#1234 インプレッサ スポーツ ハイブリッド、よくがんばりました、話。

 ハイブリッドモデルの話が続きます。続いては、インプレッサ スポーツ ハイブリッド。このハイブリッドユニットは、XVに採用していたユニットを進化させたものですが、いうまでもなく、改良すべき点をしっかりと改良してきていました。乗り味については、#1196で感じたとおり。しなやかさを得たシャシーは、重量増によるしっとり感を得ていましたが、やはりストローク量とリバウンド時の減衰特性に、あと少しを求めたくなりましたが……。
 さて、ここでは、ハイブリッドユニットについて書きましょうかね。低燃費を引き出す、つまりいかにEVモード走行させるか、にあることは、このモデルだけに限ったキーではありません。で、このモデルはどうかということになるんですが、XVHV同様に、発進直後にEVモードのままで走ろうとするのは、現実的ではないというか、あいかわらず難しく、モーターだけで発進してもすぐにエンジンを始動させます。そして、そのままアクセルを踏んでいても、なかなかEVモードに突入せず。と思ったら、減速による回生を導いた後、緩やかにアクセルペダルを踏んでいると、EVモードに入ります。ただ、EVモードを継続させるにもパーシャルがギリギリで、負荷を掛けた途端にエンジンが始動します。あと少し頑張って欲しいなと思うところもあるんですが、ま、仕方ない、ご都合もありますから。ただ、その操作加減はそれほどシビアでありませんから、これまでのハイブリッドユニットよりは低燃費を引き出しやすくなっています。ま、意図的にEVモードへと持ち込む操作は必要ですが……。
 ちなみに、家から下り基調で、でも、最後にグイっと丘を登って、距離にして15kmほど走って、燃費は23.5km/L。そして、帰り道、まったく同じ道筋を走り、つまり、我が家へと上り基調で走って、やっぱり最後にグイっと丘を登って、トータルで15.6km/L(画像左)。もちろん、すべて下道で。ま、大絶賛はするには物足りなさはありますが、これまでのユニットと比較するといいんじゃないでしょうか。いわゆる八王子近辺の下道ですから。
 そうそう、気になったのは、EVモード走行していてエンジンが始動した直後、少し大きなトルク変動があって、ショックを伴って、わずかな加速を見せることでした。タコメーターを見ているとエンジン始動直後に1500rpmまで上昇させていまして、そのあたりとクラッチ操作とが影響しているようです。これ、試乗会の時には気づきませんでしたし、これまでのXVハイブリッドでは見当たらなかったフィールですので、要確認かな。
 ま、いずれにしても、よくやった、でも、もっと頑張れに、変わりはありません。

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