#872 自らだけではなくて、周囲も相まって奏でる生命の純真さ。

 人々が愛でる植物ってのは意外にもそこらに自生しています。それらを野生と表現するのもおかしなもんですが、ま、そこらに生えています。とはいっても、生育条件が整えばの話ですが。ご存知のように、ハーブとはひとまとめにされた表現に過ぎず、見方によっては雑草と称されることもある品種も含まれていますし。
 というわけで、写真。上は、上高地にて広がっていたニリンソウの群生。地域によっては保護の必要もあるようですが、咲き放題と言わんばかりのこの姿を見ると、単純に守るのではなく、やっぱり環境そのものを元に戻さなきゃいかんなと思ったりもします。写真下は、上高地とは異なる場所にて。自生している桜草。誰も足を踏み入れないような場所にこんな群生がありまして、毎年、この時期になると、誰かに見せるわけでもなく、ひっそりと花を咲かせます。この近くにはクレソンもわさびも群生しています。こちらも自生。
 ま、その姿は、まさに美しいというか、カッコイイ。生き生きとしているとも言いましょうか。といっても、それは、その植物単体から発せられるものではなく、周囲のあれこれがあってこその話。つまり、互いに依存しあって生きている、それがゆえに周囲の景色も必要不可欠ってなニュアンス。
 そして、こういう生きている姿を目の当たりにしてしまうと、プランターという箱の中で懸命に生かされている植物たちに、何となく申し訳なさを感じてしまいます。いやはや。

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