#1377 許されるならば、1台、置いておきたい、マツダ・ロードスター。

 ロードスターの取材がありました。オープンカーの連載で……、オープンカーなので、撮影はオープンスタイルが必須。必須なのに、ここのところの雨に翻弄されて……、結論、天候芳しくないままに撮影となりました。当初、撮影は月曜日予定でしたが、火曜日が晴れるというからと火曜日に変更したところ、月曜日が晴れて火曜日が雨の予報となり、ならばと、火曜日のように土砂降りにはならないとの予報から水曜日に変更してみれば、水曜日は雨。ま、この時期だから仕方ないんでしょうけど、あまりにギリギリを狙ってくる天気予報に振り回された感があります。
 というわけで、ロードスター。改めてロングドライブしてみましたが、いいですな、いい。もちろん、FRゆえにいいという部分もあるんですが、あのパッケージングと、重量バランスと、シート、ステアリングを含めたポジションと……、あれやこれや。当初は、やはり収納が少ないといった不便を感じましたが、すぐにそんな不便はもはやどうでも良くなって、走りに没頭。意のままに操れるというステアリングフィールは、ボディボトム部分の剛性感も相まって、すこぶる素直。舵を当てたところからノーズがインを向き、切り足していくと、曖昧さが介在せぬまま(いやしているんだけど)に、向きを変えていく。なんですかね、このフィーリングは、と感心しきり。その支持剛性含めて、サスペンションにしなやかさというか、質感が与えられるといいなとか、ボディ剛性全体にもう少しを覚えるところもありますけど、いや、十分でしょう、これで。何しろ、249.48万円からですし、ベースグレードのSならば、1t切っていますから。
 それにしても……、って、最近のマツダを語るにいつも言っていますが、このロードスターにもブレがないし、見当たらない。といいますかね、手元においておきたい1台。2シーター? いいじゃない、それで。乗り心地が? キャビンがタイトだ? それがロードスターってもんでしょ、と、不満を不足と感じさえない、それを超える良さがロードスターにはありますから。
 まぁ、強いていえば、今回は、撮影ということから、S レザーパッケージでしたが、革にもう少しの質感が欲しいと感じてしまいました。艶やかさ不足に通じる感じかな。ステッチにしても、1.5万km経過で、すり切れや色あせが見られましたし。。ま、仕方ないか、このあたりは。あ、このホイールデザイン、色合いも含めて、ちょっと惚れました。
 ちなみにですね、燃費が思っていたより、良かった。取材で、あちこち走り回ったにも関わらず、14.6km/L。丁寧に走れば、20km/Lに届きそうな予感すらしました。って、今回はAT。MTを借り出して、みないと。

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