#1083 好みの弾き手を見つけるに助かる、イマドキの楽曲プレビュー。
で、そんなこんなでしたが、実は、弾き手によって、表現が大きく変わるのが、このソナタ。まぁ、第一楽章は、ほとんど同じ解釈(クラシックではこういうことが多い)なんですが、特に第3楽章は、それこそいろんな解釈がありまして、転んでまでスピード感を無理矢理求めたり、妙なためを作ってみたり、少々大げさというか、違うなぁと思う表現ばかりで、好みの弾き手にたどり着けずにいました。
が、見つけた。それが、Stephen Kovacevichって弾き手。なんていうんでしょうかね、弾き手が表現し過ぎることなく、でも、教本的ではないという、絶妙なバランスがあります。第2楽章なんて、まさに、軽快さというよりもかろやかさを表現していて、理想といいますか、パーフェクト。第3楽章は、スピード感と、エレガントさと、悲壮感(!)と、ダイナミックさと、やはりパーフェクト。→■(iTunesへ。アフィリエイトなし)
ほほぅ、この人、どんな人だろうか(意外にピアニストを知らない)と検索してみれば、Myra Hessの弟子だったそうで。なるほど、どおりで、好みなわけだと。ちなみに、Myra Hessって方は、自分が生まれる前に、すでに亡くなっていますが、そのストレートな表現たる演奏は、小学生時分にやはりショックを受けました。分かりやすいところでは、バッハのカンタータを編曲した人で、ま、その弾き方はまさに本家そのもの。→■(iTunesへ。アフィリエイトなし)
それにしても、iTunes Storeやらのプレビューを利用することで、弾き手を探すのが楽になりました。今回は、50人ほど聴き比べてたどり着けましたが、これ、レコードやCDを買っていたら、とんでもない出費になっていましたから。