#1401 フィエスタを選んだ理由 思うにですね……、と、まとめ。

 なんだかんだ書いてきましたが、ここにピックアップしたモデル、すべて欲しかったというのが本音。といっても、それは無理な話ですな。そうそう、こうしてあれこれと書いてきて、そして、大先輩から指摘されて気付いたのですが、使い勝手については二の次となっています。これは個人的なキャラクターによるもので、使い勝手ってのは、3ドアであろうと、オープンカーであろうと、二の次です。といいますか、そのクルマに惚れ込んでいるならば、たとえば、荷物が載らないからとコペンやロードスターを諦めることはしません。むしろ、逆に、その不便を楽しんでしまう、と。逆にですね、利便性を優先した結果、そのオリジナルデザインが崩れたり、走りが失われてしまうことのほうが、自分にとってはマイナスだと捉えています。そして、なくても"どうにかなる"装備を採用したことで価格が上昇するならば、ないほうがいいとも思っています。そうなんです、ひねくれているんです。はい、知っています。
 というわけで、理想だけいうならば、MINI 3door ONE MT+サンルーフ+シャシーやエンジンのコントロールデバイス付き、そして、グランドチェロキー(WJ型)という2台というスタイルでした。おいおい、ルーテシアではないのか? と思われるかもしれませんが、MINIは、走りからデザインまでキャラクターが好みでありながら、ターボ、3ドア、MT、サンルーフという組み合わせが実現可能でありましてね。ま、ディーゼルエンジンではないんですが、この1.2Lターボのポテンシャルを知ると、このバランスいいなぁと思いますしね。といっても、ミニドライビングモードが付きが前提ではありますけども。
 もちろん、MINIを、208XYに置き換えることも可能です。といいいますか、3ドア、サンルーフ、MT、ターボエンジンという条件は同じですし、ま、価格を含めたそのほかの条件まで整っていれば208XYになったいたことでしょう。ベーシックエンジンではありませんが、あのバランス感といいましょうか、キャラクターは唯一無二ですし、何よりもノーマーク状態ですし。って、そう、自分のクルマ選びにおいて、ノーマークってのが重要だったりします。誰も気付いていないから、誰も乗っていない。そもそも、誰か(同業者)と同じクルマってのは避けたいんです。そう、被せるのも、被るのも。
 さて、現実的に手に入るクルマを眺めていたら、ハイスペックであったり、装備テンコ盛りだったり、そして、5ドアだったり、トルコンな2ペダルモデルだったり、SUVにおいてはハードなオフロード走破性を持ち合わせていなかったりと、自分の好みとは逆の要素ばかりという現実を改めて認識しました。
 今回のクルマ選びで、購入するというスタンスから新型車を見渡して、クルマとて冒険を許されなくなったことを感じ、そこに寂しさを覚えました。ジープとて、かつてほどは冒険していない。マーケティング上ではなく、クルマとして。ま、実際に足を運ばずして、情報を得られる時代になり、もはや冒険の必要がなくなったからとも言えますが、そこに、寂しさを感じます。しかしですね、いちばん寂しいのは、そんな理由といいましょうか、言い訳をして、ジープを下りた自分。そして、チャンスがあったのに、ランクル70を選べなかった、自分でした。
 気が付けば、フィエスタを否定していないつもりが、遠回しに否定するようなことを散々書いてきました。そろそろ、フィエスタについて、オーナーという視点から、あれこれと気付いたことを書いていきましょうかね。

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