#1318 スバルは、自身をもう少しアピールしてもいいと思う、って話。
本日プレス向けに開催された「次世代SUBARU説明会2016」へと足を運びました。スバルは、昨年の東京モーターショーを皮切りに、インプレッサ、セダン、XVとコンセプトカーを発表していますが、そのベースとなる次世代プラットフォームについての説明会ですな。ただ、説明会といっても、理想であり、掲げている目標(値)を公開したといった内容で、具体的にはボディが公開されたことがトピックでした。って、新型インプレッサが今年後半に発表されるタイミングを考えると、ま、この程度の公開が当たり前ですな。
その内容については、すでにあちこちで書かれているでしょうから、ここでは書かないでおきましょうか。ま、説明会で見聞きしたことから想像するに、新型インプレッサは、相当なポテンシャルが与えられたモデルであることが想像できますし、たぶん、試乗すると、その期待は、いい意味で裏切られることでしょう。ただですね、、これまでのスバルを知っているから、あと少し……を感じているからこそ、想像できること。これ、一般の人に、プレスリリースのままに、説明会のままに伝えた時、どういった印象をもつのだろうかと感じました。たとえば、説明会でも、プレスリリース同様にまっすぐ走れるとか、世界最高水準の安全性能といった言葉が使われていたのですが、これらの単語は、どのメーカーもブランドも使っているもの。目標であることは事実なんですが、その先を見据えていること、その到達ポイントの高さをアピールしきれていないところがあったように感じました。
たとえばですね、VWのMQBプラットフォームでは、トランスミッションが将来どうなるか、だから、こうしたのだという、先を見据えた話、理由がありましたし、パワーユニットに関する話もありまして、それほど具体的ではなくても、明確なロードマップを示したことで、MQBプラットフォームの価値、意義を、しっかりとアピールしていた。つまりですね、なんとなく、電動化も見据えた設計ですだけでは、やっぱりアピールとしては弱いかなと感じたというわけですが……、ってこのあと、今後の話題として残してあるんでしょう、きっと。
さて、それとは逆に、よくがんばってアピールしましたねという内容もありました。それがアイサイト関連。左は、説明会で配布された資料でアイサイト装着車の有効性を示していた表現のいくつか。この手のシステムは、言葉(単語)にしてしまうと、皆同じと思われてしまうものですから、その性能の違いをアピールするのはなかなか難しい。で、そのアピール方法としてもっとも有効なのが、事故の減少という具体的な数値。いちばん上がそれですが、人身事故のみとはなるものの(アピールとしては人身だけでも十分)、約61%も低減しているとのこと。これ、かなりアピール度は大きいですな。ちなみに、この数値、旧世代であるver.2までですので、ver.3を含めたらば、さらに高くなることでしょう。
その下、プリクラッシュブレーキの作動速度域の話も、ようやくといった感がありますが、これもアピールするにはとっても効果的。相対速度差がver.2で30km/h、Ver.3では50km/h以内であれば作動することはカタログでも謳われていますが、実は、極低速域での話はマニュアルにしか書いてなかったりします。ま、ACCの作動速度域にも似たところはありますけど。
今回、良く出したなぁと思った資料が、いちばん下。リアルワールドでの信頼性。実はユーザーが知りたいのはここであり、本来であれば、コンシュマーレポート的なスタンスで展開すべきところ。ただ、日本にはそこまでできる媒体、組織がないのもまた事実であって、ま、NASVAがJNCAPとして展開していますが、本来分かりやすくするはずのポイント評価が、実力差を分かりづらくしている面があります。まぁ、公平性を優先したためでしょうけれども……。というわけで、この資料こそ、アイサイトの優位性を語る上では有意義かと。ちなみに、ふと思い出しましたが、アイサイトにのプリクラッシュブレーキについては、他車の機能と比較して、誤作動が極端に少ないこともないことを感じます。これこそ、数値にしづらい部分ですな。
というわけで、今年後半にデビューするインプレッサからスタートする、新世代スバルは期待大ってな話でした。
その内容については、すでにあちこちで書かれているでしょうから、ここでは書かないでおきましょうか。ま、説明会で見聞きしたことから想像するに、新型インプレッサは、相当なポテンシャルが与えられたモデルであることが想像できますし、たぶん、試乗すると、その期待は、いい意味で裏切られることでしょう。ただですね、、これまでのスバルを知っているから、あと少し……を感じているからこそ、想像できること。これ、一般の人に、プレスリリースのままに、説明会のままに伝えた時、どういった印象をもつのだろうかと感じました。たとえば、説明会でも、プレスリリース同様にまっすぐ走れるとか、世界最高水準の安全性能といった言葉が使われていたのですが、これらの単語は、どのメーカーもブランドも使っているもの。目標であることは事実なんですが、その先を見据えていること、その到達ポイントの高さをアピールしきれていないところがあったように感じました。
たとえばですね、VWのMQBプラットフォームでは、トランスミッションが将来どうなるか、だから、こうしたのだという、先を見据えた話、理由がありましたし、パワーユニットに関する話もありまして、それほど具体的ではなくても、明確なロードマップを示したことで、MQBプラットフォームの価値、意義を、しっかりとアピールしていた。つまりですね、なんとなく、電動化も見据えた設計ですだけでは、やっぱりアピールとしては弱いかなと感じたというわけですが……、ってこのあと、今後の話題として残してあるんでしょう、きっと。
さて、それとは逆に、よくがんばってアピールしましたねという内容もありました。それがアイサイト関連。左は、説明会で配布された資料でアイサイト装着車の有効性を示していた表現のいくつか。この手のシステムは、言葉(単語)にしてしまうと、皆同じと思われてしまうものですから、その性能の違いをアピールするのはなかなか難しい。で、そのアピール方法としてもっとも有効なのが、事故の減少という具体的な数値。いちばん上がそれですが、人身事故のみとはなるものの(アピールとしては人身だけでも十分)、約61%も低減しているとのこと。これ、かなりアピール度は大きいですな。ちなみに、この数値、旧世代であるver.2までですので、ver.3を含めたらば、さらに高くなることでしょう。
その下、プリクラッシュブレーキの作動速度域の話も、ようやくといった感がありますが、これもアピールするにはとっても効果的。相対速度差がver.2で30km/h、Ver.3では50km/h以内であれば作動することはカタログでも謳われていますが、実は、極低速域での話はマニュアルにしか書いてなかったりします。ま、ACCの作動速度域にも似たところはありますけど。
今回、良く出したなぁと思った資料が、いちばん下。リアルワールドでの信頼性。実はユーザーが知りたいのはここであり、本来であれば、コンシュマーレポート的なスタンスで展開すべきところ。ただ、日本にはそこまでできる媒体、組織がないのもまた事実であって、ま、NASVAがJNCAPとして展開していますが、本来分かりやすくするはずのポイント評価が、実力差を分かりづらくしている面があります。まぁ、公平性を優先したためでしょうけれども……。というわけで、この資料こそ、アイサイトの優位性を語る上では有意義かと。ちなみに、ふと思い出しましたが、アイサイトにのプリクラッシュブレーキについては、他車の機能と比較して、誤作動が極端に少ないこともないことを感じます。これこそ、数値にしづらい部分ですな。
というわけで、今年後半にデビューするインプレッサからスタートする、新世代スバルは期待大ってな話でした。