#1084 エレガントさを備えたけどタフさも似合っていた、エクストレイル。

 またも、泥だらけにしてきました。すみません。今度は日産・エクストレイルです。ま、正確にいいますと、昨年末にオーテックジャパンからリリースされたエクストレイル・ブラック エクストリーマーXで、クロームを用いた加飾とブラックのホイールといった専用装備と、LEDヘッドランプにルーフレールといった人気オプションアイテムを採用した特別仕様車。と、リリースなどを見ずにすらすらと書ける(言える)のは、動画で話すために徹底的に暗記したからでした。
 で、エクストレイルについて、少し。その最新型はこれまでのタフさをベースにしているものの、その表現(演出)方法を変えたために、先代にあったタフさという商品性が少し見えにくくなっていました。といっても、快適性やら2WDやらサードシートやら、しっかりとトピックを掲げていますから、イマドキのSUVたる商品性はしっかりと備えています。つまり、かつてのイメージは、覆い隠されてしまっただけのこと。
 ということで、どこまでタフなのか、どこまで泥が似合うかをチェックするという取材してきまいた。詳細は、仕上がったムービーやらを観ていただくとして、まぁ、簡単に回答を述べるならば、やっぱり、泥が似合うってことをあらためて感じた次第。それはスタイルにも言えること。エクステリアにブラックを多用すると、オンロードやらスポーティやら高級感やらが強調されるの常ですが、飾ったパーツ類が泥を被って隠れてしまっていても、むしろそれがカッコイイと思えましたし(写真を拡大してみてください)。
 オフロード走破性は、”走破”レベルとしては決して高くはないものの、その制御は前モデルより諦めなくなっていることが印象に残りました。今回、エクストレイルにとっては酷なシーンを走らせましたが、足が浮いてもアクセルを踏んで待っていると、状況をあれこれ変えながら、探りながら、やがては前進していきますし、その際のアクセルコントロールはとてもしやすく(車両が唐突な動きをしない)それもまた好印象。ただし、不整地走行は前後バンパーに気を遣うことやらがあり、せっかくの愉しさを少々スポイルしてしまっているのも、また事実。マイナスとなる緊張感ですな。
 そう考えると、エクストレイルに与えられたポテンシャルを存分に愉しめるモデルがあるといいのでは? と思えました。そう、新型チェロキーのトレイルホークのようなバリエーション。オフロードセッティングのサスペンションと、少々のリフトアップを果たしたモデル。って、これオーテックジャパンだからこそ、できるんではないでしょうか。と、勝手に提案してみたりして。

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