#1592 アクションカメラのあれこれと、購入側の意識を変えなきゃいけない話。

 さて、3台のアクションカメラ、購入してみないと分からないことが多いと書きましたが、えっとですね、具体的にはこういうことですってな例をアップしておきます。上の写真は、前方を撮影するためにフィエスタに取り付けたアクションカメラ2台ですが、いまだに配置に関しては迷いがあって、まだまだ試しています。で、ともに4K撮影可能を謳うモデルで、WiFi接続も可能。今や標準的といった機能を備えていますが、その動画、実際には違いがあります。
  右の写真は動画の一部を切り出したもので、その違いは一目瞭然。いずれも1080iで撮影しているものの、下のカメラは圧縮しすぎて、そうなんですね、センサーの解像度はあったのに、その後、録画する歳に圧縮しすぎてしまって、細部が分からなくなってしまっていると。だからといって上のカメラの画像がいいってわけではありません。ちなみに、縦の波線が見えるのはそもそもフィエスタのフロントガラスに入っている熱線、ナンバープレートは認識できないように加工してあります。いずれにしてもこれだけの違いがあるんですが、これ、いわゆる商品スペックとして表示されていません。されていませんので、実際に使ってみないと分からないところがあります。ありますが、まぁ、安いですから、仕方ないと諦めなければならない、と、捉えられるか、で、これらデバイス(製品)の、評価は大きく変わってくるものです。つまりですね、品質を求めて3万円のGoProを購入するのか、それともばらつき、性能含めて、仕方ないという前提ありきで4000円の製品を選ぶのか。
 あ、そうそう、品質のばらつきについては、昨今の中国や台湾の製品は意図的に品質に対してコストを掛けていないから、だと分析しています。そんなことしたら不良率が高くなるじゃんと思われるかもしれませんが、その分、アフターフォローをしっかりとしています。といっても、それは、修理対応ではなく、返品、交換という対応に関して。ちなみにですね、メールでの問い合わせてもすぐに返事が来ますし、修理を希望しただけなのに、即、新品と交換と提案されます。しかも、その場合、修理が必要なデバイスは手元に置いたままでいい、と。そうなんです、品質を整えるために掛けるコストよりも、アフターフォローにおけるコストのほうが、安くつくという計算のもと、そうした手法を採用しているようです。交換ではなく、新品をすぐに送ったりして果たして損はしないのか? と思うのですが、そもそもの価格にそのあたりのコストも含めているでしょう。心配御無用ってことなんでしょうな。そう考えると、これまでの、新品は壊れない、壊れても修理して使うというスタンスを変える必要があるのかな、とも思います。日本製品の品質の良さを当たり前としてきた身としては、なんだかなぁと思うところもありますけども。
 そうそう、話は脱線しましたが、後方を撮影してもいいんだろうかって話、右の写真を見ていただけると分かるかと思いますが、こういうことなんです。これもまたリサイズして、さらに加工しているとはいえ、そのままの画像ですと顔もわかりますし、動作もわかります。視線まではわかりませんが。盗撮のようで気がひけてきますとはいっても、後方から追突されることもありますから……、どうなんでしょうね、後方の撮影って。

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