#1383 目の前で移り行く自然の変化に、歴史に圧倒された、能登。

 キミはいつまで能登にいるんだと思われるかもしれませんが、ぼちぼち帰ります。いや、いい加減、帰らないと。ただ、東京はここのところ梅雨空が続いているようで……、って、こちらは晴天とまではいかなくても、青空が見える日が続いていまして、オープンで走っているもんですから、手も顔もさらに真っ赤に。梅雨空なんて聞くと、帰りたくありませんが、ま、仕方ない。
 それにしても、この気分爽快感。どうやったら、伝えられるんだろうと思って、写真であれこれと撮ってみたものの、アルプス越えの時のような青空ではないため、なかなか表現できず。難しいですな。
 そういえば、今朝は3時半過ぎに突然に目がさめました。ま、最近、トイレに起きることがおおいんですが、その時はちょっと違った。起きて外を見なきゃいけないという感覚に襲われましてね、で、外を眺めたら、上の写真のような光景が広がっていました。そうなんですね、朝焼けです。宿は日本海、つまりは北側に面しているので、日の出も日の入りも、太陽そのものは見えないのですが、こうした空が何かに焦がれるかのような色合いになります。
 で、続いて、今日の夕景。なんなんでしょうね、これ。もう、勘弁してくださいと言わんばかりの美しさ。移り行く様を眺めているだけで、幸せになれる、この不思議さ。やっぱりですね、自然の中にいると、思うんですね、自然の一部といいましょうか、一員といいましょうか、溶け込んでいるってことを。そうそう、この夕景の移り変わりを、iPhone6sのタイムラプスで撮影したんですが、ある程度光が落ちてくると、露出や感度を変えてしまうようで、途中で明るくなってしまったりで、上手く撮影できず。途中まではかっこいいんですけどね。ま、いい部分を編集してそのうちにアップしましょうかね。
 そうそう、3枚目の写真は、今日、訪れた、縄文時代の遺跡跡。写真に見える大木は、どうやら祭事が行われた跡らしいという環状木柱列。建てた木に神が宿るという、諏訪大社の御柱と同じような意味合いがあったとされるんですが、ここに立ってみると、想像以上のダイナミックさがありまして、圧倒。というか、何か懐かしさを感じたのは何故でしょうか。そうそう、この遺跡では、なんと4000年も生活が営まれていたとかで、4000年ってすごいですな、4000年もです。弥生時代前、つまり耕作が始まる前のことですから、なおさらに、その時に流れに圧倒されるわけですが。
 それにしても、彼らは能登の地をどうして選んだのでしょうかね。是非とも訊いてみたいものですが、もはや訊くことはできませんな。ま、湾内にイルカがたくさん訪れていて、食料にしていたとはいいますが、それ以前に、冬は寒いじゃん……。って、実は、能登よりも八王子のほうが冬の気温は低かったりします。そう、意外にも。ただ、能登は、日本海からの風雪がありますから……、って、そうか、この遺跡は内浦だから、それほどでもなかったのか……。なるほどね、なるほど。

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