#1165 GTIから少々スポーティを抜いた分、快適性をプラス、ポロ・ブルーGT。
さて、クルマの話題に戻って、VWポロ・ブルーGTですな。GTIから直に乗り換えたので、その差をあれこれとダイレクトに感じましたが、まぁ、肩ひじ張らなくていい分、自分は、このブルーGTのほうがいいかな。簡単にいいますと、GTIからスポーティさを少々抜いたって感じで、ちょうどいい。
たぶん、ここから先はGTI比較が基準となりますことを宣言して……。まず、シャシーセッティングは、バウンドというよりリバウンドを許す感じで、快適性をしっかりと確保しましたといった感があります。ただ、速度域といいましょうか、ハードな走りをした時には、リバウンドに余計を感じることはあります、あります、あります、ありますけど、まぁ、そういうシーンですから、いいんです、それで。それよりも、人を乗せても気を遣わなくていいというコンフォート感あふれる乗り心地を仕立てていて、そちらのほうが好印象。ハンドリングも曖昧さが増しますし、インを意図的に付いて行くあの不自然、でもどこか自然な挙動は薄れますが、それでも十分にスポーティ。タイヤによるグリップはもちろんですが、シャシーにおけるグリップ力も十二分に仕立てていて、ブレイクさせるには意図的な操縦が必要って感じ。接地性も豊かで、トレース性にもコンフォート感がうまく表現されていて、快適さもありますしね。ただまぁ、215/40R17というタイヤサイズが起因した硬さを感じることはあります、あります、あります、あります。個人的には、そこまでやらなくてもと思いますが、この手の商品を望む人にとってはプラスに働きますし、何よりも破綻していないので、いいかと。
エンジンは、1.4Lターボとなりますが、いうまでもなく不足は見当たらず。1.2Lターボと比較するとコンフォート感を崩さずに、トルクを上手く載せてきましたなぁといったフィーリングですし、さらに、高回転域までパワーを出すところなどは、1.2Lに対してのアドバンテージとなっています。もちろん、GTIの1.8Lのような非日常へ無理矢理と誘うフィーリングはなく、しかし、パワーを感じながら走るはできますから、不足なし。もちろん、まったり、マイペースドライビングもさせてくれますので、オールマイティさがあると言えますな、これ。なんていうんでしょうかね、悪友の誘いについつい乗ってしまいたくなるGTIに対して、時に誘いに乗り、時に断れる、つまり、自分らしくいられるのがブルーGTとでも言いましょうかね、ま、そんな感じ。それでいながら燃費がいい。ドライビングの仕方次第ではありますけど、丁寧に運転すれば20km/Lを越えます。ちなみに、山梨県内、峠を越え、山道を走りのオール下道走行(330km)で、18.3km/L。GTIは、下り基調で、丁寧を心掛けつつのドライビングにおいて17.8km/Lですから、ブルーGTの走り回ってのこの18.3km/Lという燃費はかなり優秀であることがお分かりいただけるかと思います。
と、ベタ褒めしていますが、もちろん、あと少しがあるのも事実。今回は、ビッグマイナーチェンジなのにフルモデルチェンジとされたがゆえに、熟成を語れるとはいえ、ほかのBセグモデルと世代差を感じる、あと少しがあります。たとえば、左の写真にあるセンタークラスター上部のスイッチは天地が凸凹しています……、というような、どうでもいい、そんなあれこれ。書体とか、デザインとか、操作性はいいんですが、……、そう、そんな、あと少しというあれこれ。路面追従性もクラス感といいましょうか、コストを感じるところがあります。GTIでは硬さはあっても、しっかりとタイヤを路面に接地させていましたが、ブルーGTでは、速度域と路面状況においては接地性が薄くなるシーンがある。トレースしきれていないところですな。掲げた理想はとってもいいのですが、届いていないところがある……。って、Bセグに完璧を求めるのも酷ですが、実は、この辺りのフィーリングは、MINI(ONE)やルーテシア(0.9L)といったベーシックグレードはもちろん、ブルーGTと同じポジションとなるルーテシアGTや208XYでは、しっかりと作り込まれていますから、……、そう、そこに、あと少しを感じます。
あとは、DSG+アイドリングストップの件か。これは、あちこちで書いていますが、始動直後に発進しようとアクセルを踏み込むと、クラッチの接続(発進)を優先するために、ドンとトンの間といった振動・挙動を見せます。あれですな、MTでクラッチを唐突に繋いでしまった時のあの挙動。そんなもんだと思うこともできますが、これ、国産車のアイドリングストップからの再始動時と同じようなペダルワーク、つまり、日常的なドライビングでも、この挙動が顔を出すので、ちょいと気になります。まぁ、トルクコンバーターがないと辛いのかなと思いますが、トルコンのない同様のシステムを採用したライバルでは、そんなことありませんから……、やっぱり、あと少しを感じます。もちろん、エンジン再始動後、クリープを待つようなタイミングで、アクセルオンなら、ほぼ出てきません(タイミングによっては出る)が、それは、日本交通事情においては、間だと感じてしまうもの。いずれにしても、気になる人には気になる、気にならない人には気にならない挙動ですので、購入される際の要チェック項目でしょうな。って、GTIの時はそんなに感じなかったのは、キャラクターの差ゆえなのか、な。
と、褒めつつも、あれこれを書きましたが、ポロ・ブルーGTは買いのモデルであることには変わりありません。スポーティ・コンフォートという新しい乗り味を作り上げていますし、先代よりもそれが明確になっていること、それだけでも買い。そして、先進安全装備の採用やら、先に書きました燃費性能やら、アドバンテージは数多くありますので。
たぶん、ここから先はGTI比較が基準となりますことを宣言して……。まず、シャシーセッティングは、バウンドというよりリバウンドを許す感じで、快適性をしっかりと確保しましたといった感があります。ただ、速度域といいましょうか、ハードな走りをした時には、リバウンドに余計を感じることはあります、あります、あります、ありますけど、まぁ、そういうシーンですから、いいんです、それで。それよりも、人を乗せても気を遣わなくていいというコンフォート感あふれる乗り心地を仕立てていて、そちらのほうが好印象。ハンドリングも曖昧さが増しますし、インを意図的に付いて行くあの不自然、でもどこか自然な挙動は薄れますが、それでも十分にスポーティ。タイヤによるグリップはもちろんですが、シャシーにおけるグリップ力も十二分に仕立てていて、ブレイクさせるには意図的な操縦が必要って感じ。接地性も豊かで、トレース性にもコンフォート感がうまく表現されていて、快適さもありますしね。ただまぁ、215/40R17というタイヤサイズが起因した硬さを感じることはあります、あります、あります、あります。個人的には、そこまでやらなくてもと思いますが、この手の商品を望む人にとってはプラスに働きますし、何よりも破綻していないので、いいかと。
エンジンは、1.4Lターボとなりますが、いうまでもなく不足は見当たらず。1.2Lターボと比較するとコンフォート感を崩さずに、トルクを上手く載せてきましたなぁといったフィーリングですし、さらに、高回転域までパワーを出すところなどは、1.2Lに対してのアドバンテージとなっています。もちろん、GTIの1.8Lのような非日常へ無理矢理と誘うフィーリングはなく、しかし、パワーを感じながら走るはできますから、不足なし。もちろん、まったり、マイペースドライビングもさせてくれますので、オールマイティさがあると言えますな、これ。なんていうんでしょうかね、悪友の誘いについつい乗ってしまいたくなるGTIに対して、時に誘いに乗り、時に断れる、つまり、自分らしくいられるのがブルーGTとでも言いましょうかね、ま、そんな感じ。それでいながら燃費がいい。ドライビングの仕方次第ではありますけど、丁寧に運転すれば20km/Lを越えます。ちなみに、山梨県内、峠を越え、山道を走りのオール下道走行(330km)で、18.3km/L。GTIは、下り基調で、丁寧を心掛けつつのドライビングにおいて17.8km/Lですから、ブルーGTの走り回ってのこの18.3km/Lという燃費はかなり優秀であることがお分かりいただけるかと思います。
と、ベタ褒めしていますが、もちろん、あと少しがあるのも事実。今回は、ビッグマイナーチェンジなのにフルモデルチェンジとされたがゆえに、熟成を語れるとはいえ、ほかのBセグモデルと世代差を感じる、あと少しがあります。たとえば、左の写真にあるセンタークラスター上部のスイッチは天地が凸凹しています……、というような、どうでもいい、そんなあれこれ。書体とか、デザインとか、操作性はいいんですが、……、そう、そんな、あと少しというあれこれ。路面追従性もクラス感といいましょうか、コストを感じるところがあります。GTIでは硬さはあっても、しっかりとタイヤを路面に接地させていましたが、ブルーGTでは、速度域と路面状況においては接地性が薄くなるシーンがある。トレースしきれていないところですな。掲げた理想はとってもいいのですが、届いていないところがある……。って、Bセグに完璧を求めるのも酷ですが、実は、この辺りのフィーリングは、MINI(ONE)やルーテシア(0.9L)といったベーシックグレードはもちろん、ブルーGTと同じポジションとなるルーテシアGTや208XYでは、しっかりと作り込まれていますから、……、そう、そこに、あと少しを感じます。
あとは、DSG+アイドリングストップの件か。これは、あちこちで書いていますが、始動直後に発進しようとアクセルを踏み込むと、クラッチの接続(発進)を優先するために、ドンとトンの間といった振動・挙動を見せます。あれですな、MTでクラッチを唐突に繋いでしまった時のあの挙動。そんなもんだと思うこともできますが、これ、国産車のアイドリングストップからの再始動時と同じようなペダルワーク、つまり、日常的なドライビングでも、この挙動が顔を出すので、ちょいと気になります。まぁ、トルクコンバーターがないと辛いのかなと思いますが、トルコンのない同様のシステムを採用したライバルでは、そんなことありませんから……、やっぱり、あと少しを感じます。もちろん、エンジン再始動後、クリープを待つようなタイミングで、アクセルオンなら、ほぼ出てきません(タイミングによっては出る)が、それは、日本交通事情においては、間だと感じてしまうもの。いずれにしても、気になる人には気になる、気にならない人には気にならない挙動ですので、購入される際の要チェック項目でしょうな。って、GTIの時はそんなに感じなかったのは、キャラクターの差ゆえなのか、な。
と、褒めつつも、あれこれを書きましたが、ポロ・ブルーGTは買いのモデルであることには変わりありません。スポーティ・コンフォートという新しい乗り味を作り上げていますし、先代よりもそれが明確になっていること、それだけでも買い。そして、先進安全装備の採用やら、先に書きました燃費性能やら、アドバンテージは数多くありますので。