#1551 混雑にうんざりしたけれど、あれやこれやと濃さがあった、夏の能登路。

 能登におりました。関東の雨模様は能登半島に足を踏み入れても続いていましたが、外浦へと出たら、青空が出迎えてくれました。どうやら尾根あたりに境があるようで、晴天とまでは行きませんが、夏気分が広がっていました。ちなみに上の写真は内浦で、左下の写真は外浦の夕景です。これだけ違っておりました。
 それにしても、なぜにお盆休み時期にわざわざ能登へ行こうと計画を立てたのか……、って、到着して気付いたんですが、その理由、さっぱりわかりません。しかも、2泊しか確保していないという、この中途半端さ。来年はもう少し理由付けをしっかりとして出掛けようかと思っておりますが。とはいっても、昨年も8月16日から滞在していたようで、混雑時の能登はすでに体感していたのですが、今年の混雑ぶりは違ったように感じます。どこへ行っても人、人、人、クルマ、クルマ、クルマ。普段は人気がないといわんばかりのスポットも人、人、人。ちょっと極端すぎやしないかと思ったりもしましたが。って、人が寄りつかないスポットでの話。いわゆる観光ガイドブックに載っているようなスポットへと出掛けたら、どんな感じだったのでしょうか。とは言っても、能登は相変わらずな感じで、向かい入れてくれました。いつもの宿は、知る人ぞ知るというスタンスから、簡単に検索結果に表れてしまうという広くへと発信するスタイルを採り入れた途端、夏時期、すべて満室という恐ろしい事態に突入しながらも、まぁ、雰囲気を崩すことなく進化。ま、結局のところ、採算が合わなければ、つまりは商売として成立しなければ、そう、宿がなくなってしまえば、まさに本末転倒でありますから、そういうスタイルも必要なんだな、やはり、なんてことを感じました。
 なんていうんでしょうかね、自らの理想と、商売が成立(生活できる)という、そのバランス加減の大切さとでも言いましょうか。とどのつまり、その配分として、やはり理想を大きくできないもの、逆にいえば、理想を実現するためには多少の犠牲と言いましょうか、したくないこと、やりたくないこともせねばならぬ、ってことなんですな。なんてことを再認識したりと、ま、先の混雑ぶりを目にして、そんなことを実感したのですが。そういう意味では、能登で出会った人たちも、皆、前へと踏み出して、生活スタイルを変えつつある人もいましたっけ。なんかね、そういう意味でも刺激があるんです、能登ってのは。

 そうそう、忘れぬように記録しておきます、渋滞の件。乗鞍越えは、能登へ向かう往路は朝7時にはすでにクルマが列をなしてユルユル走行となっており、東京へ向かう復路は夕刻になると新島々あたりで渋滞が発生する、と。トンネル前後やらで、もう少し詰まるかと思ったらば、そんなことはありませんでした。

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