Bスポーツの17インチもなかなか上手くまとめてあって好印象だったりして、ふーむ、をあれこれ感じました。ってな内容は本をご覧あれ。
 で、ここでフォローというか、書いておかねばならないのはアウトバックSパッケージの件でしょうかね。試乗した車両は、今回、何も変更がなかったことから、D型デビュー時に導入された車両のそのままでしたが、これがいい具合にも、悪い具合にもやれてた。いい具合だったのはビルシュタイン、悪い具合だったのは、ハンドリングに関わるあれこれ。クラブレガシィでは、その悪い点について少々触れましたが、これについて、もう少し詳しく触れておきましょう。わかりやすく言いますと、ヨー→ロールへの移行時に、ステアリングに曖昧さがありました。それは、グリップの強いタイヤと、アウトバックライクなオンセンターの緩さがミスマッチを起こしているかのようで、この辺りのバランスは、2.5iBスポーツ、2.0GT DITでは、それぞれなりに、とても美しく仕立てていましたから、おや? を感じ、それを書きました。
 やっぱりですね、アウトバックは緩くていいような気がします。しかし、それは曖昧さではなく、緩さ。スポーティさとは、何も機敏だけを必要とはしません。たとえ、緩さがあっても、そこに正確さを与えることで仕立てられるものであり、そのために、ビルシュタインダンパーとの組み合わせは必要であることを感じています。
 ということから、少々、誌面上では厳しい表現になっていますが、レガシィについてはついつい厳しくなってしまう。それは、愛があるからなんですが。ヨシダの性格をご存じの方は、よく分かっているとは思いますが……
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