#1260 イメージを変えずに、変わったことをアピールしている、新しいXV。
そして、XVです。今回は、デザインについて、ちょっと深く聞いてきました。XVのエクステリアデザインについては、そもそも評価が高いですから難しかったんじゃないですか? という問いからインタビューはスタートしたのですが、XVのイメージを変えることなく、新しくなったことをアピールしなければならないという命題を与えられたようで、かなり難しかったようです。
改良にあたっての課題は、フロントマスクだったそうです。というのも、プロから見ますと、サイドやリアの動きのあるデザインと比べて、フロントとインテリアが弱い、と捉えられていたようで。ま、販売店からの声もあったようですが。それでも、がらりとイメージを変えた感はなく、バンパーサイドに加えられたクロームメッキ+フォグランプユニットによって、ちょっとワイド感と精悍さが加えられたかな、といった程度。あまり変わっていない感があります。
しかしですね、それだけではなく、バンパーデザインはもちろん、ヘッドランプユニットにあれこれと細工が施されていました。ランプユニット内のCシェイプ(デザイナーさんはこう呼んでいた)の上を、20mmほどフロントへと伸ばしつつ、ガソリンではCシェイプに隈取りをしたそうで、って、なんでそんな細かいことをするのかなと思って訊いてみれば、点灯した時に、様々な機能が組み合わされた感、つまり、高機能であることを表現したかったからとか。LEDにしても、HIDにしても、あまりに強い光源ゆえに、実は照射範囲以外が見づらくなることから(光のない道を走るとその先がほんと見えづらい)、ハロゲンのぼんやり感のほうが好ましいと言っているような者からすると、ふーん、というところもありますが、昨今のランプデザインの流行ってのは、そういうものなんだそうです。
そのほかにも、フロントバンパーセンター部のブラック部分は、これまではストレート形状となっていましたが、改良モデルでは、フェンダーアーチのように動きのあるデザインを採用して、ちょいと凹凸を設けていました。これまではマスキングの工程が増えることもあってストレートにしていたとのことですが、今回は、工程を複雑にしない方法が見つかったようで、この凹凸デザインが実現したそうです。
ふーん、なるほどね、と話を訊いていたんですが、そうなると、やっぱり、フェンダーアーチのデザインの話になります。ディーラーオプションで用意されているスプラッシュボード(取材車はついていない)によって、オリジナルデザインを崩しているってなことを#757と#758にて書きましたが、それを問うてみました。やはり、デザイナーの立場からは難しい存在のようで、……中略……、結果、購入する人に任せるというスタイルにしたとのこと。もちろん、このスプラッシュボードは単体で、もしくは、ディーラーオプションとして用意されているベースキットの選択肢に含まれるというスタイルで販売されています。しかし、ディーラーや時期によっては、このベースキット購入が値引きの条件となる場合もあるようで、つまり、あってもいいけど、なくてもいいのにな的に選んでいる方もゼロではない、と。その結果、街を走る多くのXVが、スプラッシュボード付きとなっていたりするわけですが……。
個人的にスプラッシュボードは取り付けないほうがいいと言っているのではありません。機能性はちゃんとありますし。ただ、取り付けるならば、オリジナルデザインに沿ったものというか、メーカーが発売するんですから、オリジナルデザインを否定してしまうような、崩すようなものであってはならんと思います。で、結論、後付けパーツであっても、クルマをデザインした方が、そこまでちゃんとデザインしてくれたらいいのに……、と進言してきましたが、って、最近は、用品部(別会社)からかなり仕事の依頼が来ているようですので、今後は大丈夫です、とのことでした。
あ、写真はハイブリッドです。そうそう、ガソリンモデルのホイール、やっぱり大好評だそうです。で、今回、少しアレンジしてありますが、あれ、走行中のホイールが、また、かっこいいんだそうです。ずっと試乗だったので、見る機会ありませんでしたが。
改良にあたっての課題は、フロントマスクだったそうです。というのも、プロから見ますと、サイドやリアの動きのあるデザインと比べて、フロントとインテリアが弱い、と捉えられていたようで。ま、販売店からの声もあったようですが。それでも、がらりとイメージを変えた感はなく、バンパーサイドに加えられたクロームメッキ+フォグランプユニットによって、ちょっとワイド感と精悍さが加えられたかな、といった程度。あまり変わっていない感があります。
しかしですね、それだけではなく、バンパーデザインはもちろん、ヘッドランプユニットにあれこれと細工が施されていました。ランプユニット内のCシェイプ(デザイナーさんはこう呼んでいた)の上を、20mmほどフロントへと伸ばしつつ、ガソリンではCシェイプに隈取りをしたそうで、って、なんでそんな細かいことをするのかなと思って訊いてみれば、点灯した時に、様々な機能が組み合わされた感、つまり、高機能であることを表現したかったからとか。LEDにしても、HIDにしても、あまりに強い光源ゆえに、実は照射範囲以外が見づらくなることから(光のない道を走るとその先がほんと見えづらい)、ハロゲンのぼんやり感のほうが好ましいと言っているような者からすると、ふーん、というところもありますが、昨今のランプデザインの流行ってのは、そういうものなんだそうです。
そのほかにも、フロントバンパーセンター部のブラック部分は、これまではストレート形状となっていましたが、改良モデルでは、フェンダーアーチのように動きのあるデザインを採用して、ちょいと凹凸を設けていました。これまではマスキングの工程が増えることもあってストレートにしていたとのことですが、今回は、工程を複雑にしない方法が見つかったようで、この凹凸デザインが実現したそうです。
ふーん、なるほどね、と話を訊いていたんですが、そうなると、やっぱり、フェンダーアーチのデザインの話になります。ディーラーオプションで用意されているスプラッシュボード(取材車はついていない)によって、オリジナルデザインを崩しているってなことを#757と#758にて書きましたが、それを問うてみました。やはり、デザイナーの立場からは難しい存在のようで、……中略……、結果、購入する人に任せるというスタイルにしたとのこと。もちろん、このスプラッシュボードは単体で、もしくは、ディーラーオプションとして用意されているベースキットの選択肢に含まれるというスタイルで販売されています。しかし、ディーラーや時期によっては、このベースキット購入が値引きの条件となる場合もあるようで、つまり、あってもいいけど、なくてもいいのにな的に選んでいる方もゼロではない、と。その結果、街を走る多くのXVが、スプラッシュボード付きとなっていたりするわけですが……。
個人的にスプラッシュボードは取り付けないほうがいいと言っているのではありません。機能性はちゃんとありますし。ただ、取り付けるならば、オリジナルデザインに沿ったものというか、メーカーが発売するんですから、オリジナルデザインを否定してしまうような、崩すようなものであってはならんと思います。で、結論、後付けパーツであっても、クルマをデザインした方が、そこまでちゃんとデザインしてくれたらいいのに……、と進言してきましたが、って、最近は、用品部(別会社)からかなり仕事の依頼が来ているようですので、今後は大丈夫です、とのことでした。
あ、写真はハイブリッドです。そうそう、ガソリンモデルのホイール、やっぱり大好評だそうです。で、今回、少しアレンジしてありますが、あれ、走行中のホイールが、また、かっこいいんだそうです。ずっと試乗だったので、見る機会ありませんでしたが。