#1232 あれこれ練られ、仕立てられていた、エクストレイル・ハイブリッド。
あれこれ書き記しておきたいことは多いのですが、とりあえず、印象が残っているうちに……、というわけで、エクストレイルハイブリッドな話です。直前まで、CX-3のMTに乗っていましたから、発進直後のEVモード→エンジン始動における仕立て方に違和感を覚えたり、アクセルオフで回生ブレーキが強めに掛かることに唐突感を覚えたり、あれこれエクストレイルHVならではの扱いに戸惑いを感じました。下道を走って帰宅したものの、あの豪雨もあってのノロノロドライブやらもあり、燃費も芳しくなく。HVである意味合いはどこまで見いだせるかなと思いつつ、まぁ、ガソリンエンジンモデルよりはいいんだろうし、何より、それなりのボディサイズゆえの重量もあるから、致し方ないのかなと思いました。
で、翌々日、とてもいい話(エクストレイルとは関係ない話)を訊かせていただけるというので、ちょいと浜松までひと走りしてきました。500kmほど、そのうち下道は300kmほど。そしたらですね、前々日にどうだろうと思っていた燃費の件は解決しました。低燃費を語る際にキーとなるEVモードですが、発進時、少しアクセルペダルを踏み込むとエンジンが始動してしまいますが、走行中に多用するという仕立てとなっていました。EVモード走行が、どの速度まで許されているのかはチェックできませんでしたが、少なくとも90km/h走行までは確認。しかも、平坦な道で速度を一定に保つレベルであるならば、そのままにEVモードにて走行を続けます。左上の写真はその状態。左下のゲージがパワー側に振れていることからお分かりのとおり、アクセルを踏み込んでいながらEVモードが作動します。そうです、この状態を意識的に導き出すことで、燃費はどんどんと良くなっていきます。
もちろん、速度域を上げないこともポイントで、ガソリンエンジン始動時の回転数を1500rpm以下に抑えておくこともキー。具体的には、国道バイパスを法定速度ギリギリで走るトラックやらに追従ってシーンが、いちばん分かりやすいかな。ま、その辺りのコツが掴めるようになるとワインディングでもEVモードを多用できるようになってきます。もちろん、ECOモードに入れておくと低燃費を引き出すのはラクチンとなりますが、さらに慣れてくるとECOモードに入れずとも、低燃費運転ができるようになります。その辺りのドライバーがどうにかできる加減は好印象。ただ、個人的には、発進時にもっとEVモードを使わせて欲しいといいますか、EV→エンジン始動に唐突感があったり、踏み込み量がそれほど大きくないにも関わらずかなり回転数を上げてしまうことが、ちょっと気になりました。まぁ、それってのはドライバーの意思を尊重した制御ゆえのことなんでしょうけどね。ま、それが気になるんだったら、エコモードを使えってことか。と、自己解決。
と、いきなり低燃費運転な話となりましたが、トータル燃費は、18.1km/Lだったかな。エコドライビングを意図することなく、富士山周辺や、帰路の我が家までは、ワインディングを軽快に走っての結果ですから、まぁ、いいんじゃないでしょうかね。
そのほか、気になったこと。まず、シャシーの作り込み。低速域での硬さがあり、路面が少々荒れたところでは、ドタバタの手前が顔を出し、ゴトゴトを伝えてきます。ただ、ボディ剛性がかなり高くてですね、耳へと音圧としては伝えてこないので、不快感とはなっていませんが……。ところが、速度を上げていくと、フラット感を一気に強めていきまして……、って、そうなんです、これ、ノート(#384)やティアナ(#843)と同じ仕立て。ノートやティアナの頃から時間が経っていますから、そろそろ解決してきたかなと思って期待していましたが、もう少し時間が掛かるようです、この辺りは。
あとは、タイヤのグリップ感かな。HVゆえのタイヤチョイスってのもあったんでしょうけど、もう少し、グリップ感が分かりやすいキャラクターだと、シャシーの良さが引き立てられて、質感を一気に高められるんじゃないかなと感じたりもしました。グリップ力不足じゃなくって、グリップ感の部分ですな。
ほかは……、そうそう、駆動モードについては、意外にも2WDが好印象。4WDオートでも直進性はかなり強くなり、クルマが曲がるをいやがるフィールをステアリングへと伝えてきます。でも、曲がる。なんでいうんでしょうかね、いやだけどさー、そうまで言うんだったら曲がってやるか、みたいな感じ。幼稚な表現ですが、そんな感じ。なので、ワインディングを軽快に走ろうとする際には、リズムが上手く掴めません。それに対して、2WDモードは軽快に走らせることができますし、って、あれなんですな、そもそもシャシーの作り込みがしっかりとしているので、FFでもグリップについて遜色ないと言いましょうか、そんな仕立てとなっています。
そして、シートにあれこれ注文が。アップライトなポジションを取ろうとすると、フットブレーキにスネが当たるし、メーターとステアリングの配置がイマイチで、シートバックは背中と腰での圧が異なる……、と思ったら、ゆったりといいましょうか、まったりといいましょうか、そんなポジションを求めているようで、シートバックを1ノッチ寝かせると、すべてを満たせるポジションを取れます。が、自分としては、少々緊張感が薄れるポジションゆえに、好みとはちょっと違うなと感じました。あとは、クルマの質感を上げてきたのならば、そろそろ、防水シートはやめてもいいのではないかな、と感じたところもありましたが。
あれこれほかにもいろいろと感じたのですが、後日に書き足しましょうかね。
で、翌々日、とてもいい話(エクストレイルとは関係ない話)を訊かせていただけるというので、ちょいと浜松までひと走りしてきました。500kmほど、そのうち下道は300kmほど。そしたらですね、前々日にどうだろうと思っていた燃費の件は解決しました。低燃費を語る際にキーとなるEVモードですが、発進時、少しアクセルペダルを踏み込むとエンジンが始動してしまいますが、走行中に多用するという仕立てとなっていました。EVモード走行が、どの速度まで許されているのかはチェックできませんでしたが、少なくとも90km/h走行までは確認。しかも、平坦な道で速度を一定に保つレベルであるならば、そのままにEVモードにて走行を続けます。左上の写真はその状態。左下のゲージがパワー側に振れていることからお分かりのとおり、アクセルを踏み込んでいながらEVモードが作動します。そうです、この状態を意識的に導き出すことで、燃費はどんどんと良くなっていきます。
もちろん、速度域を上げないこともポイントで、ガソリンエンジン始動時の回転数を1500rpm以下に抑えておくこともキー。具体的には、国道バイパスを法定速度ギリギリで走るトラックやらに追従ってシーンが、いちばん分かりやすいかな。ま、その辺りのコツが掴めるようになるとワインディングでもEVモードを多用できるようになってきます。もちろん、ECOモードに入れておくと低燃費を引き出すのはラクチンとなりますが、さらに慣れてくるとECOモードに入れずとも、低燃費運転ができるようになります。その辺りのドライバーがどうにかできる加減は好印象。ただ、個人的には、発進時にもっとEVモードを使わせて欲しいといいますか、EV→エンジン始動に唐突感があったり、踏み込み量がそれほど大きくないにも関わらずかなり回転数を上げてしまうことが、ちょっと気になりました。まぁ、それってのはドライバーの意思を尊重した制御ゆえのことなんでしょうけどね。ま、それが気になるんだったら、エコモードを使えってことか。と、自己解決。
と、いきなり低燃費運転な話となりましたが、トータル燃費は、18.1km/Lだったかな。エコドライビングを意図することなく、富士山周辺や、帰路の我が家までは、ワインディングを軽快に走っての結果ですから、まぁ、いいんじゃないでしょうかね。
そのほか、気になったこと。まず、シャシーの作り込み。低速域での硬さがあり、路面が少々荒れたところでは、ドタバタの手前が顔を出し、ゴトゴトを伝えてきます。ただ、ボディ剛性がかなり高くてですね、耳へと音圧としては伝えてこないので、不快感とはなっていませんが……。ところが、速度を上げていくと、フラット感を一気に強めていきまして……、って、そうなんです、これ、ノート(#384)やティアナ(#843)と同じ仕立て。ノートやティアナの頃から時間が経っていますから、そろそろ解決してきたかなと思って期待していましたが、もう少し時間が掛かるようです、この辺りは。
あとは、タイヤのグリップ感かな。HVゆえのタイヤチョイスってのもあったんでしょうけど、もう少し、グリップ感が分かりやすいキャラクターだと、シャシーの良さが引き立てられて、質感を一気に高められるんじゃないかなと感じたりもしました。グリップ力不足じゃなくって、グリップ感の部分ですな。
ほかは……、そうそう、駆動モードについては、意外にも2WDが好印象。4WDオートでも直進性はかなり強くなり、クルマが曲がるをいやがるフィールをステアリングへと伝えてきます。でも、曲がる。なんでいうんでしょうかね、いやだけどさー、そうまで言うんだったら曲がってやるか、みたいな感じ。幼稚な表現ですが、そんな感じ。なので、ワインディングを軽快に走ろうとする際には、リズムが上手く掴めません。それに対して、2WDモードは軽快に走らせることができますし、って、あれなんですな、そもそもシャシーの作り込みがしっかりとしているので、FFでもグリップについて遜色ないと言いましょうか、そんな仕立てとなっています。
そして、シートにあれこれ注文が。アップライトなポジションを取ろうとすると、フットブレーキにスネが当たるし、メーターとステアリングの配置がイマイチで、シートバックは背中と腰での圧が異なる……、と思ったら、ゆったりといいましょうか、まったりといいましょうか、そんなポジションを求めているようで、シートバックを1ノッチ寝かせると、すべてを満たせるポジションを取れます。が、自分としては、少々緊張感が薄れるポジションゆえに、好みとはちょっと違うなと感じました。あとは、クルマの質感を上げてきたのならば、そろそろ、防水シートはやめてもいいのではないかな、と感じたところもありましたが。
あれこれほかにもいろいろと感じたのですが、後日に書き足しましょうかね。