#1725 フィエスタのブレーキパッドとローターを交換したら、ほかが気になり出したという話。
ジムニーがいなくなってフィエスタ1台体制になったらですね、フィエスタの走行距離がぐんぐんと伸びています。それでも、コロナ禍前よりは伸びは少ないですが、伸びてます。ただ、フィエスタ1台になって、フィエスタをノビノビと堪能していたかといえば、そうでもありませんでした。ま、オフロードへ入って行けないというストレスもありますが、それとはちょいと違いまして、恐る恐るドライビング、ブレーキペダル操作に気を遣っておりましてね。少し前、広報試乗会へとフィエスタで出掛けた際、帰り道の箱根な下りでブレーキフィールからジャダーを感じ、パッドというよりローターが要因であることを感じ取っていました。ただ、パッドはまだ残っているからもう少ししてから、パッドとローターともに交換しようと目論んでいました。
ちなみに、このフィエスタのブレーキフィール、以前にも触れていますがすこぶる好みでして、すごくいい。この世代のフォード・フィエスタはマツダの先代デミオとプラットフォームを共用しています。んが、味付けとなるフィーリングはフィエスタオリジナルチューニングがあちこちに見られ、ブレーキフィールもそのひとつ。具体的にいいますと、ペダル踏み込み量にしたがって制動力がキレイに立ち上がってくるキャラクターでして、今どきのブレーキフィールとは異なるもの。もちろん、そのストローク量も多め……、と、好みそのもの。ですから、できることならば純正にしたいという考えもありましたが、純正パーツを利用すると工賃込みで約9万円との見積もりが……。
そんなこともあって、交換を躊躇していましたが、昨今ではかなりひどくなってきており、発進した直後からブレーキペダルに頼らず停止する方法を模索していたりして、まさに、乗るたびにストレスを強く感じるように。んで、本日、意を決して、交換。で、交換後のフィーリングですが……、パッドはOEMのフツーのキャラクターを選択しましたが、それでも制動力の立ち上がりは早く強くなっていますので純正と比較して気を遣います。ただですね、それとは別に、ジャダーがないってこんなに気持ちいいもんだっけか? と、ちょっと感激していたりもします。ブレーキを心置きなく踏める自由とでもいいましょうか、……、違うか。
で、で、そんなフィーリングに心地よさを感じて走っていたらですね、ターボエンジンの頭打ちフィールが気になり出しまして。って、実は、このフィエスタの1.0Lガソリンターボエンジンには出力の異なる3タイプが設定されているんですが、日本仕様はその中でもいちばん出力の低いユニットを搭載。といっても、3タイプいずれもが、3000回転ぐらいまでは似た用な出力としており、そこから先の吹け上がりに3タイプのキャラクターを設定しています。ですので、日本仕様には意図的な仕打ち、いやいや、パワーを抑えた仕立てがされています。言葉にするとですね、中回転域から高回転域へと向かう盛り上がるワクワクを意識させながら、その先でフラットフィールとなってしまい、つまりは、高回転でのパンチがなくって、ちょっとがっかり感を覚えてしまうというフィール。ということで、トラブルというわけではありませんが、今度は、エンジンフィールが気になり出して……、なんてことを考えていたら、次に国産OEMタイヤのキャラクターが見合っていないことも気になり出して……。
次はタイヤ交換かな。ただね、溝が残っているのに、交換ってのもね。