#1556 制御プログラム書き換えで走りに輝きを取り戻した、我がフィエスタ。

 この年末に、フィエスタとジムニーが車検を迎え、ついでにともに任意保険も更新となります。車検のタイミングだけではなく、保険更新のタイミングまでピタリと合わせたつもりはまったくないんですが、すべてがまとまってやってきます。それにしても、ともに我が家にやってきた時、それぞれの車検残りはフィエスタが1年半、ジムニーは1年だったのに、この年末まであっという間のことでした。久しぶりの2台持ちをしてきて感じたのは、意外にもジムニー1台でどうにかなるってこと。能登も往復しましたし……。ただ、だからといってフィエスタを手放すのも、寂しい限り……。
 なんて悩みは続きますが、ここではフィエスタの話を。こやつ、昨今の輸入車ですから、例に漏れず、昨今のメンテナンスパッケージを標準装備しておりまして、最初の車検、つまりメーカー保証期間まで、オイル交換やら点検が無料という扱いになっています。なりますので、先日、サービス工場(元フォード、今は別会社、でも、場所も、スタッフも変わりなく)へと出かけ、点検とオイル交換をお願いしてきました。その際、何か不具合ありますか? と訊かれ、特に不具合と言えるようなこともなく、何もありませんと言葉にしたんですが、したんですが、デュアルクラッチの件を言うだけいっていることにしました。いや、トラブルではないんです、ないんですが、デュアルクラッチの世代が古いがゆえに、実は、フィエスタ、かなりぎくしゃくがあります。それは振動があるレベルは当たり前で、ターボのセッティングもあって、飛び出し感まであります。ありますが、この手のフィーリングは慣れていますし、アイドリングストップが付いていないこともあって、それほどまでの不満には思っておらず、むしろ許容範囲内だと認めていました。でも、ちょっと話をしてみたところ……、エンジン&トランスミッションの制御が新しくなったプログラムが出ているようで、それに書き換えてみるとのこと。おっと。言ってみるもんだなと思いつつ、書き換えてもらったらですね、変わった。戸惑いは消え、ショックも消え、エンジンオイル交換直後ってこともあって、3気筒らしさも抑えられ、エンジンフィールも実にスムーズなったりして。ちなみに、診断ではトランスミッション側にエラーはなく正常の範囲内。そうそう、学習機能のリセットも今回行われています。
 サービス工場を出てから、ハードウェアを替えずに、制御だけでここまで煮詰められるのか……とばかりに関心して、そのままヨシダテストコースへ。やたらとロールスピードが早く、ターボラグも大きめといったクセのあるフィエスタですが、やっぱり、ワインディングが愉しい、愉しい。ただですね、時間が経過したら、以前のショックを含めたフィーリングは以前ほどではないとはいえ戻ってきました。ドライバーがいけないんでしょうかね、何かを学習してしまって、前に戻ってしまった、そんな印象を受けました。
 いずれにしても、愛着が湧いてきたのも、また、事実。といいますか、ジムニーにはないよさがありまして、やはり2台所有かな、と、振り出しに戻ってしまうのですが……。

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