#1373 販売するスタンスは絶賛、でも、フォローが不足していてもったいない、って話。

 週明けの締め切りの執筆、締め切りは同じであっても、いくつかの編集部からの依頼なので、一気に来ないで欲しいなぁと期待しつつ、現時点でまだ届いていません。いや、なんとなくは書いていますよ、はい、書ける範囲で書いています。でもね、なんかイマイチ気乗りしなくて……、というわけで、ここの更新を。
 あのですね、ほら、ひねくれた性格も手伝って家庭菜園たって一般的な作物を育てないって話をしましたが、って、ちょっとニュアンスが違うか。ちょっとあると助かる作物を育てるって話をしたじゃないですか。ま、それってのは、逆にいえば、手に入り難いとか、買うと高いといった意味合いもあります。で、そんな作物のひとつが、万願寺唐辛子。ここ数年、関東でも苗を見かけるようになりましたが、その売り方に、売る気があるんだかどうだかわからんって話をしました(→#1172)。レアな品種を扱うのはいいんですが、レアだからこそ、そうあることを強調して、そしてどう活用するかをアナウンスしなければならんのに、それができていないって、話ですな。
 ようやく前置き終わり。そんな販売例といいますか、レアな作物の苗を、とある道の駅で発見しました。ひとつは、ルバーブ(右上)。ルバーブ自体はわりと広くに知られている作物ですが、それでも聞いたことない人はまだまだ多いですし、たとえ、知っていたとしてもコンポートやらジャムになった状態であって、それが、西洋フキの茎だと言われても、収穫直後の姿を知らぬ人には、イメージできないかと思われます。そんなルバーブの苗なんですが、そこで販売されていたものは説明書きがあったものの、葉柄をジャムにしますと書かれていても、この苗から、まさかそれが30cmを越えて、太さだって親指と人さし指で丸を作ったぐらいになるとは想像できないのではないか、と。そうなんです、かなり大きくなります。レシピもちゃんと書いてあるんですが、まぁ、知らない人に、その味について触れてもいいんじゃないかと思うわけで……。
 続いては左の食用ほおずきの苗。これにいたっては、説明書きがないので、もはや、知る人ぞ知るというスタイルでの販売となっていました。この道の駅では、食用ほおずきのジャムが販売されていたものの、それとてラベルそのものが地味な上に、案の定、安くはないし、説明書きも詳細が不足気味。つまり、知らない人がそれを目にしても、色合いの悪さ(ジャムにすると黒が加わって美味しそうに見えない)も手伝って、興味を引かれることはない、か、と。
 ま、そんな食用ほおずきの苗ですから、なおさらのこと販売方法ではもったいないなぁを感じるわけです。珍しいとか、育てるの簡単とか、そういった煽りも必要ですが、そもそも、どういった作物なのか、そして、食用であること、つまり観賞用ではないことのアピールやら……、不足気味、いやいや、完全に不足しています。なんかね、もったいない。ほんとにもったいない。
 ちなみに、両方とも、苗で販売しているのを目にしたのは、初めてのこと。ゆえに、買っていこうかと思って、苗を眺めること、たぶん5分ぐらい。あれこれと考えたのですが、バルコニー栽培には適しておらず、諦めました。はい。

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