#493 1年経たずしてリファインされていた、フォルクスワーゲンup!。
さて、そのup!、日本上陸から1年経たずして、乗り味を大きく変えており、質感が大幅にアップしてました。いや、シャレじゃなくって、ほんとに。ゴルフ6ライクな、しなやかさあふれるシャシーを手に入れておりまして、アンジュレーションの緩やかな路面では、タイヤが路面を捉えて放さないというあのしなやかさにあふれており、まさにうっとりといった感があります。つまり快適さが強められておりました。もちろん、この変更といいますか、変化は公には語られていませんが、非公開にも語られていないという、まさに毎度のことだったりもしますが。ただし、借り出したハイアップに標準採用されていた185/55R15タイヤは、路面が荒れたところでは突然にドタバタ感が顔出し、どうしてしまったのだい? と問いたくなるシーンもありましたが。この点は、ムーブアップ(165/70R14)ですと、また違った乗り味になっていると推測されますな。
いうまでもなく高速道路でのスタビリティはハイレベルで、VW流の真っ直ぐ走るを表現していますし、コーナリングにおける安定感は高く、ベースポテンシャルの高さに酔いしれることができます。ただし、質感という面では、ゴルフ(6)レベルに届いているかといえばノーですし、ポロレベルに匹敵するかといえば、やはり違う。そこにはクラス差が確実に存在しています。って、まぁ、当たり前のことではありますが。
ただ、lupo時代と変わらないのは、小さいから安いという図式が成り立っていないこと。逆にいえば、割高感があるのに、あと少し感もある、と。そこを愉しめることが、up!ライフには大切かなと、感じました。