#1563 ダイハツのハイゼットトラックをオフロードで走らせてきた話、動画編。
さて、ダイハツのハイゼットトラックのテストドライブ動画、昨日に公開され、異例のスピードで視聴回数が伸びているとの、連絡がありました。不整地を走らせただけであり、軽トラックを知っている人からすればどってことないシーンですが、知らぬ人からすると新鮮に映るようです。で、その動画の中でも、オフロード走行について補足しておきましょうか。実は、オフロード走行シーンにそれほど尺を確保するつもりはなく、深くを語ることできずに終わってしまっていますもので。
まぁ、軽トラックですから、このハイゼットトラックもラダーフレーム+リアリーフリジッドサスペンション+パートタイム4WDと、クロカンするには最適なハードウェアを持っていますが、いわゆるオフロードコースを得意とするようなセッティングとはなっていません。サスペンションのセッティングにおいて伸びが少ないためで、動画でもモーグルでタイヤを大きく浮かせてしまっていることから、それが分かります。荷物を積むことが多く、また、オンロードでの安定性を求めてのセッティングゆえのことなのですが。ただ、このタイヤが浮いたシーンを見て、だから、スゲーと思われているようですが、実は、逆でして、これ、オフロード走破性を語るならば、実にかっこ悪いスタイルであり、理想とはほど遠いスタイルなんです。さらに、不利という意味では、フロント、リアともに簡単に障害へヒットしてしまうスタイリングで、グランドクリアランスも不足。つまりですね、オフロード走破性を語るに相応しいハードウェアを持っているものの、道なき道を果敢に走れるかといえば、それはまたまた別問題、それが軽トラックなんですね。
では、なぜ、軽トラックでオフロードを走ってきたのか。そうなんですね、セッティングを変えることで、そもそも持っているポテンシャルを発揮できるんです、軽トラック。ただ、今回はノーマルのまま。なので、まずは、生意気なことを語りますが、ドライバーのテクニックがあっての走破性といった面もあります。4WDシステムはオフロード走行に有利なパートタイム4WDだから……と言いましたが、実のところ、センターデフはロックであっても、フロント、リアのデフはオープンですから、直結できない(させない)イマドキSUVよりレベルは高いといった感じ。なので、モーグルでは、先に挙げた短足加減も相まって、簡単にスタックしていまいます。動画のシーンは、3輪接地可能なラインを読んでステアリングを握っていますし、グリップを失ってもそれ相応のペダルワークをして、いとも簡単に難なくクリアしているように見せています。ただ、これ、すごく特別なテクニックかといえば、そんなことはなく、オフロード走行を楽しんでいる人ならば、当たり前のレベルです。つまりですね、誰でもできるわけではありませんが、相当なハイレベルというわけではない、そんなテクニックが必要になります。ま、4WDを運転する基本テクニックとも表現できますが……。
ヒルクライムは、実のところ、下のほうはフラットだったんですが、上の最後の最後が荒れてて(凹凸があって)、パワーで対処したいのに、NAエンジンゆえに失速気味になり、それでも粘りに粘って登りきっています。ちなみに、この時、ドライバーは、できるだけ平然と登っているように見せなければと、アクセルワークを過度にしていませんでした。そうなんですね、動画って、その全てが映ってしまうんです。で、下り、ヒルダウンは、当初、使われない予定だったので、気にすることなく、ポンピングブレーキしつつ、ラフに下りてきています。いわゆるヒルダウンコントロール的なシステムは付いていませんから。
動画で伝えきったかどうかは少々不安もありますが、この動画で伝えたかったことは、軽トラックってのは、実用性だけではなく、ドライバー主体で楽しめる、つまり、オンロードにしたって、オフロードにしたって、ドライブする楽しさがあるを伝えたかったのでした。って、ちなみに、軽トラック初体験のスタッフからは、真っすぐ走らないとか、加速がよくないといったネガティブな要素が多く、歓喜の声は聞こえてきませんでした。違うんです、引っ張るんです、踏ん張るんです、合わせるんです、人がクルマに合わせること、それができないと、軽トラックを楽しいとは思えないのです。
まぁ、軽トラックですから、このハイゼットトラックもラダーフレーム+リアリーフリジッドサスペンション+パートタイム4WDと、クロカンするには最適なハードウェアを持っていますが、いわゆるオフロードコースを得意とするようなセッティングとはなっていません。サスペンションのセッティングにおいて伸びが少ないためで、動画でもモーグルでタイヤを大きく浮かせてしまっていることから、それが分かります。荷物を積むことが多く、また、オンロードでの安定性を求めてのセッティングゆえのことなのですが。ただ、このタイヤが浮いたシーンを見て、だから、スゲーと思われているようですが、実は、逆でして、これ、オフロード走破性を語るならば、実にかっこ悪いスタイルであり、理想とはほど遠いスタイルなんです。さらに、不利という意味では、フロント、リアともに簡単に障害へヒットしてしまうスタイリングで、グランドクリアランスも不足。つまりですね、オフロード走破性を語るに相応しいハードウェアを持っているものの、道なき道を果敢に走れるかといえば、それはまたまた別問題、それが軽トラックなんですね。
では、なぜ、軽トラックでオフロードを走ってきたのか。そうなんですね、セッティングを変えることで、そもそも持っているポテンシャルを発揮できるんです、軽トラック。ただ、今回はノーマルのまま。なので、まずは、生意気なことを語りますが、ドライバーのテクニックがあっての走破性といった面もあります。4WDシステムはオフロード走行に有利なパートタイム4WDだから……と言いましたが、実のところ、センターデフはロックであっても、フロント、リアのデフはオープンですから、直結できない(させない)イマドキSUVよりレベルは高いといった感じ。なので、モーグルでは、先に挙げた短足加減も相まって、簡単にスタックしていまいます。動画のシーンは、3輪接地可能なラインを読んでステアリングを握っていますし、グリップを失ってもそれ相応のペダルワークをして、いとも簡単に難なくクリアしているように見せています。ただ、これ、すごく特別なテクニックかといえば、そんなことはなく、オフロード走行を楽しんでいる人ならば、当たり前のレベルです。つまりですね、誰でもできるわけではありませんが、相当なハイレベルというわけではない、そんなテクニックが必要になります。ま、4WDを運転する基本テクニックとも表現できますが……。
ヒルクライムは、実のところ、下のほうはフラットだったんですが、上の最後の最後が荒れてて(凹凸があって)、パワーで対処したいのに、NAエンジンゆえに失速気味になり、それでも粘りに粘って登りきっています。ちなみに、この時、ドライバーは、できるだけ平然と登っているように見せなければと、アクセルワークを過度にしていませんでした。そうなんですね、動画って、その全てが映ってしまうんです。で、下り、ヒルダウンは、当初、使われない予定だったので、気にすることなく、ポンピングブレーキしつつ、ラフに下りてきています。いわゆるヒルダウンコントロール的なシステムは付いていませんから。
動画で伝えきったかどうかは少々不安もありますが、この動画で伝えたかったことは、軽トラックってのは、実用性だけではなく、ドライバー主体で楽しめる、つまり、オンロードにしたって、オフロードにしたって、ドライブする楽しさがあるを伝えたかったのでした。って、ちなみに、軽トラック初体験のスタッフからは、真っすぐ走らないとか、加速がよくないといったネガティブな要素が多く、歓喜の声は聞こえてきませんでした。違うんです、引っ張るんです、踏ん張るんです、合わせるんです、人がクルマに合わせること、それができないと、軽トラックを楽しいとは思えないのです。