#645 見所があれやこれやと多くなりそうな、第43回東京モーターショー。

開催まで1か月を切った、東京モーターショーですが、各メーカーから出展概要が発表されました。ネーミングまで公開してしまったスバル・レヴォーグや、存在すら伏せるかと思ったダイハツ・コペン(kopenだけど)やら、話題はそちらへと集中。ま、当たり前のことですな。ただ、個人的には、各メーカーの発表内容を眺めて、かなり気になったメーカーがありました。それが、スズキです。
 まぁ、日本プレミアになるiv-4は当然としても、それ以外の3台のワールドプレミアモデルも、すべてクロスオーバー(SUV)系だったことでしょうかね。クロスオーバーのスズキというテーマを掲げているわけでもなく。ちなみにスズキブースのテーマは、新しい物語をつくろう、だそうで。個人的には、そのかっこつけない言葉遣いは、とてもいいんじゃないかと感じていますが。
 さて、話を戻して、ワールドプレミアを飾る3台の中で、個人的に注目しているのは、X-LANDER(左下)でしょうかね。はっきりとジムニーベースと謳われ、近い将来を示唆するモデルですが、次期ジムニー云々よりも、そこに採用された自動制御マニュアルトランスミッションの存在に注目しております。
 軽商用車を含めて、2ペダルトランスミッション(現在はAT)をどうするかは興味深いものがありました。ほら、CVTは軽商用車には理想的ではないトランスミッションゆえに、2ペダルMTへの移行は必至でしたから。ATじゃなくてね。共同プロジェクトだったとされるVW・up! に採用されていたことを考えると、個人的観測では、キャリイにて組み合わせてくるかと思ったのですが、キャリイに採用されたのはAT。となると、やがてくるキャリイのマイナーチェンジか、次期型ジムニーかと思っていたら、こういうカタチで発表されました。ちなみに、このモデルに搭載されたシンプルなハイブリッドによる4WD化については、まだまだ検証すべきことが多いような気がしていますから、実現にはもう少しの時間を要しそうな気がしていますが。
 このスズキにしても、ほかのメーカーにしても、今回のモーターショーは見所が多くなりそうです。すでに公になっていますが、次期ミニのワールドプレミアもありますし。って、個人的にはミニがいちばんの注目だったりもしますが。

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