#1179 それでも書き足りなかった、新型レガシィの話、その3。

 あれだけ書いたレガシィ話(#1176)ですが、振り返ると、あれを書いていないやとか、表現が不足していたかなと思うことが、次々と浮かんできます。書き足したり、書き直したりしようかと思ったのですが、アクセス数が飛び上がっていまして、大掛かりな修正はやめておいたほうがよさそうなので、あらたにアーティクルを作ることにしました。ちなみに、アクセス数は、夏みかんジャムの20倍。後から訊きましたが、クラブレガシィのFacebookページでリンクしてくれまして、Facebookからのアクセスが多くあったようです。ただ、調べてみると、割合としてはダントツにはなっていないようで、いずれにしても、いまだもってしても、レガシィへの注目度の高さを感じますな。
 で、書き足しの件。まずは、リバウンドフィールが大きく感じる件について。あれこれと考えたのですが、あらためて観察してみると、日常的なドライビングといいますか、普段のシーンでは、気になることはありませんでした。少々スピードを上げて、かなり荒れた路面で顔を出すものであり、重箱の隅をつつき過ぎな気もしました。と、同時に、ティアナはどうだったっけか? と振り返ったのですが、あちらは、京都往復がメイン、しかも、高速道路、さらには、新東名と新名神の印象が強く残っていまして……、分からず。といいますか、テストしていませんので、分からず。
 いずれのモデルにしても、速度を上げると途端に表情を変え、ハイレベルのスタビリティを強く感じるところは同じ、か。って、話がずれてきた、その件で、もう少し、レガシィ(17インチ)について語りますとね、フラット感が急に高まることは事実なんですが、それと同時に、トレース性が突然豊かになることのほうが好印象であって、ここに、18インチのスタブレックスよりも、17インチ標準サスが好みという理由の根本があります。路面のすべてをタイヤの広い接地面をもってトレース、つまり、タイヤが路面を離すことなく、走りゆくあのフィーリング。そこでのサスペンションのしなやかさは、絶品といわんばかりと。これが、書き足し部分ですな。
 それを強く感じたシーンは山坂道系の広域農道。ところが、これが乗鞍へ上っていくルートへ入ったら、ちょっと違う印象を持ちました。タイトなワインディングですな。といっても、それはトレース性ではなく、挙動のほうで、当たり前のことなんですが、マスの大きさを感じさせるんですね、このクルマ。そもそも、ターゲットを変えましたから当たり前なんですが、それにしてもちょっと強い。ハンドリングに対して、シャシーは付いてくるんですが、ヨーが感じられるような、ボディがついて来ないようなフィーリングが残る。といっても、観光バスについていくような速度域では感じませんでしたから、スピードレンジ、バランス次第なのかな。あとは、標準サスゆえのことかなとも思いましたが……。18インチモデルは、クラブレガシィのロングドライブでテストしていますが、高速道路主体で、こうしたシーンは走らなかったので、分からず。というわけで、18インチも借り出さねば。
 ちょっと書き足しのつもりが長くなってきた。あとは、なんだっけか。あ、下道ドライブは500kmほどと書きましたが、トータルでは823kmを走り、その燃費は12.4km/Lとなりました(写真左)。これは、富士重工業東京本社との行き帰りやら、日常の走りやら、含めてのトータルですが、日常だけを走ると、なかなか低燃費を引き出すのは難しいことを感じました。ただ、信号が少ない川沿いの道をのんびりと走るだけでも、燃費はかなり変わりますから、そういう意味では都市部での足としては向いていない、いやいや、不得意、いやいや、郊外住まいの人向き、いやいや、とっとと、人気のないところへドライブへ出掛けることで、燃費を含めた真価を感じることができるモデルだなや、と感じました。

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