#1843 暑かったなぁと思いきや、ふり返ってみると、約1年近く前だった、スペーシア ギアなデビュー話。
暑かったなぁ、と思うこと、あれはなんと約1年前の話。デビューは昨年の秋だったスペーシア ギアは、いわゆるスペーシアをベースにして、そこにSUV的な装いを与えつつ、高さもタイヤの質感もあえて変えぬまま、それっぽい雰囲気を演出したモデルでした。ただ、前回モデルは、デビューから売れ行きは好調だったものの、モデル途中に追加したこともあり、中途半端さ感があふれていたので、そこを正しくSUV風に整えてきました。たとえば、大きく造形を変えることはできなかったものの、そこにスペーシア ギア専用のカラーリングを採用することで、イメージをがらりと変えていたりもします。ふーん、こういう、小手先的な扱いをすることが、売り上げにつながるのか……、と眺めつつも、では、一方のレギュラーモデルと、カスタムモデルをチェックしていると、カスタムはさておきレギュラーもそこそこの台数を確保しているようで、それぞれに存在価値といいましょうか、意味合いがあるんだなぁなんてことをあらためて感じました。
もちろん、このモデルは、ならではのギミックがあれこれとあるんですが個人的に気に入ったのは、右の写真の、まさに8ビット感を作り込んだイラスト。ギザギザになっちゃったんではなく、あえてギザギザ感を出して、古さを感じさせつつ、見るモノを懐かしい気分に浸らせてくれます。こんな傾斜の山へアタックできたらいいなと感じさせつつ、どこへでも出かけられる感や、どこでも走っちゃう感が実に秀逸で、この傾斜角45°という像もとにかく素晴らしく
思いました。ちなみに、担当された方は自分とはかなり離れた方でしたが、この8ビット感を伺ってみると、同じように感じていらっしゃるようで……。といっても、懐かしいと感じてしまう輩と、昔っぽいよねーと受け取っている世代とでは、大きな差がありましたけどもね。