#1212 八王子まつりの太鼓イベントに感じた、ダンスに通じるパフォーマンス感。

 八王子には、八王子まつりってのがあるんですよ。たぶん、あまり耳にしたことがないでしょう。自分も、八王子へと引っ越してくるまでは、耳にしたこともない、していたとしても軽く流していたと思われる夏祭りでした。ところが、東京の西側に住んでいると、この時期に、あちこちにポスターが貼られ、うちの団地にも貼られていたりして、こちらでは相当にイベント感がある夏祭りであることが伝わってきます。で、今年は、八王子市民らしいことしたことがなかったことと、八王子初体験という知人が丁度訪れたことが重なって出掛けてみました。
 到着して、ランチして、ウロウロしていたら、甲州街道を通行止めにして、あちこちで太鼓を叩きはじめていました。パンフレットによるとその数20団体とか。なんで、太鼓なんだろうと思いつつ、あれこれ眺めていたら、特に八王子に限ったわけではなく、関東地域で活動している団体に限ってのイベントのようで。まぁ、太鼓といいますと、和というイメージを持っている世代ですが、そこで展開されていた太鼓ってのは、ファッション的というか、なんというか、あ、あれだ、イマドキのダンス的。踊りじゃなくって、ダンス。いわゆる、カタカタで表現したくなるパフォーマンスというやつ。なるほどねー、コンテンツとしては、分かりやすいし、イマドキだし、派手だし、で、太鼓なんですな。
 なんてことに感心しながらも、そこに表現された和になんだかなぁという違和感を覚えました。でも、すぐに分かりました、その音色は和太鼓でも、そのリズムが洋していたのです。いや、サウンドは和なんですよ、でも、そのリズム感は和ではなく、西洋。そして、パフォーマンス付き。もちろん中には、ちゃんと和している団体もありましたが、全般的には西洋でした。
 で、 そんな中に、横田基地勤務の有志の方々(アメリカの人)って団体があったのですが、とても良かった。というのも、日本の団体は、きっちりと、かっちりと、ばっちりと、こなそうとしている感があって、それはそれでスゴイのですが、横田基地有志団体は、かっこよくとか、きっちりだけを優先するんじゃなくって、愉しんでいる感のほうが全面(前面)に出ていまして、たとえ、リズムが転ぼうとも、バチを落とそうとも、いちばんよく映りました。ちゃんと和していた、というのではなく、なんていうのかな、一緒に愉しめたという意味合いとでもいいましょうかね。
 ちなみに、八王子まつりってのは、夜の山車や神輿がとてもいいそうです。知らずに昼間に出掛けたため、すっかりばててしまい、夕刻には帰宅していました。

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