#651 熟した紅玉がとても美味しい話と、小岩井ヨーグルト見破ったり、な話。

 久しぶりような気がします、休日に家にいたのは。って、ついこの前に書いたような気もしますが、まぁ、いいや。で、何をしていたかといえば、家のあれこれと原稿書き。原稿書きがどれくらい進んだかはさておき、家のあれこれについて発見があったもので、記しておきましょうかね。
 まずは、放置されていたリンゴをようやくジャムに加工したんですが、酸化させないように手早く火に掛けたら、皮の色素が上手く溶け出したようで、紅葉したもみじのような色合いになりました(写真右)。もちろん、味はリンゴジャムですが、食すときはもみじ下ろしをイメージしてしまいます。
 で、発見その1。リンゴジャムへと加工したリンゴは、そのつもりで買ってきた紅玉だったんですが、しばらく放置しておいたら、甘みが強くなり、 そのままを食したら、これが美味かった。紅玉独特の酸味がありながら、しっかりと甘いという、素朴な、素直なリンゴテイスト。なんていうんですかね、昨今の果実の食べやすさとは異なる、果実らしさにあふれているとでも言いましょうか。果実にしても野菜にしても、最近は食べやすい味に作られていますが、その反面、独特の味が消え去ってしまったように感じています。それを言いはじめると、前にも書きましたが、最近の野菜はどれもドレッシングを掛けることを前提としているかのような味ばかりで、深い味わいがなく。そうそう、最近、収穫させてもらっているブルーベリー畑では、オーナーは、イマドキの大粒で甘いだけの品種ではなく、昔の酸味があって小さな粒のブルーベリーを栽培していたりします。そう、大きいから、甘いから、そんな分かりやすさと引き替えに、失っているものがあるんです。
 もうひとつの発見は、ヨーグルト作りにて。あれです、#395にて書いた、小岩井の生乳100%ヨーグルトを、どうやっても増やせないって件、なんとなんと作れましてね。なんていうんでしょうか、プロテクトを破ったっていうと非合法的な響きですが、そんな見破ったに近い達成感があります。といっても、作り方はとても簡単でしで、気持ち低い温度で、少々時間を掛ければいいだけのこと。って、実は、製品の内蓋に長時間発酵って書いてありまして、それを試してみただけなんですが。ただ、長時間発酵って、考えてみると自宅でのヨーグルト作りでは完全無菌状態にすることが難しいため、リスクがありますな。
 と、そんな発見があった休日でした。ま、たまにはこんな日もいいでしょう。原稿書き? んー、想像におまかせします。

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