#636 イマサラを感じながらも、イマサラに選んでもいいと思えるTheビートル。

 下に書いた昨夜の知人とのクルマ話で、Theビートルの話題が出ましたが、そのTheビートルの足回り変更の件、本日付のカタログ更新にて、ようやく公表されました(右)。ただですね、車両重量も変わっています、20kg増。ほかの変更点から察するに、この重量増のほとんどはサスペンション変更によるものと考えられます。そうなんですな、安易にトーションビームを否定することはできないわけです。それにしても、デビューしてすぐにここまで変更するメーカーって、なかなかありませんな。年次改良でがらりと変えてしまうスバルでも、さすがにここまではしてきません。
 追加されたターボモデルがとてもいいって話は、#618にて書きましたが、昨夜、知人から言われてあらためて眺めてみれば、このモデル、実は安いんですな。って、高いけど。いや、装備の割に安い。ナビゲーションを標準装備して、348万円。ま、自分で買うなら、もっと装備を省いたモデルのほうが好みではありますけど、客観的に眺めると、あの性能が手に入ると思うと安い。ただ、やっぱり話していて感じたのは、前モデルのターボのイメージが重ねられてしまうこと。実際には、ターボの使い方も違うし、キャラクターも違う。だから、同じじゃないんですが、ま、これを伝えるには、表現するには、時間が掛かるんだろうなということも思いましたが。
 個人的に、この最新式ビートルに対しては、どこかでイマサラ感を覚えながら、イマサラ選んでもいいかなと思えるモデルだったりします。選ぶんだったら、このターボか、ボトムか。ただ、受注生産オプションとなるようですが、左の電動パノラマスライディングルーフは、必須かと。あのルーフにこれだけのガラスエリアが生まれたら、オプション代金以上の価値を味わえるはず。と、そんなことを考えているだけでワクワクしてくるのですが。ただ、ボトムグレードには組み合わせがないんですな。ってことはターボか。と思ったら、なんとほかのパッケージとのセットでないと手に入れられないそうで。ルーフそのものは14万7000円なのに、クールスターパッケージとやらが21万円。で、総額35万7000円。おいおい、って感じですな。
 個人的にはセット販売はもちろんですが、クールスターパッケージにダークティンテッドガラスが含まれることが残念。開放感を求めてルーフはガラスなのに、周囲がダークティンテッドガラスって。あ、サイドガラスで暗くなった分、ガラスルーフにしてキャビンを明るくするって考え方? えっと、なんか違う感があるのですが……。

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