#736 八ヶ岳まで、各駅停車に乗って、答えを探しに行ってきました、ってな話。

行く当てを定めずのドライブとなりましたが、いつものとおりをなぞりつつ、結局のところ、いつものままでいいを感じとって帰ってきました。八ヶ岳パイ工房のパイは、いつものようにもろく崩れましたが格好つけようとしなくていいことを教えてくれていましたし、人から教えてもらったけどほかには教えたくないパン屋さんでは、そこに集う人たちまで包み込んでくれるかような穏やかな日差しと、誰かを喜ばせるためだけにたたずんでいるかのような素直さあふれるパンたちとに、それでいいんだ、これでいいんだを教わり、やっぱり以前に訪れたことがあった洋食屋さんでは、あの時と同じ場所なれど、あの時とは全く別の時にいることを再認識。なんて、書き方をすると、すべてに無理矢理に理由付けしたかのようですが、ま、そんな感じでした。
そうそう大殺界の件は、それに振り回されなさんなよってことと、受け取りました。それが、おみくじの優柔不断にならぬように、へと繋がっていることを含めて、そんなあれこれを八ヶ岳から教えてもらってきました。大丈夫です、突っ走って、振り切ります。吹っ飛ばしますっていったほうが、ニュアンスとしては、近いかな。
ちなみに八ヶ岳はもちろん雪を被っていましたが、山麓は場所によってはごらんのとおり、雪が多く残っていました。雪がないところでも、日陰はアイスバーンがちらほらと。もちろん、帰りも中央線の各駅停車となりましたが、時々寝ながら、時に遠くに見える街の灯を眺めながら、心落ち着く何かを感じました。そうなんです、電車というフィルターを通してみても、八ヶ岳はあいかわらずでした。そう、あいかわらずだったのです。