#1208 2世代分以上の進化を果たして、登場した新型シエンタ。
トヨタ・シエンタの試乗会もありました。そのスニーカー的なフォルムから、スポーティに仕立て過ぎていないか、ちょっと心配していましたが、実際にはコンフォートライドを上手く作り込んでいまして、感心しきりでした。分かりやすいところでいいますと、路面からの入力をしっかりと吸収しながらも、意図的にわずかなリバウンドを感じさせつつ、コンフォート感を作り込むという仕立て方をしていまして、その狙いが明確であり、それを上手く作り込んでいたことが評価できるかな、と。まぁ、少人数乗車ですと、このリバウンドが、揺れの続きを生みますが、多人数乗車やらを考慮すると、不満とは表現したくないところとも言えますかね。
新型では、ハイブリッドユニットも加わっていますが、乗り味とパワーフィールにアッパークラス感を作り込んでいることが印象に残りました。ただ、多人数乗車の機会もあるクルマですから、ユニットは冷却を水冷にしたりと、細かな変更はあったようですが、そのパワーフィールの仕立ては、1.5L+モーターというよりも、排気量の大きさを感じられるようなゆとりを作り込んでいました。ガソリンエンジンは、まぁ、新型になったこともありますが、高回転でのパワーを積極的に使うものですから、これが……、速い。いや、アクセルを踏み込んだ際の話で、通常では扱いやすさがちゃんと作り込まれています。と、ユニットとしての評価はとてもいい。いいんですが、ふと思ったんですね、ガソリンエンジンに表現された快活さの印象が強すぎて、ハイブリッドのアドバンテージが燃費だけと捉えられてしまうのはもったいないと。つまり、商品性の話。
と、まぁ、いろいろと言い始めたら、フロア振動やら、サードシートの剛性感やら、細かなことはあります。ありますけど、クラスを考えると、そのバランスの極め方やらを評価すると、トータルとして優秀と言えましょう。あ、気になるイエローですが、その割合は受注の全体の8%ほどとのことで、実際には、シルバー、白、黒が売れているようです。イエローの多さに、デザイナーさんとしては驚いていらっしゃるとのことですが、このデザインは、つまり、このクルマは、イエローあってこそ、と思っていましたので、そう捉えると、このクルマに求めるものの違いというか、スタンスの違いというか、オーナー像の違いを感じます。え、なにと違うと感じるかって、もちろん、カングーです。
新型では、ハイブリッドユニットも加わっていますが、乗り味とパワーフィールにアッパークラス感を作り込んでいることが印象に残りました。ただ、多人数乗車の機会もあるクルマですから、ユニットは冷却を水冷にしたりと、細かな変更はあったようですが、そのパワーフィールの仕立ては、1.5L+モーターというよりも、排気量の大きさを感じられるようなゆとりを作り込んでいました。ガソリンエンジンは、まぁ、新型になったこともありますが、高回転でのパワーを積極的に使うものですから、これが……、速い。いや、アクセルを踏み込んだ際の話で、通常では扱いやすさがちゃんと作り込まれています。と、ユニットとしての評価はとてもいい。いいんですが、ふと思ったんですね、ガソリンエンジンに表現された快活さの印象が強すぎて、ハイブリッドのアドバンテージが燃費だけと捉えられてしまうのはもったいないと。つまり、商品性の話。
と、まぁ、いろいろと言い始めたら、フロア振動やら、サードシートの剛性感やら、細かなことはあります。ありますけど、クラスを考えると、そのバランスの極め方やらを評価すると、トータルとして優秀と言えましょう。あ、気になるイエローですが、その割合は受注の全体の8%ほどとのことで、実際には、シルバー、白、黒が売れているようです。イエローの多さに、デザイナーさんとしては驚いていらっしゃるとのことですが、このデザインは、つまり、このクルマは、イエローあってこそ、と思っていましたので、そう捉えると、このクルマに求めるものの違いというか、スタンスの違いというか、オーナー像の違いを感じます。え、なにと違うと感じるかって、もちろん、カングーです。