#1665 paypay20%還元が後押しをした「いのち」完全版、購入話。
ここの更新のペースが落ちてきていても、さすがに月0本はまだないよな、と思いきや、振り返ってみたところ、昨年、あったんですね、7月に。そんなことをきっかけに久しぶりに書いていますが、ま、このご時世、話題はコロナ禍でしょうか。世間からは、引きこもり、いやいや、自粛疲れやら聞こえてきますが、自分はまったくありません。それもそのはず、そもそもフリーランスという道を選んで20年、執筆依頼がない時は、こうしてじっと我慢、つまり金も使わずに、ひたすらに引きこもるスタイルを過ごしていましたので、もはや、慣れていたりします。なんつーんですかね、禍ではありませんけど、過ぎ去るのをただじっと待つ、そんなスタイル、慣れていますし、嫌いじゃありません。といいつつ、執筆依頼は細々とはあるんですけどね、ロケなしで。
実は2月の早々にこういった事態になるだろうことは、想像とは違いつつも、ある程度は予測していました。いましたので、あれこれ準備はしていました。そのひとつが、上の写真の、NHK大河ドラマ「いのち」完全版。以前から、ひとり名作だと叫んでいましたが、主演女優さんの息子さんの不祥事からか、なぜだか、なかったことにされてきた、作品でもあります。ここでも、以前に触れていますが、この作品、当時、視聴率急降下中の大河ドラマにあって、近代モノとしたこともあって、視聴率を復活させた、立て役者。当時は、相当に話題になっていたのですが、今ではね……。
最近では、NHKも大河ドラマを動画のサブスクリプションで公開したり、ま、販売したりと、積極的に広めていますが、この作品にあっては、その気配はまったくなく。というわけで、あの当時録画した総集編(1年分を90分ずつの4回にまとめた)を幾度も観賞してきました。もちろん、ビデオテープ録画ね。DVDには引っ越しさせたけど。ところがですね、さらりと、完全版(すべて収録版)をリリースしていました(全く気付かなかった)。ただし、限定で。で、この手の、なんつーんですかね、全集的、セット的な販売って、あんまり好きでなくてですね、いや、ただ、高価だからって話もありますが、ま、そんなこともあって、手を出せずに眺めていました。いましたけどね、たぶん、これからゆとりという時間がたくさんできることを予感し、購入に踏み切りました。といっても、その後押しになったのはpaypayの大盤振る舞い最終編(たぶん)の20%還元。あれです、3月末まで開催されていた、あのキャンペーン(正しくはpaypayモールでのショッピングですな)。コロナ禍がなかったとしても今後は20%還元なんて大盤振る舞いはありえないだろうと思っていましたから、あの時期は、あれやこれやと購入しました。ま、タイヤとかさ、安くはない、でも、そのうちに必要となる、そんな品々を。
そういう観点から、このDVDセットもずっと迷っていたのですが、ショッピングカートに入れては、なくても生きて行けるモノだからとショッピングカートから出し、でも、この割引での販売はもうあり得ないと考えてカートに入れ……、を繰り返し、最後には、本当にいいのか? を幾度も自問して、購入ボタンを押しました。で、到着。到着したんですが、これがね、観られない。物理的に観られないんじゃなくって、精神的な何かがひっかかって観られない。もちろん、ストーリーは知っていますし、結末も知っています、知っていますが、なかなか開封できない。
意を決して、家風して、プレイヤーにセットして再生してみれば、あらー、まったく覚えていないシーンだらけ。総集編でピックアップされていたシーンは、セリフ含めて、すべてといっていいほどに覚えています。覚えていますが、それ以外のシーンは、全くと言っていいほど覚えていなかった。そりゃ、30年以上前の作品だから……なんてレベルではなく、つまり、おぼろげなんてどころではなく、すっかりと抜け落ちていると言っていいほどに覚えていない。そこに、自らのメモリバッファの少なさ、いや、メモリそのものか、を嘆きながらも、一方では、大胆なカットによって作られた総集編の作り方にちょっと感心。ちなみに、放送分である約45分×50回=約2250分を、総集編では約90分×4回=約360分に収めているわけですから、ちょっと削るどころではなく、シーンそのものどころか、登場人物そのものを消し去るほどの削りっぷりであり、作品を生んだ制作側としては苦渋の決断どころではない、苦心があったのだろうなと思われます。だからこそ、その編集っぷりが、素晴らしい。
実はですね、最近、依頼のあった執筆で、指定文字数を大幅に上回るというオーバーランが2作ほど続いたのですが、そのうちの1作は無理矢理に押し込んでもらいつつ、もう1作は、編集部から削ってくださいと依頼があったのに、自分では削れませんのでそちらでお願いしますと添えて、返信。言い訳をしますとね、マニアックな内容ではなく誰もに分かりやすくしたいというその媒体のスタンスもあって、ならば、編集者からの客観的な視点をもって必要・不必要を判断して欲しいと、そんな想いを込めて、お願いしたんですが、お願いしたんですが、やっぱり、失礼なことをしてしまいました、と、今は、反省。ま、そんなこともあって、この「いのち」については、完全版による新鮮味はもちろん、総集編の編集の上手さに感心したというわけですな。
え? 内容? 内容はね、ま、それぞれの想いもあってでしょうけど……、って、それはさておき、やっぱりですね、オープニング曲でのピアノのミスタッチが非常に耳に残ります。なんで、そこでミスするかな、というのと、その楽譜じゃ、どうやったってミスするでしょ、というのと、さらには、どうして録りなおししなかったんだろう、ということを、毎回、飛ばすことなく流しているオープニングを観ながら、つくづく感じます。ま、以前にも言いましたけど、この作品自体が、橋田壽賀子という脚本家特有の長台詞、長回しが基本スタンスとなっていて、作品のほうにライブ感が込められているところ(普通はNGと思われるようなシーンでもOKが出てる)がありますから、オープニング曲もそうなったんだろうな、とは思っていますけども。
実は2月の早々にこういった事態になるだろうことは、想像とは違いつつも、ある程度は予測していました。いましたので、あれこれ準備はしていました。そのひとつが、上の写真の、NHK大河ドラマ「いのち」完全版。以前から、ひとり名作だと叫んでいましたが、主演女優さんの息子さんの不祥事からか、なぜだか、なかったことにされてきた、作品でもあります。ここでも、以前に触れていますが、この作品、当時、視聴率急降下中の大河ドラマにあって、近代モノとしたこともあって、視聴率を復活させた、立て役者。当時は、相当に話題になっていたのですが、今ではね……。
最近では、NHKも大河ドラマを動画のサブスクリプションで公開したり、ま、販売したりと、積極的に広めていますが、この作品にあっては、その気配はまったくなく。というわけで、あの当時録画した総集編(1年分を90分ずつの4回にまとめた)を幾度も観賞してきました。もちろん、ビデオテープ録画ね。DVDには引っ越しさせたけど。ところがですね、さらりと、完全版(すべて収録版)をリリースしていました(全く気付かなかった)。ただし、限定で。で、この手の、なんつーんですかね、全集的、セット的な販売って、あんまり好きでなくてですね、いや、ただ、高価だからって話もありますが、ま、そんなこともあって、手を出せずに眺めていました。いましたけどね、たぶん、これからゆとりという時間がたくさんできることを予感し、購入に踏み切りました。といっても、その後押しになったのはpaypayの大盤振る舞い最終編(たぶん)の20%還元。あれです、3月末まで開催されていた、あのキャンペーン(正しくはpaypayモールでのショッピングですな)。コロナ禍がなかったとしても今後は20%還元なんて大盤振る舞いはありえないだろうと思っていましたから、あの時期は、あれやこれやと購入しました。ま、タイヤとかさ、安くはない、でも、そのうちに必要となる、そんな品々を。
そういう観点から、このDVDセットもずっと迷っていたのですが、ショッピングカートに入れては、なくても生きて行けるモノだからとショッピングカートから出し、でも、この割引での販売はもうあり得ないと考えてカートに入れ……、を繰り返し、最後には、本当にいいのか? を幾度も自問して、購入ボタンを押しました。で、到着。到着したんですが、これがね、観られない。物理的に観られないんじゃなくって、精神的な何かがひっかかって観られない。もちろん、ストーリーは知っていますし、結末も知っています、知っていますが、なかなか開封できない。
意を決して、家風して、プレイヤーにセットして再生してみれば、あらー、まったく覚えていないシーンだらけ。総集編でピックアップされていたシーンは、セリフ含めて、すべてといっていいほどに覚えています。覚えていますが、それ以外のシーンは、全くと言っていいほど覚えていなかった。そりゃ、30年以上前の作品だから……なんてレベルではなく、つまり、おぼろげなんてどころではなく、すっかりと抜け落ちていると言っていいほどに覚えていない。そこに、自らのメモリバッファの少なさ、いや、メモリそのものか、を嘆きながらも、一方では、大胆なカットによって作られた総集編の作り方にちょっと感心。ちなみに、放送分である約45分×50回=約2250分を、総集編では約90分×4回=約360分に収めているわけですから、ちょっと削るどころではなく、シーンそのものどころか、登場人物そのものを消し去るほどの削りっぷりであり、作品を生んだ制作側としては苦渋の決断どころではない、苦心があったのだろうなと思われます。だからこそ、その編集っぷりが、素晴らしい。
実はですね、最近、依頼のあった執筆で、指定文字数を大幅に上回るというオーバーランが2作ほど続いたのですが、そのうちの1作は無理矢理に押し込んでもらいつつ、もう1作は、編集部から削ってくださいと依頼があったのに、自分では削れませんのでそちらでお願いしますと添えて、返信。言い訳をしますとね、マニアックな内容ではなく誰もに分かりやすくしたいというその媒体のスタンスもあって、ならば、編集者からの客観的な視点をもって必要・不必要を判断して欲しいと、そんな想いを込めて、お願いしたんですが、お願いしたんですが、やっぱり、失礼なことをしてしまいました、と、今は、反省。ま、そんなこともあって、この「いのち」については、完全版による新鮮味はもちろん、総集編の編集の上手さに感心したというわけですな。
え? 内容? 内容はね、ま、それぞれの想いもあってでしょうけど……、って、それはさておき、やっぱりですね、オープニング曲でのピアノのミスタッチが非常に耳に残ります。なんで、そこでミスするかな、というのと、その楽譜じゃ、どうやったってミスするでしょ、というのと、さらには、どうして録りなおししなかったんだろう、ということを、毎回、飛ばすことなく流しているオープニングを観ながら、つくづく感じます。ま、以前にも言いましたけど、この作品自体が、橋田壽賀子という脚本家特有の長台詞、長回しが基本スタンスとなっていて、作品のほうにライブ感が込められているところ(普通はNGと思われるようなシーンでもOKが出てる)がありますから、オープニング曲もそうなったんだろうな、とは思っていますけども。