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#1393 フィエスタを選んだ理由 その2(MINIを選ばなかったワケ)

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 これもまた長くなります。この場合のMINIは、3ドア、で、1.2Lターボを搭載したONEですな。走り、デザイン、そしてキャラクターから、装備に至るまで、パッケージとしてですね、かなり理想でした。ちなみに、ヨシダ好みのクルマのキーワードってのは、3ドア、MT、サンルーフ、ディーゼル(もしくは欧州車的躾けがされたガソリンターボ)。  そうなんですね、MINI ONE 3door は、この全てを叶えられました。MTもありますし、サンルーフ(しかもツイン!)を付けられます。ディーゼルエンジンは組み合わせられませんが、1.2Lガソリンターボで満足。で、選ぶんだったら、パワーフィールを選べるMINIドライビングモードと、MINIらしいシャシーフィールを得られるダイナミックダンパーコントロールは必須。 ONEだから飾りっ毛がない? そんなの全く気にしません。スチールホイールになるけどいいのか? まーったく気にしません。センタークラスターにぴたりとはまる純正ナビ? あ、あれば欲しいですけど、なくても我慢できます。装備よりも、クルマの素性が何よりも最優先ですから。  ちなみにですね、MINIってのは高いモデルばかりがピックアップされますが、実は、このONEの6MTならば226万円(税込み)と、リーズナブル。って、それでも高値ではありますけど、ほかのMINIと比較するとバーゲンセール的な位置づけ。売れていないってところも惹かれます。そうなんですね、そういった狙いが全て叶えられるんです。ところが、先のオプションを加えて、支払い総額を計算すると300万円にほど近くなります。しかも、MINIは、ご存知のとおり値引きはありませんから、なおさらにリーズナブル感が消えてしまうのです。  MINIってモデルに価値を見出しているのは、このONEのMTの価格もあってのこと。COOPERやCOOPER Sの良さは十分に承知していますが、価格面から、つまり、購入するかしないかという面では、なんかね、そそられないんです、個人的に。まぁ、コンバーチブルについては先日あれだけ絶賛しましたように、別と捉えていますが、それでも自分的な買いからは外れてしまいます。  となった時にですね、低走行距離の中古車を探すってのも手かなと思って、散々に探していたのですが……、ONEで、MTで、サンルーフが付いて、MINI

#1392 フィエスタを選んだ理由 その1(エコスポーツを選ばなかったワケ)

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 本日、納車されました、フィエスタ。MINIクラブマンの直後に乗る手はずだったので、ちょっと心配でした。ほら、身体は優秀なCセグFFハッチバックに慣れていましたから。ところが、乗り換えたら、好印象だらけ。身体のどこかでは比較しているはずなんですが、それをマイナスに捉えておらず、ほほぅ、と、感心しましたが。  さて、フィエスタに決めるまでには、相当に悩みました。その悩みは循環どころか、あちらこちらへと飛び、そして、また戻ってきては、違うほうへと飛ぶという、巡り方。1冊の本になるんじゃないかってぐらいに悩みましたから、その全てを書き記してもおもしろいのですが、ダラダラになりますので、選ばなかったモデルをピックアップし、なぜ、脱落したかといった理由を書き連ねていきましょうかね。  まずは、同じフォードのエコスポーツから。って、実は、最後の最後の最後の最後の最後に、というか、今でも少し、悩んでいるモデルです(納車されていますけど)。エコスポーツは、フィエスタのプラットフォームを利用したクロスオーバーモデルであり、似ているからこそ迷いました。ジャンルは違うけど、迷った。そもそもですね、エコスポーツはフィエスタ同様の大絶賛モデル( #862 と #909 )でして、ステアリングからタイヤまでの透けて見えるあの操縦性と、シートの作り込みと、もう絶品といったレベル。さらには、フィエスタよりも緩さがあふれているところも、個人的には好みと、クルマの性能として惚れたところがフィエスタとこのエコスポーツでとても似ていましたから、だから迷った。  ただですね、日本に導入されていたエコスポーツは、FFのみなんです。そもそも、この手のクロスオーバー系は、クロカン走行できなければ愛車の対象から外れるわけですが、まぁ、200mmに届かないとはいってもグランドクリアランスが確保されていることを考えると……、オフロードは走らずとも、雪道ぐらいは楽しく走れたほうがいいやね、と、そういうことを考え出してしまい、FFであることがウィークポイントになります。フィエスタもFFなんですけど、グランドクリアランスが確保されていない分、最初からスノードライブは諦めていますから。あとは、1.5Lエンジン、か。NAなんですな、これ。いや、悪くはない、悪くはないんですが、やっぱり中〜高回転域にかけての伸びというか、

#1391 素性はとてもいいんだけど、おや? を感じた、ミニクラブマンONE。

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 増殖したMINIも、これまたとってもいい、って話を #1376 にてしました。というわけで、個々にチェックすることに。まずは、クラブマンに加わったONEですな。搭載エンジンは1.5Lターボですが、クーパーとはもちろん出力が異なっておりまして……、不足かと思いきや、これが十分。というか、これでいいんじゃないかと、妙に納得させられることしばしばといった感じでした。  この個体は、派手なオプションが装備されておらず、マニュアルエアコン、ウレタンなステアリングホイールというようにわりとスッピン。そうなんですね、広報車には必須アイテムとして装備されているMINIドライビングモードやダイナミックダンパーコントロールも見当たらず。といっても、17インチホイールをはき、LEDヘッドライトやナビやらそのほか約70万円分のオプション付きではありましたが……。  で、やっぱりですね、この、BMWのCセグ向けFFプラットフォームの仕上がりの良さに感心しました。言葉としては好きではありませんが、それはプレミアムな乗り味を表現するに十分なポテンシャルを持っていますって、意味合いですな。ただですね、何かが違うんですね、この、クラブマンONE。試乗会では感激したんですが、細かに観察していくとおや? あれ? ほ? がある。たとえば、って、これに尽きるのですが、ハンドリング。実は、オンセンター部の緩さと、その先の操舵感の繋がりに唐突感がある。まぁ、修正舵をあてていればいいだけの話とも言えるんですが、舵を当てた際にですね、少し切り足して緩さが消えゆくところから急激にヨーが立ち上がる。そもそもステアリングフィールがクイックな仕立てとなっていることもあって、まさに、急にといった感があります。しかもですね、操舵に関連するボディの剛性がすこぶる高いもんだから、この過渡域に曖昧さがなく、そのフィーリングがそのままにドライバーに伝わってくる。そして、切り足しすぎないように気を遣うことになるわけです。日常域での話ですが。  ま、走り出してしまえばといいましょうか、ワインディングに持ち込めば、それほどに気になることではないんですが、違和感手前のそんなフィーリングにおや? を感じたわけです。ただ、これもあれこれと考えてみるに、17インチタイヤの行き過ぎ感がもたらしている違和感のような気がしました。って、標準仕様

#1390 やっぱり良かった、好印象だった、トヨタ・オーリス ハイブリッド。

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 あれこれネタはあれども、ここを更新していなかったのは、macOSもiOSもパブリックベータにバージョンアップしたからってわけではなく、たんにキーボードのKが打てなくなっていたため。といっても、ただの接点不良でして、グリグリやると打てるんですが、それだと言葉を上手く並べられないもので。というわけで、溜め込んでいたネタを一気に書いて行きましょうかね。  まずは、トヨタ・オーリスハイブリッドの話から。試乗会で絶賛しました(→  #1352 )ので、取材で改めて乗れることになり、どこをどういいと感じたのか、もう少し深く探ってみました。ら、あれ、おや、ほ? なぜだか印象が違う。締め上げを感じたはずのシャシーは、入力をかなり意識したセッティング、つまり快適性を前面に出したセッティング。もっと少ないと感じたストローク感も、ちょっと多め。こんなにコンフォートだっけかなと感じながら、探っていきますと、ハンドリングも随分と優等生的。ただ、オンセンターからグリップ感が強まるあたりの変化はとてもなだらかなんですが、肝心なグリップ感が思ったほどでもなく。そうなんですね、悪くはないんです。悪くはないんだけど、良さがあふれ出してこない。なぜだ、どうしてだ。  パワーフィールについては、モーターによる優れたレスポンスと、アシストに止まらず存在をアピールするかのように前面に出てくるガソリンエンジンのパワーとを無段階変速機を用いて、軽快な走りに表現していまして、この点は好印象。好印象ですが、先に書きました、シャシーの面でのおや? がありまして、上手く理解できずにおりました。  ら、なんのことはなかった。取材ゆえに燃費計測をしていたこともあって、のんびりドライブをしていたから。ちょいとアクセルを踏み込んだらですね、その真価が見えました。例のあれです、シャシーが速い。コーナーでは的確なロールフィールとロールスピードを提供し、そこにハイブリッドユニットによる軽快なパワーがバランスしていて、好印象。いうまでもなく、高速域ではまさに欧州車的で、フラット感が一気に顔を出します。  気になった点は、先にも書きましたもう少し欲しいと感じたグリップ感と、もうひとつ、パワーユニットからのショックでしょうか。アクセルペダルを強く踏み込んでの走りの後、アクセルを抜くと、伝わってくる軽い、小さなショック。これ、トヨタ

#1389 フィエスタにしましたって話が、意外に反響ありました、って、話。

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 次のクルマがフィエスタになったと書いたら、何故に? というレスポンスが寄せられました。ここでイチオシにした時点で、決意はしていましたが、ま、購入する様子を意図的に見せないでいましたから、突然と捉えられても不思議はありません。惚れ込んでいく過程については、プレス試乗会で感激して(→ #726 )、借り出してのロングドライブで惹きつけられて(→ #1026 )、最後に確認とばかりに乗ったら打ちのめされた(→ #1359 )と、書き綴っていますが、その時に書いたあれこれは、今でも同じように感じています。購入にまで至らなかったのは、デザインが好みではなかっただけのこと。あの切れ長かつラインが動くランプデザインが好みではないもので……、って、実は、それも今でも変わってはいません。それを除いてしまえば、乗らない理由はないし、マイナーチェンジを受けたフォーカスの試乗会(→ #1256 )にて、あのフィーリングはフォードとて消え往くことを感じ取ったこともありました。そう、まだ、残されている好みのフォードテイストが色濃く残ったモデルに、乗っておけるチャンスは、今しかない。そんなことを思ってのことでした。  ま、なぜ、グランドチェロキーからフィエスタなのかとか、なぜ、日本を去るフォードなのかとか、あれこれとありますが、それらは後々に書いていきましょうかね。ちなみに、今更気付いたんですが、2台連続でアメリカのメーカー(ブランド)のモデルを選ぶことになりました。特にアメリカのクルマが好きってわけではありません。あとですね、最大トルク40kg-m超えしていないエンジン搭載モデルは久しぶり。意識していなくても、トルクにはこだわりがあったようですな、はい。ちなみに、今度は100ps/170Nm。  と、あれこれと考えてみたら、そういえば、Bセグのモデルって、初めてだ。おっと、エマージェンシィブレーキ付きってのも、初めてじゃないか。ってか、そもそも、電子制御スロットル採用エンジンも初めてじゃないか? オートライトもオートワイパーも、キーレススマートエントリーも……、なんだか、初めて尽くしだったりします。

#1388 イチオシに加えて、縁を感じて愛車となった、フォード・フィエスタ。

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 突然ですが……、といいつつ、実は突然ではなかった、話。えっと、本日、次の愛車が決定しました。契約してきました。いや、お金はまだ払っていませんけど。フォード・フィエスタです。ヨシダイチオシを宣言したモデルですから、選ばないと、まずいでしょ。ただ、心に決めるまでには相当に迷いました。ずーっと迷っていました。その迷いの過程については、また別途書きますが、ほんとに、迷った。って、今でも迷っています。契約はしましたけども……。クルマ選びって、難しいですな、ほんとに。  逆にですね、決め手はですね、もちろん、クルマが秀逸ってことがいちばんですが、その次の決め手としてですね、実は、コヤツ、自分が慣らし運転をした車両(→ #1068 )だったもので、再び出会ったことに何か強い、深い縁を感じまして、で、購入に至りました。なんていうんでしょうかね、あの時から、運命が決められていたとでもいいましょうか、そんな、縁。あ、途中離れ離れになったけど、再会して、またスタートした……、みたいな、そんな縁。でも、再会した時には、フェイスが変わっていた(特別仕様車のスポーツアピアランス仕様になっていました)という、そんな縁。……、……。  それにしても、今回の乗り換えは、グランドチェロキーのV8/4.7Lから直3/1.0Lへと、排気量はもちろんのこと、気筒数までかなりのダウンサイジングとなりました。もちろん、自動車税も随分と軽減されましたが。そうそう、納車前から懸念していることといえば、ホイールの掃除でしょうか。ホイールダストすごいんです、コヤツ。それなのに、15本スポークって、拷問ですな。というわけで、たぶん、ホイールの掃除、ほとんどしないでしょう。宣言しておきます。  ボディカラーのこの明るいブルーメタリック系の色合いは、嫌いではありません。でも、自分で積極的には選ばない色……、でもないか。選ぶんだったら、日本仕様の中からだと黒、欧州仕様の中からだったらグレーメタリックとなったことでしょう。

#1387 あれこれあるけど、ひたすらに大絶賛な、MINIコンバーチブル、その4。

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 このMINIのように、ベース車があって、それをオープンモデルに仕立てたモデルは、あれこれとつじつま合わせをしなければならなかったりします。それはデザインだったり、パッケージだったり、そして装備だったり。もちろん、それらモデルとて、オープンボディというバリエーションを考慮して、ベースデザインを作り上げているんですが、それでも、あれこれがあります。ま、それをウィークポイントと称することもできるんですが、このMINIコンバーチブルの場合、それらをウィークポイントとは感じませんでした。ただ、まぁ、気になったことは事実ですので、ちょいと書いておきましょうかね。購入される方の参考になれば。ほら、知らないで購入後にオドロクよりも、知っておいて先に納得できれば、それらってのは不満にはなりませんから、きっと。  まずは、リアゲートと収納。もちろん、収納については、容量はもちろんのこと、その手法まで、改善がされていまして、先代よりは優秀と言えます。言えますが……。ひとつ目。リアゲートを手前下へと下ろすとですね、その角がご覧のとおり、鋭角な上に、飛び出しているんですね。写真でお分かりのように、テールランプ下端、つまり、バンパー上端の位置となりますので、子供がぶつけそうって話もありますが、自分、狭いところで荷物の出し入れをしている際に、腿に思いっきり当てまして、数秒とはいえ、その場にうずくまりました。痛かった。ほんとに、痛かったのです。はい。  で、ふたつ目。リアゲート開口部を確保しづらいのが、この手のモデルの悩みですが、MINIコンバーチブルではイージーロード機構を採用して、開口部を広げることができるようになっています。右の写真がそれ。レバーを動かしてロックを外すと、幌後端を持ち上げられます。そして、そのロック解除レバーを支え(つっかえ)棒とすれば、この状態をキープすることができます。なんとも便利な機能なんですが、これですね、トランクルーム、ギリギリまで荷物を入れるとですね、このレバーをロック解除、もしくは、ロックまで移動させることが難しい。なぜならば、支え棒として利用しようとしているため、また、テコの原理を利用するにあたって 必要なこともあって、長いんです(写真右の下)。だから、荷物満載状態では、その荷物をぐいーと押し込んで、レバーを動かすという、なんとも面倒な作業が必要でし