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#1580 スノードライブに愉しさと安心感があった、三菱のエクリプスクロス。

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 東京に雪降らずとも、なんだかんだで雪の上を走っていたりします、ここのところ。というわけで、その雪上ドライブの第1弾として、三菱のエクリプスクロスの話を。この試乗会、エンバーゴやらがあれこれあて、どこまで話していいのやら分からなくなりつつありますが、エクリプスクロスについてだけは語っていいはずですので、語ります。このモデル、3月デビューが予告されている新型モデルで、詳細については、ほかで書かれているでしょうから、ここでは雪上インプレッションについて。   キーとなるS-AWCの制御はさらに先をいった感がありまして、とにかくいい。何がいちばん印象に残っているかって、周回を繰り返していくうちに、このコーナーでこんな感じで走り抜けられるというイメージが作られた後、コーナーへ入ると、そのイメージどおりに走っていく。コーナーのRから路面μまですでに知ってる? といわんばかりでして、少々オドロキ。って、これ、制御によってコテコテに規制された走りではなく、クルマのほうが、あ、そういう走りがしたいんですね、を読み取ってくれて、ではこういうふうに仕立てておきましたので、どうぞ走ってみてください、といった感じ。なんていうんでしょうかね、なんでもかんでも自動的に整えるのではなく、ドライバーの意思をくみ取って、それに応じたパフォーマンスを提供してくれるとでもいいましょうか、そんな感じ。つまりですね、半ば、AI的。昨今言われている自動運転で語られるようなレベルにはない、自己判断。もう少しいいますとね、こういった仕立てができないと、いくら状況判断だけを覚え込ませようと、自動運転は実現しないな、なんてことまで感じました。いや、エクリプスクロスは自動運転できるってんじゃなくって。   ですので、逆に先のコーナーにしても、判断を誤って進入すると、そのままの仕立てを提供してくれます。ただですね、ま、よほどのオーバースピードやらをしなければという前提付きではありますが、そこで修正に入ろうとすると、それすら読み取って、適切な駆動配分を行ってくれるため、安心感もとても高い。というわけで、結論、雪道でエクリプスクロスに後ろに着かれましたら、素直に道を譲ります。いや、今まで譲らなかったってわけではありませんので。  というわけで、いいんじゃないでしょうか、エクリプスクロス。売れるでしょうか、それについては、

#1579 おもしろさとたのしさを詰め込んでいた、ルノートゥインゴGT。

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 本日、ラインナップに追加されたルノー・トゥインゴGTの試乗会が昨日ありましたので、その話を。あのですね、最新型トゥインゴについては #1418 、 #1455 、 #1517 にて語り、愉しさという面で、とても魅力があるモデルであることを記しました。で、そのラインナップに、ルノースポールがチューニングを行ったGTが加わりました。これですね、いい。とっても、いい。すごく、いい。欲しいぐらいに、いい。というぐらいに、とても良い。先に語りましたように、懐の深いシャシーフィールに感激したところに、そこにルノースポールならではの懐の深さをさらに加えていまして、って、意味不明な表現ですが、剛性感とはことなるしなやかさたる質感を与えていまして、まさに、シャシーに速さがあり、快適性を全くといいたくなるほどに見失っていない。高められたパワーも不足ないトルク感はもちろん、レスポンスも同様で、さらにパンチを加えているもんだから、愉しさがあふれ出すといった感があります。  ハンドリングもRRらしい、ナチュラル感にあふれたもので、リアのグリップを感じながらコーナリングは愉しい、愉しい、愉しい。まぁ、パワステにおけるチューニングにおいてはAセグ感たる曖昧さがありますが、バランスとして違和感を与えておらず、これがいい。ハンドリングに多少の曖昧さがあろうとも、タイヤからのインフォメーションがあるがゆえに、そのあたりをマイナスに感じないとでもいいましょうか、そんな感じ。そうなんですね、スパルタンだけを目指したのではなく、運転の愉しさを引き出すという仕立てがされていて、とにもかくにも好印象なのです。で、訊けば、バネレートは4割アップされていたとか、そういうチューニングの値が出てくるわけですが、その乗り味からはそういったスペック臭をまったく感じさせません。このあたりですね、端的な表現をすると、スイフトスポーツにない部分とも言えましょうか。スペックは優れているんだけど、フィーリングが作り込めていないって、あれですな。  ま、こうなってくると、レギュラーモデルを買うよりも、このGTを買ったほうがいいと思えてくるのですが、あらためて価格を確認してみると、装備が異なるとはいえ、NAエンジンとなるZEN MTならば171万円。GTのMTは229万円ですから、その差は58万円。ルノースポールチューンの価値

#1578 携帯電話、auからソフトバンクへと、久しぶりに戻った、ってな話。

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 早いもんです、iPhone6Sを手に入れてから2年が経過していました。auショップのカウンターに座って契約したの、あれ、2年前のことなんですな。そうなんです、つまりは、契約2年縛りが解けたってこと。そして、それは毎月の割引が消滅することを意味していますから、早急にauから脱出する必要がありました。これまで同様に一括0円を最低条件にしてMNP先を探しましたが、昨今の厳しくなった現状からは現実的ではなく再びMVNOへ移る準備などしていたのですが、……中略……、ソフトバンクへと引っ越ししました。au時代よりは支出は若干多くなってしまいますが、最新型iPhoneを手に入れるためには致し方ないと諦めて。で、新しいiPhoneを2台、手に入れました。いや、契約してきました、ですな。  ちなみに、最新iPhoneというと、iPhoneXをついつい掲げてしまいますが、よくよく考えてみると、最新型iPhoneたる基準は、価格を含めてiPhone8のラインにあります。今回は、そのiPhone8ながら結果一括0円には届きませんでしたが、実のところ、支払い額そのものよりも、売り場の人とのやりとりに愉しさがあったりして、今回はそんなところに満足感を覚えて、契約しました。なんつーんですかね、価格交渉にしてもがんばってくれている感といいましょうか、対応の良さを含めて。そもそも、端末を売りさばいて云々といった目的ではなく、2年間完走のための契約ですから、なおさらに、ね。   ということで、ソフトバンクになりました。ふと気付けば、iPhone4以来です、ソフトバンクとの契約は。なんてことを思い起こしつつ、ふり返ってみるとiPhone3G導入の頃は、販売方法から料金プランまで、混沌としていましたっけね。PC同様のインターネットへのアクセスを行うことができるiPhoneに対してデータ通信費用をどう設定するか、定額にしたって4400円でしたっけか? 、さらには通話料金だって、通話時間を定められたプランではなく、完全なる従量制を強いられて、え、そんなに払うの? なんてことを感じつつ、iPhone専用キャリアメールが別途用意されていることに驚きを覚えつつ、なんかね、孫社長もあの頃に勢いといいましょうか、やりましょう! テイストがすごくあって、ユーザー側も愉しさがありました。さらに思い起こせば、八ヶ岳の別

#1577 大人買いならぬ、大人食いが止まらない、キャラメルコーンとビスコの話。

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 実はひそかに計画していました、今週、能登行きを。かなり強い寒気が入ってくると言ってましたから。しかし、週末まで仕事が入ってしまい、あえなく断念。って、お仕事をいただけたのですから、断念なんて表現はよろしくないですね。というわけで、仕事となりました。とはいっても、今日はオフとなり、携帯電話の2年縛りが解けたこともあって、一括0円を探しながら、家のことをしておりました。って、ここまでの話はどうでもいい。大人買いならぬ、大人食いの話を。  幼少の頃の憧れを、大人になってから実現する、大人買いってのがありますが、最近では、大人買いを越して大人食いが目立っています、自分。具体的には、写真の2商品で、キャラメルコーンとビスコ。幼少の頃の憧れの順序としては上にはない商品だったのですが、今、まさにマイブームと言わんばかりの旬(!)を迎えています。ま、いずれも近所のスーパーで79円(税別)で販売しているが、諸悪の根源(!)なのですが、って、そうか、自分で諸悪って捉えているんですな。で、話を戻して。特にキャラメルコーンについては重症でして、封を開けると一気に食してしまう。ま、あの軽さゆえってのもあるんですが、どうも、いかん。ビスコについて、多少の重たさもありますし、小分けパックになっていることもあって、そこまでの一気食いにはならず。  いずれにしても、近所のスーパーに抗議したいぐらいです。安売り止めてくれと。そう、ここまでの割安感がなければ、購入しないんですけどね。ちなみに、大人買い&大人食いの憧れは、乳酸菌飲料でした。ただ、これ、ヤクルトでもなければ、マミーでもない。以前の横浜駅西口、えっと、もっと詳細に語りますとね、駅改札から西口へ出る階段を上りきったところにあったミルクスタンドで売っていた瓶入りの乳酸菌風飲料。ヤクルトではなく、マミーに似た味わいの商品だったのですが、これがね、とっても好きで、いつの日か、大ジョッキでゴクゴク飲んでみたいと常々思っていました。ただ、なんて商品名だったか、いまだに思い出せないのですが。

#1576 いいタイミングで、いいところをついてきた、スズキ・クロスビー。

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 スズキ・クロスビーの話を。開発の方から言われて気付いたんですけど、クロスビーって、クロスとビーを単語と捉えて、それをひっくり返すと、ビークロスになるんですな。そうです、いすゞ・ビークロス。クロス・ビーって、響き、どこかで聞いたことあるなぁと思ったら、ビークロスだったんですね。ちょっとびっくり。というわけで、スズキ・クロスビーの話です。周囲に、その存在から商品性、はてはネーミングまで、嫌いという人は見当たらないモデルであり、モーターショーで発表されることが記された事前資料を目にした時から、とってもいいタイミングで、分かりやすいモデルをリリースするなぁと感心しきりでした。ま、その理由は実にシンプル。ハスラーで描ききれなかったボリューム感を登録車とすることで実現できていること、今流行りのクロスオーバーモデルであること、あとは、昨今のスズキ・Aセグメントモデルの優秀ぶりから想像される走行性能など、ま、悪いわけはないでしょという想いが前提にありました。   さて、実際はどうかといえば……。あのですね、まずリアシートに座ったんですが、背もたれ上部かつドア側に配されたシートスライド&リクライニングレバーが、肩甲骨の端っこに当たる。ってか、痛い。これはないでしょ、と思って、同業者に聞いたら、当たりませんよ、だって。どうやら身長がある人だけが気付くことのようで、小柄な人には関係ない話のようです。あ、身長ではなく、座高ともいうか。で、リアシートついでに、そこから語りはじめますとね、リアシートに言える乗り味は、やっぱり、車軸上に乗っている感が強くてですね、ハーシュネスが割とダイレクトに伝わってくる。バネ下、つまりタイヤサイズが起因したバタバタ感は薄いんですが、もう少し快適性を感じ取れる味付けだといいのにな、と思うところ、少々。ま、Aセグメントモデルですからと考えると、不満には届いていませんが。   期待の1.0Lターボ+6ATユニットは、低回転域でのトルクを確保しつつ、フラットな出力を表現しているあたりはとっても好印象。レスポンスについても不足なし。で、なにが印象に残ったって、やっぱりATでしょうな。エンジンサウンドや振動と、加速感が連動している感、つまり、従来のクルマらしさという面を含めて、やっぱりCVTよりもATだよな、を強く感じさせてくれます。ただですね、やっぱりですね、ハン

#1575 そこそこの性能だけども、安いがゆえに大満足な、アクションカメラの話。

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 さて、今回の能登行きで、なかなか使えるデバイスであることが判明した、アクションカメラの話です。ま、あれです、簡単に表現すれば、持ち運びをイージーにした録画機。コンパクトゆえにあちこちに取り付けられることをアドバンテージとしており、さまざまなスポーツアクティビティやらで使えるデバイスですな。ただ、こやつ、衝撃によるデータロックや、重ね録りといったドライブレコーダー機能も備えていまして、個人的にはそれと、オフロード走行での記録を期待して購入しました。ところがですね、実際に使ってみたら、ドライブレコーダーとして使えるし、さらには思ってもみなかった愉しさがありました。たとえば、皆でドライブに出掛けた後にワイワイと観る、旅の記録といった、そんな愉しみ方が。あ、基本的にこれ、GoProを模した商品であり、ケースやら含めて互換性をデザインしてあるため、その愉しさから使える感までGoProそのもの。そのものなんですが、GoProの1/10ともいえる価格で手に入ることがポイントです。しかも、ただ撮影できるだけではなく、WiFi機能によるスマートフォンでの操作や4K撮影まで可能という性能を有している上に、防水ケースから自転車用アダプターやら、豊富どころか、これ、全部つかわんぞといわんばかりのオプション込みですから、ちょっと驚きです。  となると、肝心の映像は期待できない、使い勝手が相当に悪い、なんてことを思われるかもしれませんが、これが、悪くない。アップした動画(フルHD、音声なし)は、ジムニーにて、年始の能登で撮影したものですが、意外なまでの露出補正と意外なまでのブレ補正が、この価格のおもちゃとしては、想定以上レベル、か、と。ま、UIに関しては、スマホを介そうとも、使い辛さはあるし、和訳におかしなところがあります。映像も、フルHDとて、昨今のスマホのカメラ機能には届いていません。しかしですね、4000円台という価格から、全てを許せてしまう。いや、逆に4000円台で4Kで撮影できるし、さらにはドライブレコーダー機能まで有していることを考慮すると、こんなに遊べるおもちゃはありません。この手のデバイスが、その手の価格で買えるとは、なんとも凄い時代になったもんだなとつくづく感じたりもしました。  ただ、このアクションカメラ、困ったことがひとつ、ふたつありました。動画撮影ゆえ

#1574 ドライバーの力量が安定感に左右する、ちょっと前のスタッドレスタイヤの話。

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 能登からひたすらに下道を走り、アルプスを越えて、というよりも、アルプスを通過して、東京へと戻ってきました。山越えとて、それなりのクルマの往来と除雪によって、路面はそれなりに整えられておりまして、苦なく帰宅。圧雪路の上に降雪といった感じで、溝が深い4WD用スタッドレスにとってはそれなりに愉しいスノードライブとなりました。そう、それなりに。ただ、今回、感じたのは、って、雪が降っていたエリアの気温は−7度程度、つまり、路面は凍結し、その上に降雪といった感じでして、そうなんですね、気を許してたら凍結してたってシーンがいくつかあり、おっとどっこいがありましたが、そこで感じたのは、このタイヤ、荷重を載せることを意識したドライビングをしないとグリップ抜けが結構あるということ。ま、以前のスタッドレスタイヤだったら、当たり前の性能なんですが、よくよく考えると、昨今のスタッドレス+昨今のモデルからは感じ取れなくなった部分。つまりですね、昨今のスタッドレスタイヤって、ただグリップ力、感が豊かなだけではなく、だれでもその性能を手に入れられるところにキーがあることを、あらためて感じた次第。ま、そこに愉しさがあるんですけどね。   そんなあれこれは、また、雪が降ったら試してきてみましょうかね。