#1606 京王ライナー、400円はビミョウだけど、使い方次第、かと。

 そうそう、昨日の小田和正のライブはさいたま新都心にあるさいたまスーパーアリーナで開催されました。八王子からさいたま新都市までのアクセスは、クルマだとかなり面倒なので、たいがい電車を使っています。で、昨夜も電車を利用しましたが、ライブ帰りで何がいやだって、やはり帰宅ラッシュの電車に乗ることでしょうかね。なんつーですかね、日常に引き戻されてしまうという、あの感覚がイヤでして。ちなみにライブは大概3時間なので、終了も21:30過ぎ。でしたので、細々とした乗り換えをしての最速ルートではなく、新宿経由の座って帰ろうルートを選択しました。
 今年になってから、京王線は帰宅時間帯に京王ライナーという特別な列車を走らせています。ここにも書いたような記憶がありますが、使われている車両は特別仕様でして、通常は横向きベンチシート、ライナーになると90度回転して進行方向、もしくは進行方向を逆向きにできまして、ま、ちょっと贅沢な空間を提供してくれる車両となっています。ということで、昨夜は初めてこの京王ライナーを利用したわけですが、これが、なんか、ビミョウでした。横向きベンチシート利用の時と異なり、八王子方面行きとしてはいつもと違うホームからの発車になりますし、もちろん、座席は進行方向を向いており、車内照明が暖色系になっていて、到着駅が近づくと何気なくBGMが流れることなど、特別な仕立てとなっています。ちなみに、京王八王子行は、新宿を発車してから一気に府中までノンストップと、これもまた特別でしたな。
 今回は、ライブ疲れっつーのもあっての利用でしたので400円という価格設定に対しては不満はないのですが、特別感が演出しきれていないところにビミョウを感じました。暖色照明やBGMによる車内の雰囲気作りはいいんですが、複線ゆえに、先行して走る電車に近づいて詰まってしまうとか、実は400円指定席は府中までであって、そこからは誰でも乗っていいです、つまり別料金不要となることやら。ま、最後のことに関しては、払ったのに府中から乗ってくる人は無料ってどうなのさと感じつつも、逆に、府中までいつもの特急で来て、府中から京王ライナーに乗り換えるってこともできるのか、なんてことを考えついたりもして。ただ、いずれもなんとかクリアできそう、いや、クリアできなくても、不満にまでは届いていないんですが、ひとつだけ、とても惜しいなを感じてしまいました。それがですね、つり革が残ってしまっていることなんですね。だからといって、収納する機能を取り付けるのは大掛かりですから、現実的ではない、と。致し方ないってことなんでしょうけど、かなり気分を削いでしまっていました。
 そんなあれこれを感じた京王ライナーですが、最寄り駅の高尾まで帰るには、途中、北野駅で、京王高尾線に乗り換えねばなりません。ま、これは、大概、夜に新宿から帰る際にしていることなんですが、京王ライナー乗車後は、いつも電車に乗り換えなければならず、なんか現実に一気に引き戻された感があります。ただ、今回は、ここで知人がトイレへと行きまして、一本逃すことに。そしたらですね、つまり、その後の高尾線を待っていたらですね、先ほど乗車していた京王ライナーがいったん京王八王子駅まで行ってお客さんを下ろした後、戻ってきて、な、な、な、なんと、高尾線の各駅停車に。なんというサプライズでしょうか、ちょっとうれしくなりました。ちなみに、上の写真が、高尾山口行きに変わった、その後の京王ライナー。座席は進行方向を向いたままでしたが、車内照明は白色となり、BGMも消え去っていました。ちゃんと、区別しているんですな。
 そうだ、#1605に絡めて、データ通信速度制限で何が辛かったって、京王ライナーのチケットをwebより確保しておこうと思ったら、つながらなかったこと。最終的に、web画面が表示されるのを待つのが面倒になり、新宿駅のチケット販売機で購入しました。こういう時、アプリですべて処理できるといいんですけどね、システムを作るのが面倒なんでしょうかね、webに飛ばすんですな。ちなみにですね、新宿駅での購入でモバイルsuicaは使用不可でしたので、と、書き残しておきます。

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