#548 東京は梅雨空が戻ってしまったようだけど、気分は盛夏って、話。

 山梨にて、桃を買ってきました。まぁ、この時期恒例のこと。山梨の専門家な知り合いによれば、今年のデキはあまり良くないとのことでしたが、店頭に並んでいるものを見る限り、素人にはそこまでは分かりませんでした。で、本日は、ひとつ25円のジャム用と、ハブキをあれこれ取り混ぜて、53個ほど購入。いや、もうひと箱(33個)買ってもいいかな、といいますか、買いたかったんですが、そんなに買ってどうするんですか? 的な視線を感じたので、止めておきました。まぁ、後で述べますけども、正解だったようです。
 そんなに買い込んで商売でもするのかい? と思われるかもしれませんが、商売はしません。基本的に自分用の1年分の買いだめであって、この時期にはなくてはならない行動(購入)であり、これ、とっても重要なことだったりします。たかが、桃、されど、桃。もし、買えなかったら、この1年を桃なし寂しく過ごすことになりかねませんから。
 さて、帰宅したら、桃のとても香りに打ちのめされながらも、それに浸らないうちにとっとと加工作業に入ります。ただ、ハブキ分(選果場購入)が、まだ青くて、もう少し熟させないと使えなかったので、まずはジュース用の20個分を加工。それでも、この量(画像左)になるんですが、これでも1年は持ちませんし、来客分やら、頼まれ分を考えるとまだまだ。って、残りの30個で足りるかなといった感じではありますが。あ、そのまま食べないのかい? と思われるかもしれませんが、ハブキ分とは、実は見栄えが悪いだけではなく、糖度が低いものも混じっているため、そのまま、食すと外れに当たることもシバシバ。こうなると、せっかくの桃に幻滅しかねません。ですから、そんなことを感じることがないように、桃の気高さをそのまま閉じ込めてしまうかのように、そそくさと加工してしまうわけです。もちろん、加工するにあたって、取り外した種周りの果肉を食しますので、それで十分だって話もあるんですが。
 というわけで、この、桃の購入のドタバタから加工まで、盛夏の風物詩のひとつとなっています。ちなみに、今日の山梨は夏空がどーんと広がってました。東京は曇り空だったようですが。 

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