#1398 フィエスタを選んだ理由 その8(デミオ、CX-3にしなかったワケ)

 さて、話を乗用車系に戻しましょう。ここまで語ってきてお気付きかと思いますが、ヨシダ好みのキーワードは、ディーゼル、MT、4WDの3つ。それがクロカンモデルかどうかは別にしてですね、好みは、その3つなんです。となるとですね、あるんですよ、それを満たしてくれるクルマが。しかも、現在、新車として販売されているモデルが。そう、マツダのデミオとCX-3。
 いや、迷いましたよ、かなり、相当。でも、実のところ、早々に脱落していました。その理由は、デミオ15MBを知ってしまったからというもの。#1046#1056にて書いた、デミオのディーゼルの絶賛ぶりを読み直してみると、なんで、デミオにしなかったかなぁと思ったりもしますし、なおさらに、選んだフォードフィエスタは先代デミオとベースを共用していますから、そう考えると、なんで最新型デミオにしなかったかなぁと思ったりもします、ほんとに。しかしですね、フィスタにはデミオにはないシャシーの素晴らしい仕立てがありましたから……云々。
 その話はさておき、MTであること、ディーゼルであることは、自分にとってかなり惹かれる条件となっていました。では、15MBに試乗したら、なぜにそれが薄れてしまったのかってことなんですが、これはとても単純。装備類はシンプルでいいと思っている身としては、それに応えてくれている15MBの装備内容に惚れ込み→1.5Lエンジンのフィーリングにもうっとり→150万1200円という価格にしびれ→いつしかデミオを選ぶなら15MBだと思っていたと。そう、イチオシと書いた(→)、あの頃ですな。そうなんですね、デミオのディーゼル、いいんですが、15MBと比較したら、いつしか割高と捉えてしまっていた。
 ところがですね、その15MBにもしなかった。ベースモデルたる素材として捉えてもとてもいいモデルだと感じましたし、吊るしで乗ってもいいと思ったんですが、やっぱりですね、専用スペックを与えて欲しかった。それは、シャシー。いや、高価なものでなくてもいいんです、もう少しバランスを整えただけのものでいい、つまり、エンジンフィールに見合った、サスペンションフィール。ただ、そんなことしたら、先の価格は実現できませんし、この15MBの企画自体が頓挫してしまう。それを承知の上で、言っていますが、ま、個人的にはそう感じてしまったのでした。そして、そんなことを考えるようになると、欧州コンパクトモデルのバランスの良さに、やっぱり惹かれていきます。あの後に乗ったのは、改良後のキャプチャー、ポロGTI(MT)、そして、フィエスタでしたから……、って、、このラインナップを眺めたらば、フィエスタに落ち着いたのは流れだったような気がします。キャプチャーのような乗り味の作り込みに感激し、でも、ポロGTIの楽しさの表現方法に感心し、そして、フィエスタのバランスに惹かれた、と。
 というわけで、いつしか、デミオは購入リストから脱落していたのでした。ま、ほんとに、今、考えると、どうして? と思うところがありますけども。CX-3の場合は、どうせなら4WDを選びたい、となるとですね、価格が気になりましてね。いや、あの性能に対して、それだけの価値はあると思いますよ、思いますけど、選択肢が増えていく……という観点から、ね。もちろん、中古も探りましたけど、4WDとなると、数が少ない上に、あまり下がっていない。さらには、考えている最中に、改良モデルが発表されたりして、となると、改良後モデル、つまり新車を選びたいということもあって、中古は脱落。クルマ選びってのは、なかなか難しいですな、ほんと難しいもんです。

このブログの人気の投稿

#1297 イチオシに変わりなかった、ルノー ルーテシア ゼン MT。

#1113 5年目にして……、トラブルではなかった、後付けサンルーフのあれこれ。

#1735 快適すぎるし、愉しすぎる。想像していたその先に到達していた、プジョー308。