#834 元を取れるかどうかにポイントがある、バルコニー家庭菜園の極意。

 最近、よく訊ねられます。バルコニーにおける家庭菜園にて、手軽に作れるものは何でしょうか、と。この場合の手軽とは、たぶん、ビギナーでもとか、多少の世話をしなくても、を意味すると捉えていますが、まぁ、あれこれとあります。
 家庭菜園において、オドロカシが大きいのは、やっぱり茄子でしょうな。それこそ手間が掛からないわりに、それなりのサイズを収穫できますから。ただし、個人的には勧めません。なぜか。それは買ったほうが安いから。家庭菜園は基本的に季節に従うことになりますが、茄子の収穫時期は早くて夏前、そしてなんだかんだで夏以降。まぁ、これが自然の流れでして。つまり、スーパーで5つで100円とかで売っている時期。まぁ、適当に育てても、最初の花芽と別れた芽から1つずつ、合計3つはなりますが、失敗するとそこで終わります。つまり、苗代を考えると、買ったほうが安くなると。そうなんです、ヨシダの家庭菜園は、簡単に作れるだけではなく、購入する以上の利点を見いだすことにあります。家庭菜園で採れた野菜は美味しいからいいじゃないか? いや、たぶん、それ、新鮮なだけだと思います。だったら、採れたてを売っているところを見つけたほうが、とっても効率いいと思います。すみません、冷めていまして。
 というわけで、そんなヨシダオススメのいくつかを紹介しておきましょうかね。
 って、ずばり、ししとう、ミニトマト、インゲン、唐辛子。いずれも、栽培が簡単で、いずれも鈴なり状態になります。つまり、苗代やら種代を大きくクリアできる作物です。ししとうとミニトマトってのは、言い換えれば、ピーマンと普通のトマトの代わり。いずれも、実がそれなりの大きさになるため、木に対する負担が大きくなり、先ほどの茄子同様に、元を取れるほどは収穫できません。トマトは、特に病害虫に弱いことやら、仕立て方やら、ちょいとクセがありますので、なおさら。でも、ミニトマトならば、そこまで負担を掛けずに、簡単になります。ミニとはいえ、単価が高いですから、それなりの量で元が取れます。ししとうは、同じく数がなりますので、元を取れます。ちなみに、どう使えばいいか? って、まぁ、ピーマンと思えばいいわけですよ。そのサイズから肉詰めはできませんけど、何なりと使えます。
 インゲンは、バルコニーでしたら、つるなしにしておけばいいかなと。こやつは、苗ではなく種から育てます。種が大きく発芽率も高いので、簡単、簡単。大きくなる前に収穫すると、木に負担も掛かりませんし、実そのもののやわらかくて、美味しかったりします。
 あとは、唐辛子、か。これも、シシトウと同じ仲間で、やっぱり鈴なりになります。ほら、買うと高いけど、ちょっとあったら便利じゃないですか、いろいろと。我が家では、2,3年に1回育てて、保存してあります。
 なんてことを思いながら、今年は、伏見とうがらしの苗を手に入れました(写真)。こやつは、実が大きいので、どこまで作れるのか、ちょいとチャレンジです。

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