#1743 三菱eKクロスEV、日常でどこまで使えるか、どんな乗り方をするならオススメか、検証してきました。その2
その後、自宅へ帰るために、千葉からアクアラインを利用して川崎へと渡ったわけですが、フルを目指して充電していなかったこともあり、八王子まで戻るにはどこかで充電しなければなりませんでした。調べると、アクアラインの海ほたるにひとつあるのですが、それこそ、戻りの観光客に巻き込まれそうだったので期待せずに通過し、川崎市内にある三菱ディーラーを目指しました。街道沿いにあるディーラーでしたが、時刻は20:30にも関わらず、真っ暗。といいますか、まぁ、ディーラーは閉まっている時間帯ですから、充電スタンドも真っ暗。あまりに真っ暗すぎて、ロープが張ってあるんじゃないだろうかと目を凝らすほどに見えないくらいに真っ暗。それでも、入って行くと「侵入」を検知されて照明オン(写真はその状況)。できれば、入ってからではなく、入る前からある程度照らしておいて欲しいなとは思うのですが、ただ、ムダな電力消費にもなりますから、あれでいいのでしょうかね。
とはいえ、やはり照明がなにもないディーラーへと入って行くのは少々怖いもの。男性でもこう思うわけですから、女性はなおさらのことでしょう。ちなみに、この真っ暗な中での充電は、以前、BMWi3で無料充電スポットを巡るドライブを行った際にも体験しています。あの時は、どこかの市役所でしたが、それこそ、入り口も分からなければ、スタンド場所も分からずでしたっけ。今回は、充電を開始してクルマを置いたままに、近隣のスーパー(徒歩10分ほど)へトイレと買い物のために出掛けましたが、途中、24時間、充電スタンドを開放している日産ディーラー(写真右上)を発見。もちろん、真っ暗でして、そう、三菱も敷地内に入るまでは、こんな感じの暗さでした。入り難いでしょ?
翌日は、湯河原に住んでいる知人を訪ねつつのドライブを予定していました。ですので、朝、出掛けにフル充電していこうと思っていたのですが、こういう面倒って、先延ばしするんじゃなくって、その日のうちにやっておくとラクチンだからと、自宅近くのENEOSへと立ち寄りました。ここ、普通のガソリンスタンドなんですが、なんと、急速充電スタンドもあります。さらには、この敷地の端にはミニストップ(スタンドとは経営は別)があり、充電時間をコンビニで過ごすことができるのです
このガソリンスタンドにコンビニやカフェがあるスタイル、最近、よく目にします。でも、現実的には、給油前であろうと後であろうと、クルマを給油スタンドに停めたままに店舗を利用することはなかなかむずかしいもの。かといって、ガソリンスタンド内にクルマを停めておけるようなスペースもありません(郊外のスタンドではだんだんと駐車スペースは用意されてきてはいますが)。ところが、このコンビニ、カフェを併設するスタンドのスタイルは、いまのところ、スタンドにクルマを置きっ放しにして充電しなければならないEVに最適であることに気付きました。同じエネルギーチャージであっても、給油と充電では、要する時間だけではなく、時間が違うからこそ、そこに付随するスタイルに違いが生まれ、そこに、充電ついでに、という価値を与えられることを発見しました(EVに乗ればだれでも気付くこと)。それゆえに、EVは充電時間がかかると頭ごなしにネガティブを語るのではなく、そこに何か利用法を組み合わせることで、おもしろい、愉しい、モビリティを提案できるのではないか、と感じたのでした。