#1376 ディーゼルに、ONEに、JCWに、増殖するミニのラインナップ。

 MINIが増殖しています。ジワジワと、ヒタヒタと。え、なに、クラブマンにONEと4WDが加わった? と思っていたら、その翌日に、3ドアと5ドアとクラブマンにディーゼルエンジン搭載? しかも、1.5Lと2.0Lが混在。もはや、どのMINIにどのエンジンが組み合わされているか、よく分からなくなってきましたし、その価格もポジションがよく分からなくなっています。ほんとに、はい。
 というわけで、そんなバリエーションを増やしたMINIの試乗会がありました。ま、いちばんの期待は、ディーゼルの3ドア(5ドア)でしたが、これがですね、これがですね、これがですね、……、……、1.5LのクーパーD(5ドア)だったからなのか、期待とは少々ズレがありました。3気筒だからとか、2.0Lではなかったからというよりは、クルマとしてのバランスにおや? がありまして。って、実は、この直前にクラブマンのONEに試乗しておりまして、しかも、それが大絶賛だったもんですから……、って、たぶん、それが理由だと思います。やっぱりですね、3ドア/5ドアモデルと、クラブマンとの違いは大きい。それはまさに、クラス感が異なるという違いであり、後発という強みもクラブマンには感じます。つまりは、クラブマンって、あらためて良くできているなぁと思いました。3ドアが好きといいながら、クラブマンにちょっと惹かれつつあります。
 ですので、続いて乗ったのが、そのクラブマンのディーゼル(クーパーD)。これがクラブマンそのものがいい上に、ディーゼルエンジンですから好印象。2.0Lという排気量もありますが、低回転域からのトルク感と、それをフラットに仕立てたフィーリングは、扱いやすさとトルクフルさとが相まって、とっても好み。乗り味もそれに見合ったものだったし、何よりも、本革シートを含めて、乗り味まで質感が、統一されていたことが良かった。いやー、いい、これ、いい。というか、クラブマンを買うならば、ディーゼルがいいです。
 そうそう、遅れて導入されたコンバーチブルのジョンクーパーワークスにも試乗しましたが、悪いわけがない。エンジンからサスペンションまで、これだけのハイパフォーマンスを与えながら、どうしたら、この乗り心地を確保できるのかね、と、そのタイヤサイズを確認しながら何度もつぶやいておりました。最近、思うんですよね、この手のモデルは乗る人を選ばなくなっている、と。それがいいのか、どうかは分かりませんが、いずれにしても、ジョンクーパーワークスたる進化にちょっと驚きを覚えたのでした。
 というわけで、それぞれに乗りこなしてみないと、真価のほどは語れませんな。近いうちに、3ドア/5ドアの1.5Lディーゼルと、クラブマンoneをとことん乗ってみたいと思うわけですが、あまりの増殖スピードになかなか追い付いていけません。まずは、コンバーチブルに近々。
 って、そうそう、その真価はさておいて、エンジンはガソリンよりもディーゼルだなと思っていましたが、その価格は、3ドアのディーゼルが300万円、クラブマンのONE(ガソリン)が290万円。こうなると、クラブマンのONEに魅力を感じてしまいます。というか、安いじゃないですか、クラブマンONE。って、絶対的な価格帯としてみると、安くはないですけどね。
 

このブログの人気の投稿

#1297 イチオシに変わりなかった、ルノー ルーテシア ゼン MT。

#1113 5年目にして……、トラブルではなかった、後付けサンルーフのあれこれ。

#1735 快適すぎるし、愉しすぎる。想像していたその先に到達していた、プジョー308。