#1177 スバルの理想が仕立てられている、レガシィの2.5LエンジンとCVT。

さて、エンジンについて少々。新しいFB25型(2.5LNA)は、中回転域のトルクをしっかりと出しておりまして、とっても好印象。高回転でのパンチは期待できずとも、そこに届く前に、とんでもないスピードに到達していますので、別に気にならないといった感があります。そう意味からしますと、S#へとスイッチさせたら、とんでもないパンチが出てくるという期待には、応えきれていないかもしれません。
で、このFB25、CVTを含めた新型レガシィの2.5Lユニットは、FB20(2.0LNA)に感じたあれこれ(#1145)は見当たらずといったことからも扱いやすさが好印象。たとえば、発進時に気を遣う件は少しアクセルペダルを踏んだだけで2000回転へとは飛び込まず、1500回転で止まってくれますし、1200回転以下をキープしたいという理想のペダル操作は……、できる、というか、難しくない。考えるにですね、スバルの理想を求めるに優先されたのは発進時のパワーであり、そこだけを観察してみると、実は、2.0L、2.5Lともに、そのフィーリングは、エンジン排気量差ほどの違いを感じさせません。つまり、同じように発進し、加速していきます。そう考えると、2.0LNA+CVTの仕立ては優先順位を明確にしただけの話であり、低燃費を諦めたわけではなく、それに対して安直にダメ出しをするのも酷であるのかなと。そんなことを感じました(反省)。

ただ、アクセル踏み込んだ途端に、燃費は悪化しますから、って、これは2.0Lユニットと同じ。街中ドライビングでは10km/Lを割り込みますので、燃費は語れないなと感じてしまうかもしれません。ただですね、以前、述べましたように、スバルのユニットってのは、安易に低燃費に振っていないとは言っても、ちゃんと考えられていて、アクセルワーク次第で、燃費を引き出すことができる、つまり、やればできる子的なニュアンスがあります。つまりはドライバー次第でであり、これ、とっても理想。ところが、ドライバー次第ゆえに、走らせ方を知らずして燃費が悪いと言われてしまうこと、勘違いされてしまうことが多い。なんかね、なんだかね……。
で、なんだけっか、また、長くなってきた。そうだ、CVTだ。#1145でも書きましたが、MTライクな制御で気になるところがありました。インプレッサにもあったのかな、ちょっとわかりませんが、それが、下り坂での速度キープ制御。つまり、エンブレを利用した制御ですが、実は、低燃費運転時ってのは、下り坂シーンでできるだけ速度を稼いでおきたいことがありますよね、その先が上り坂だったりすると、特に。ところが、パドルシフトで高いギアをセレクトしようとも1500回転以下のギアを選ぶことができない、つまり、速度をのせる、上げることができない。この、ホールドを解除するためには、アクセルペダルを踏んで、クルマにこれぐらいの速度で走りたいと意思表示をしなければならないのえdすが、これは、つまり、燃料を消費しなければならず……。
ただ、同じユニットに対して、一方でエンブレが利くと評価しつつ、今度は利きすぎと意見するのも、いかがなものかと思うところもあります。ま、完璧を目指すにはまだまだいろいろと課題はあるってことですな。そういう意味からしますと、MTならば、自分でギアをセレクトできますから、MTライクと、完璧なMT感覚とに、まだまだ差が大きくあることを感じました。まぁ、ロードスターのところでも書きましたが、MTの本質ってのは、レバーを動かすことではなく、細かにクルマをコントロールできるところにありますから。そういう意味では、やっぱりコースティングは有効なのかなと思ったりします。BMWのATやらは、下りで加速していきますが、ギアセレクトすればもちろん速度ホールドします……、って、このあたりに回答があるのかな。
