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11月, 2025の投稿を表示しています

#1890 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきたましたが……、って話、その5。

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 さてと、日産です。え、復活するんですか? といわんばかりに再登場となったエルグランドですが、デビューは来年を予定しているそうで、ひぇ〜、だ、大丈夫かな、と思うところはたくさんはあります。ありますが、ライバルとしているアルファードとヴェルファイアが狙わなかったポジションを取りに行ったことは、吉と出るかなと思えてきます。ただ、どこまで理解してもらえるのか、そこに開発陣とユーザーとに、違いが存在しているような気もします。個人的にはもちろん売れてほしいと思ってしまうんですけども。  そういえば、取りまとめた方に話をうかがったところ、3代目はヒップポイントを少し低めにしてしまったがゆえに、ほかからのぞかれるかのような視線が気になっていたという話が聞こえていたとか。こうして、その高さを世代別で比較していくと、たしかに下がっており、そういった話が出てくるのもなんとなく理解できます。ならば、とばかりに、ヒップポイントを高めに確保していますが、もちろん、それだけではなく、ドライバーズシートでも、乗員であっても、つまりはどのシートに座っても、愉しさにあふれんばかりというドライバビリティが提供されているといいます。価格がいくらになるのだかさっぱり分かりませんが、そこそこに固定客を広げつつ認知を広げていくんだろうなぁ、と眺めています。  中国から発売されたN7(写真左)は、なぜ売れるのだろうか、と不思議がたくさんありました。ただ、こうして実車を目にすると、広々とした室内となっていますし、ひとつひとつがラグジュアリィと呼べるような逸品に見えてきますから、これは売れることも、見えてきます。あ、そもそも道幅が広いというのもあるのでしょうかね、なんなのだろう。あとは、セダン系がまだ売れているというのも、ちょっとオドロキのような気がしています。北米はもちろん、欧州でも、セダン系の人気は落ちてきていますので。なぜでしょうかね、中国でまだ売れているのは。不思議です。  そして、この左の写真はマイクラですが……、デカイです。これまでのマーチたる雰囲気やセグメントを大きく超え、あらたにEV化されたことも手伝って、大型化となっていますが、やっぱりデカイ。このサイズになると、このぐらい走らねばならないという目標値も高くなるのでしょうかね。まぁ、そう考えると、ヒョンデからデビューしたインスターは、韓国ではいわゆ...

#1889 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきたましたが……、って話、その4。

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 マツダは、アメリカンフルサイズモデルと、コンパクトモデルほか、を出展していました。ここにアップした、このコンパクトモデルですが、正しくな名称は、「MAZDA VISION X-COMPACT」と言いまして、読み方は、マツダ ビジョン クロスコンパクト、と語るそうで。マツダが小さなモデルを作ると、こうなりますという、まさに新しい提案を行ったモデルとなっています。それにしても、このキュートなスタイルは思い切りがどこかにないと作ることはできないと思います、というぐらいに、いい感じのサイズ感を持っています。  ま、コンセプトモデルですのでその全幅は1795mmとなっていますが、全長を抑えに抑えこんで、3825mmとしています。実際には、4mに届かないサイズとなっていると荷物は積み込めないことになりますが、実際には、これでいいんじゃないの? と思えるところもたくさんでてきます。なんていうんでしょうかね、学生時代にそこまでサイズはいらない、キツキツでいいので、ドライブへと出掛けたいという想いに重なるとでもいいましょうかね。そして、このリアビュー。かわいらしさだけではなく、眺めていると、これでいいんじゃないかな、とも思えてきます。いずれにしても、このサイズ感とまさにこのどこでも友達ができてしまうという感覚はとてもおもしろい提案だなと思いました。  さて、SUBARUですが、2台のコンセプトカーを出展しています。この写真はそのうちの1台ですが、ガソリンターボエンジンを搭載し、軽量かつコンパクトなボディを持つモデルとして登場し、さらには抑揚のある加速フィーリングや、マニュアルトランスミッションによる愉しさを表現。もう1台のモデルよりも、このモデルのほうがリアルさも重なって現実的で、といいますか、このまま販売されてもおかしくないといったレベルに仕上がっています。フロントとリアに取り付けられたオーバーフェンダーもリアリティがありますし、って、このまま販売か? ただ、ベースとなっているモデルがハッチバックですので、そのあたりをどう捉えるのかを考えさせてくれるところも、オモシロさに繋がっていると、思いますな。 そして、 その5 へと続いていきます。

#1888 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきたましたが……、って話、その3。

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 言い方を変えますと、Hondaブースはスズキブースに似ているところがありました。4輪だけではなく、2輪もありますし、さらには船外機もあって、そして、ロケットやらまで展開していましたから。ただし、スズキと大きく異なるのは、やはり見せようとしているポイントが違うなぁということ。これが、生産台数という規模の違いなのか、それとも会社としてのスタイルの違いなのかは、よくわかりませんが、いずれにしても、Hondaブースにはコンセプトカーの上にホワイト枠が用意されており、つまりは、撮影に対して気を使っていますというスタンスが見えたことが、それを悟っていたように思わせてくれます。なんていうんでしょうかね、それぞれのモデルに個を与えており、見せ所が違うのだな、と感じさせました。あれは、プレスデーだけだったのかな。写真は、来年にデビューがうたわれているEVモデル「Super-ONE Prototype」。作り込んだおかげで、パワーアップを果たすブーストモードを備え、CVTもおもしろいギミックを備えているとか。セグメントとしてはAセグとなってしまうようですが、軽自動車としてリリースしてくれたら、おもしろいのになぁと思わせたところがありました。  三菱自動車は、なんだかんだいいながらも、トピックに欠けているように見えつつ、実は、デリカミニとデリカD:5とで、一般への話題はものすごい勢いになりそうな予感も見えています。デリカミニといえば、もちろん、日産のROOXも話題になるとは思いますが、こちらは別モデルとして捉えられている感があり、意地悪な比較をしようとするとROOXに重なる部分を引き出されます。ただ、それよりも、オリジナルとしてうたわれているフロントマスクであるとか、4WDのダンパーへのコストの掛け方やら、美点とされてきたところは、さらにクローズアップされますので、これまで以上に売れるんじゃないかな、と、すら思えてきます。そして、もう1台のデリカD:5。え? まだ、このままで売り続けるの? といった思いが見えてきますが、ここまで手を入れてしまうと、数年はこのままなんでしょうね。シートサイズはそのままですが、いまだに生き残っている感があふれていますし、ワイドフェンダーを取り付けた意気込みに、やられた感を覚えたりもします。  ちなみに、三菱はコンセプトカーとして、「MITSUBISHI E...

#1887 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきたましたが……、って話、その2。

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 トヨタでは、やはりジャパン モビリティショー2025開催直前に発表した、ランドクルーザーFJが特別な存在となっていました。そもそもコンセプトカーについては、ボディサイズを公開しないスタンスとなったトヨタでしたが(変わっていないよね?)、このFJはプロトタイプを公開することで、スペックを表記しています。全長は4575mm、全幅は1855mm、そして全高は1960mmと、いわゆるクロカンスタイルで、ホイールベースは2580mm、5名乗車で、2.7Lガソリン、さらにはパートタイム4WD、6速ATとなもし。IMVベースゆえに致し方ないところといいましょうか、これが当たり前といったスタンスになっていますが、考えてみると、日本で全長を4575mmとしたことはちょっと短すぎやしないか、つまりは、ユーザーを選んでしまうんじゃないか、と思いました。しかし、逆に、クルマがユーザーを選べるようにしてある、と捉えると、これでいいんじゃないか、とも思えてきます。    また、一方で6速ATだけど、これも、いいんだろうかとも思いましたが、逆にですね、6速あれば十分だと思いますし、むしろ信頼性やら考えると、これで十二分。そして、パートタイム4WDの採用ですが、これも、自分的にはなんら問題はなくてですね、むしろ、ここでコストを掛けることで価格が上がってしまうことを考えると、十分ではないか、と、も、思えてきます。ただ、このあたりのスペックは、実際に日本で販売される時には大きく変わってくる可能性もあるのかもしれませんが、逆にこのスタイルで来る可能性もあるんじゃないかと思えてきます。ちなみにですね、乗り込んで気付きましたが、ここにピックアップしたスペックは内装を眺めていると、クオリティが行き過ぎていない分、自分には丁度いいかも、と思えてくるところがありました。で、こうなってくると、ベースモデルは300万円後半からスタートしてもおかしくないかな、と、思えるところも出てきますな。  そう考えながらクルマを外から眺めていると、右の写真のように、リアウインドウ周りをざっぱりと切った感じは、先を行っている感にあふれているなぁと思えてきました。ピラーをギリギリまでリアへと引っ張って、そこでばっさりと切り捨てる感じが、なおさらにスバラシイかと。ただ、このデザインはひとつの流行りになるのでしょうか、これで終わりになる...

#1886 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきたましたが……、って話、その1。

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 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきました。東京都江東区の東京ビッグサイトで開催されているイベントです。10月29日(木)からプレスデーは開始され11月9日(日)まで続いていますが、今回はなんでしょうかね、なるほどねと来るブースもあれば、何をしたいのだろうか、という不可思議なブースまでさまざまにありました。軽自動車に対しては、熱いのか、熱くないのか、よく分からないところもありましたし、軽自動車だけではないという意気込みも感じました。  たとえば、ダイハツで出展されていたコンセプトカーは、すべてが軽自動車となっていましたが、こちらから見ていると、そこにダイハツなりの意気込みがあるのか、ないのか、最後までよく分からないという状況。いや、メーカーの心意気はものすごく感じたのですが、何かに抑えられている感があるって感じでして、なんとも難しいものがありました。もちろん、トピックはいろいろとあれど、やはり、FRレイアウトで作り上げた「K-OPEN(コペン)」でしょうかね。あの整い方は、え? これって、市販レベルか? と思わせるほどで、このままの佇まいで販売したら売れるだろうなぁを感じさせています。個人的には、少なくともHondaのS660よりは好きになれました。それにしても、やっぱり、FRレイアウトで、2シーターっていいですよね、そう思わせる力強さが色濃くありました。  あとは、スタディ系として作り上げていた、「K-OPENランニングプロト」(写真右)が、個人的には、ものすごくポイントにはまりました。K-OPENとしてFRレイアウトがあるのだから、もう、出さなくてもよかったのではないか? という意見が内部から聞こえてきそうです。しかし、これは、出展して、大正解だったと思います。異なるモデルがあり、そして、比較ができるからこそ、そして、旧プラットフォームでいろいろと試している感があり、ものすごくいい傾向だなと思いました。いや、これはスゴイかも。  一方、スズキは、といえば、軽自動車だけではなく、海外で販売しているモデルが好調であること、さらに二輪車がありますし、そして、船外機やパーソナルモバイルやセニアカーがあるために、ブース全体にとりとめがないようにも見えました。もちろん、それぞれのポイントをそれぞれにテーマとして強く挙げていたのですが、それぞれに強すぎて、でも、...