#1522 ひたすらに生真面目だった、スバル・インプレッサG4。
さて、スバルのインプレッサ。そう、先日、新型XVに試乗して、あまりに調えられたそのバランスに感心したもので、果たして、ベースモデルであるインプレッサはいかがなものだったかを再チェックすることに。スポーツ(ハッチバック)でも、G4でもどちらでもいいとリクエストしたら、2.0LのG4に乗ることになりました。
それにしても、このG4、正統派といった印象が強く、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞する理由も良くわかります。実に良くできている。ハンドリングも操舵(アシスト)力も的確だし、オンセンターからの移行も実に繋がりがいい。タイヤのグリップは少々高いかなと思うところもありつつ、まぁ、これもひとつの解と捉えられる、と。ロールは剛性感、スピードともに素直。サスペンションが自在に動いている感があって、これまたいい。ストローク感があるものの、実際のストローク範囲は狭められたといった感があり、つまりですね、大きな入力に対してはトタンが顔を出す。ドタンではなく、ト・タン。ただ、205/50R16サイズのタイヤを装備していたことを考えると、上出来。入力を支えるボディも剛性感に富んでいますし、ドライバーに違和感として伝えてこない。ただ、リバウンドストロークで乗り心地を作っているところ(当たり前)に、もう少し減衰を与えて、質感を出せたらいいのになぁと思うところがあったのも事実。って、そこまで作り上げると、Dセグレベルに届いてしますが。
つまりですね、走り込んでいくうちに、かなりスポーティな躾けを見つけましてね。って、いや、それは意図的なスポーティな仕立てではなく、素によるスポーティさ。実のところそれほどに期待していなかった2.0LNAエンジンも、レギュラー仕様ながら、ずいぶんとトルクとパワーを手に入れていまして、それをフラットに仕立てているところが好印象。特に2000回転あたりからのトルク感はすこぶる高く、かつてのEJ20型NA(レギュラー仕様)からは想像できぬほど。
言い換えますとね、燃費悪化はこのあたりにありますので……、って、やはり従来どおり、1500回転以下、無理でしたら2000回転を超えぬところでのアクセルワークが、実燃費向上には大きく貢献します。そう考えると、ACC使用時にコンフォートをセレクトしても、先行車の動き次第とはいえ発進時に2000回転を上回ってそこから落としてくるという流れに、コンフォートなんだからそこまで頑張らなくてもいいのにと思いつつ、まぁ、周囲の流れを見ていると、この加速がデフォルトなんだろうかと思うところもありつつ。
結論。想像以上に、まじめです。でも、ゴルフ7には届いていないと感じます。ただ、両者の価格を比較すると、とってもいい選択肢だと思います。刺激もある2.0Lエンジン、よく躾けられたシャシー、そんなあれこれから、この2.0Lモデルこそ、MTで乗りたいと思いました。そう、ここに、マツダとスバルの方向性の違いが、あるんです。どっちがいいとか、悪いとか、ではなくって、ね。
あ、付け足し。インパネからのビビリが2箇所、メーカーオプションナビの操作性のイマイチ感、耳を澄ますと聞こえてくるCVTからのFacetimeの呼び出し音のようなサウンドが、気になりました。でも、それらも、質感が上がり過ぎているからゆえに感じたことですので。
それにしても、このG4、正統派といった印象が強く、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞する理由も良くわかります。実に良くできている。ハンドリングも操舵(アシスト)力も的確だし、オンセンターからの移行も実に繋がりがいい。タイヤのグリップは少々高いかなと思うところもありつつ、まぁ、これもひとつの解と捉えられる、と。ロールは剛性感、スピードともに素直。サスペンションが自在に動いている感があって、これまたいい。ストローク感があるものの、実際のストローク範囲は狭められたといった感があり、つまりですね、大きな入力に対してはトタンが顔を出す。ドタンではなく、ト・タン。ただ、205/50R16サイズのタイヤを装備していたことを考えると、上出来。入力を支えるボディも剛性感に富んでいますし、ドライバーに違和感として伝えてこない。ただ、リバウンドストロークで乗り心地を作っているところ(当たり前)に、もう少し減衰を与えて、質感を出せたらいいのになぁと思うところがあったのも事実。って、そこまで作り上げると、Dセグレベルに届いてしますが。
つまりですね、走り込んでいくうちに、かなりスポーティな躾けを見つけましてね。って、いや、それは意図的なスポーティな仕立てではなく、素によるスポーティさ。実のところそれほどに期待していなかった2.0LNAエンジンも、レギュラー仕様ながら、ずいぶんとトルクとパワーを手に入れていまして、それをフラットに仕立てているところが好印象。特に2000回転あたりからのトルク感はすこぶる高く、かつてのEJ20型NA(レギュラー仕様)からは想像できぬほど。
言い換えますとね、燃費悪化はこのあたりにありますので……、って、やはり従来どおり、1500回転以下、無理でしたら2000回転を超えぬところでのアクセルワークが、実燃費向上には大きく貢献します。そう考えると、ACC使用時にコンフォートをセレクトしても、先行車の動き次第とはいえ発進時に2000回転を上回ってそこから落としてくるという流れに、コンフォートなんだからそこまで頑張らなくてもいいのにと思いつつ、まぁ、周囲の流れを見ていると、この加速がデフォルトなんだろうかと思うところもありつつ。
結論。想像以上に、まじめです。でも、ゴルフ7には届いていないと感じます。ただ、両者の価格を比較すると、とってもいい選択肢だと思います。刺激もある2.0Lエンジン、よく躾けられたシャシー、そんなあれこれから、この2.0Lモデルこそ、MTで乗りたいと思いました。そう、ここに、マツダとスバルの方向性の違いが、あるんです。どっちがいいとか、悪いとか、ではなくって、ね。
あ、付け足し。インパネからのビビリが2箇所、メーカーオプションナビの操作性のイマイチ感、耳を澄ますと聞こえてくるCVTからのFacetimeの呼び出し音のようなサウンドが、気になりました。でも、それらも、質感が上がり過ぎているからゆえに感じたことですので。