#1354 ヨシダの意外な過去シリーズ、そのいくつだっけかな……、金魚編。

 言えないというよりは、言わないといいましょうか、言っていない過去が、あれこれとあります。ま、別にいうまでもないって程度の、過去の話。そのひとつに、金魚があります。金魚少年とは言いませんが、金魚について、少しばかり詳しかったりします。
 家庭菜園は小学生時分からだったと先日書きましたが、あの頃は、自転車であちこち走り回って、あれこれと見つけました。そのひとつが養魚所。田んぼの休耕地を利用しての養魚所でしたが……、って今考えてみると、田んぼの中にあって、田んぼと同じ区画(広さ)が与えられていただけで、休耕地ではなかったのかもしれませんが、そんなこじんまり、でも、小さくはない養魚所を見つけました。小売りはしておらず、基本的に卸売りのみ。で、メインは金魚、あ、鯉もいましたっけ。いずれにしても、観賞用をメインとしながらも、いわゆる完成された……、いやいや、成魚ではなく、幼魚の卸をしている養魚所でした。ですから、金魚といっても、超高価な、まさに作品になるような金魚ではなく、中にはエサ金と呼ばれる、熱帯魚やらの餌にされてしまう、もしくは、縁日の金魚すくいに使われるような、観賞用にならない金魚も飼育していました。そこによく遊びに出かけ、幼魚の見分け方、つまり、エサ金になるか、ならぬかを教えてもらったり、金魚と鯉について知識を得ました。って、知識っていえるほどのものではありませんけれども。
 ま、そんな金魚少年ですから、いわゆるペットショップといいましょうか、金魚売り場については、ちょっとといいましょうか、かなりうるさかったりします。先日、八王子ではわりと有名な金魚ショップ、いや、なんていうんだ、あれは、えっと、金魚屋さんからスタートしながら、今ではオシャレなカフェやら、観葉植物やらまでおいてある、それっぽい店舗へと出掛けました。もちろん、ワクワクしながら足を運んでいますが、今どきの品(金魚)揃えと、今どきの販売方法と、なんか違うんだよなぁを感じながら、そこに時間の流れを感じました。何よりも驚いたのは、昨今のエサ金以外の特別扱いといいましょうか、スペシャルなプライスに唖然。たかがコメット、たかが琉金が……、と思いつつ、ま、これもまた付加価値を付けるという今どきの販売方法に倣ったものなんだなぁ、なんてことを考えつつ、金魚を眺めていましたが……。
 その養魚所ですが、残念ながら、周囲の田んぼは埋め立てられてそのままに放置されて草ボウボウとなり、養魚所もなくなってしまいました。でも、金魚を見るたびにあの養魚所のことをあれこれと想い出します。まさに、少年時代の想い出ですな。

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