#1387 あれこれあるけど、ひたすらに大絶賛な、MINIコンバーチブル、その4。

 このMINIのように、ベース車があって、それをオープンモデルに仕立てたモデルは、あれこれとつじつま合わせをしなければならなかったりします。それはデザインだったり、パッケージだったり、そして装備だったり。もちろん、それらモデルとて、オープンボディというバリエーションを考慮して、ベースデザインを作り上げているんですが、それでも、あれこれがあります。ま、それをウィークポイントと称することもできるんですが、このMINIコンバーチブルの場合、それらをウィークポイントとは感じませんでした。ただ、まぁ、気になったことは事実ですので、ちょいと書いておきましょうかね。購入される方の参考になれば。ほら、知らないで購入後にオドロクよりも、知っておいて先に納得できれば、それらってのは不満にはなりませんから、きっと。
 まずは、リアゲートと収納。もちろん、収納については、容量はもちろんのこと、その手法まで、改善がされていまして、先代よりは優秀と言えます。言えますが……。ひとつ目。リアゲートを手前下へと下ろすとですね、その角がご覧のとおり、鋭角な上に、飛び出しているんですね。写真でお分かりのように、テールランプ下端、つまり、バンパー上端の位置となりますので、子供がぶつけそうって話もありますが、自分、狭いところで荷物の出し入れをしている際に、腿に思いっきり当てまして、数秒とはいえ、その場にうずくまりました。痛かった。ほんとに、痛かったのです。はい。
 で、ふたつ目。リアゲート開口部を確保しづらいのが、この手のモデルの悩みですが、MINIコンバーチブルではイージーロード機構を採用して、開口部を広げることができるようになっています。右の写真がそれ。レバーを動かしてロックを外すと、幌後端を持ち上げられます。そして、そのロック解除レバーを支え(つっかえ)棒とすれば、この状態をキープすることができます。なんとも便利な機能なんですが、これですね、トランクルーム、ギリギリまで荷物を入れるとですね、このレバーをロック解除、もしくは、ロックまで移動させることが難しい。なぜならば、支え棒として利用しようとしているため、また、テコの原理を利用するにあたって必要なこともあって、長いんです(写真右の下)。だから、荷物満載状態では、その荷物をぐいーと押し込んで、レバーを動かすという、なんとも面倒な作業が必要でした。で、その際に、トノカバーを動かしてしまって指定位置からズレてしまって、オープンにできなかったりすることもありました。発想はとってもいいんですが……、そう、改善を望みます。
 あとは……、そうそう、走行中、約30km/hまでならばソフトトップを電動開閉できるんですが……、30km/hって、意外に使えなかったりします。たとえば、信号待ちでソフトトップをオープンに……、したものの、信号が青に変わり発進。30km/hに到達するのって、あっという間でして、もちろん、30km/hをオーバーすると開閉作動は停止しますから、そう、ぶざまな格好で走らなければならなくなります。って、走るのは危険ですから、停まることになります。これがちょっと恥ずかしい。幌の開閉作動に要する時間は約18秒とされていますが、これ、意外に長いんです、はい。こうなると、手動でもいいかなと思うんですけど、ロードスターのように2シーターならまだしも、4シーターモデルで手動は、理想ではありませんな。
 ほかにも何かあったような気がするんだけどな……。思い出したら、また付け足しておきます。はい。

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