#1351 いいクルマってのは、どこまでも走っていきたくなります、って話。

 昨日は、重い腰を上げて老眼鏡を作りに出掛けたつもりでした。早めに作ったほうがいいという進言と、簡単に作れるというアドバイスをいただいていたもので。テストドライブを兼ねて、その帰りにでも、というつもりで出掛けました。昼ご飯、何か買うのも面倒だったので、おむすびを作って出掛けました。いただいたタケノコで、タケノコご飯を作ったばかりだったので、タケノコご飯なおむすびを、3個ほど握って。で、途中でペットボトルのお茶を買わずに済むようにと、ジオランダーのケータイマグにお茶を入れて。
 でも、気付いたら、甲府盆地にいました。そして、気付いたら、八ヶ岳のパン屋さんにいました。そして、気付いたら、乗鞍高原にいました。走行距離にして500kmオーバー。すべて下道。さすがに疲れましたが、満足感はとんでもなく高く。なぜ、そんなに走ったのか。それは単純。これぞ、まさしく、どこまでも走っていきたくなる、クルマだったから。そうなんですね、いいクルマの指標ってのは、とっても分かりやすくてですね、どこまでも走っていきたくなる、そんな魅惑を備えていること。これが面倒なクルマだったら、不快なクルマだったら、帰路のことも考えて、とっとと帰ってきます。ま、下道を走るか、どうかは、そのドライバーのキャラクターといいましょうか、性格にもよるところでしょうから、それはさておき。
 個人的には、下道のほうが、様々なシーンがある分クルマとの対話を愉しめますし、ちょいと寄り道もできますから、好みだったりします。左の写真はあちこちと道を探して、景色を探して、そんなことを重ねているうちに出会った公園です。今は、人影はまばらですが、この展望と、桜と、あれこれと……、やがて、ここも人気スポットになってしまうんでしょうね。というわけで、写真は、おむすびに巻いた海苔が付いた指とともに。
 今回、カーナビゲーションがなかったことで、あれこれと発見がありました。完成していたはずの下道ルートは、路地の交差点を曲がり、農道を走って、川沿いの道を抜けて……というルートでして、ナビの案内というよりは、ナビによる確認ができなかった分、ちょっと不安がありました。しかし、意外と感覚で覚えていることを確認できましたし、何よりも、まさに感覚に導かれるままに走ったらば、遠回りになるけど、実は走りを愉しめるルートのことを思い出したり。ナビがないと、それはそれで愉しめるものだなぁ、なんてことを感じました。ちなみにこのルートを走る時、同乗はご遠慮願っています。って、教えたくないとかじゃなく、たぶん、耐えられないと思いますからして。

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