#769 種ともこって、音楽的な才能にあふれていると思う、ってな話。
あのですね、種ともこってシンガーソングライター(!)さん、とっても才能ある方だと思います。って、25年前から感じていましたが。昔とは、バックボーンが変わり、今では商業ベースであることが見えなくなったこと、ご本人はもとより、周囲も共に年を重ねたこともあって、その表現はよりストレートになった気がします。なんていうんでしょうかね、そこに互いに心地よさを見い出し、それを愉しめるようになったのかな、と。
右はYoutubeにアップされていた“笑顔で愛してる”という曲のPV。バックに大手レコード会社がついていた頃、90年の作品で、タイトルのい抜き言葉に世代を感じ、そのムービーにこっ恥ずかしさがあったりするんですが、それらはさておきですね、音楽たる完成度はとても高い。個人的には、彼女の最高傑作だと思っています。そもそも、この方の声質は、前へと出て来ないという奥まった感があるのですが、その一方でフラット(平ら)なトルク感にあふれています。飛び抜けるような高音域はないけど、存在感はとっても強くある、そんな感じです。だから、耳に残る。そして、アレンジや音色選び次第で、埋もれもするし、生き生きともする。で、この曲に関しては、完全に、完璧に後者。軽快さあふれるポップさをベースにしながら、持ち味である高音域でのフラット(平らね)を、サビの盛り上がりで効果的に使いつつ、それをかき消さない音色を組み合わせた上に、自らのコーラスで補うという、まさに、計算されつくした感があります。Youtubeにアップされていたのはアルバムバージョン(PVバージョン)ですが、シングルバージョンよりも音数を落とすかのようにすっきりさっぱりとさせて、意図的にボーカルを引き立てたミックスによって、作品としての完成度を高めるなど、その探り具合も高く評価できるところです。はい。
そのほか表現力という意味合いから傑作を挙げるとするとですね、93年の恋はしょうがない(どこにも落ちておらず)、94年のあなたをあきらめない(sony music視聴、肝心なサビにたどり着けず→■)、05年のカナリヤ、あなただけを、伝説(3曲ともiTunes US→■)あたりかなと。いずれも、彼女の世界観が豊かに表現できている作品でして、って、タイトルだけピックアップすると、ストーカー的なイメージを受けるかもしれませんが、音楽的なセンスからするとそれは強くなく、というか、それもまた上手く表現していると思います。いや、ストーカーテイストあふれるメロディっていうんじゃなくって。
右はYoutubeにアップされていた“笑顔で愛してる”という曲のPV。バックに大手レコード会社がついていた頃、90年の作品で、タイトルのい抜き言葉に世代を感じ、そのムービーにこっ恥ずかしさがあったりするんですが、それらはさておきですね、音楽たる完成度はとても高い。個人的には、彼女の最高傑作だと思っています。そもそも、この方の声質は、前へと出て来ないという奥まった感があるのですが、その一方でフラット(平ら)なトルク感にあふれています。飛び抜けるような高音域はないけど、存在感はとっても強くある、そんな感じです。だから、耳に残る。そして、アレンジや音色選び次第で、埋もれもするし、生き生きともする。で、この曲に関しては、完全に、完璧に後者。軽快さあふれるポップさをベースにしながら、持ち味である高音域でのフラット(平らね)を、サビの盛り上がりで効果的に使いつつ、それをかき消さない音色を組み合わせた上に、自らのコーラスで補うという、まさに、計算されつくした感があります。Youtubeにアップされていたのはアルバムバージョン(PVバージョン)ですが、シングルバージョンよりも音数を落とすかのようにすっきりさっぱりとさせて、意図的にボーカルを引き立てたミックスによって、作品としての完成度を高めるなど、その探り具合も高く評価できるところです。はい。
そのほか表現力という意味合いから傑作を挙げるとするとですね、93年の恋はしょうがない(どこにも落ちておらず)、94年のあなたをあきらめない(sony music視聴、肝心なサビにたどり着けず→■)、05年のカナリヤ、あなただけを、伝説(3曲ともiTunes US→■)あたりかなと。いずれも、彼女の世界観が豊かに表現できている作品でして、って、タイトルだけピックアップすると、ストーカー的なイメージを受けるかもしれませんが、音楽的なセンスからするとそれは強くなく、というか、それもまた上手く表現していると思います。いや、ストーカーテイストあふれるメロディっていうんじゃなくって。